- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596420541
作品紹介・あらすじ
アシュリーは7年前に夫を亡くし、女手一つで幼い息子を育てている。生活のために小さな会社を立ちあげ、必死にがんばってきたけれど、今日ほど女性であることを呪わしく思ったことはない。悪質な顧客が居座って帰らないばかりか、アシュリーを怒鳴りつけ、暴力沙汰を起こそうとしているのだ。困ったわ、どうしよう……。「お客様を玄関までお送りしましょうか、マダム?」絶妙のタイミングで颯爽と、執事の佇まいの紳士が割って入った。いったい、誰? 謎めいた紳士、ハリーの目の輝きに励まされ、アシュリーの心は瞬時に沸き立った。「ええ、お願
感想・レビュー・書評
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ブクログの献本でいただきました。
人生初のハーレクインなので
とてもうれしかったです
しかしレビューは正直に書きたいと思います
ちなみにハーレクインに関する知識はほぼゼロです
プロローグ部はちょっと文章が苦痛でした
いかにも海外の翻訳ものという感じで
最近まで江戸ファンタジー小説を読んでいたので
なかなか世界に入れず。
しかしハリーとアシュリーの邂逅あたりから
自分が慣れたせいか、読みやすくなりほぼ一気読み
とても都合のいい展開がこれでもかってほど続いて
最初は「なにこれ?」と面食らったんですが
考えてみれば、男性のヒロイズム願望を満足させる
小説も都合のいい展開の連続だったりするので、
これもアリかな
ちょっと不満なのが、ストーリーが弱いこと
出会った→恋した→めでたしめでたしで、
そこに至るまでにもう少し一波乱や、主人公たちの
葛藤がほしかった
本作のエピソードではちょっと弱くて、ほぼ障害は
ないに等しくて…
実は活字中毒というほどではないですが、文章を
読んでいないと落ち着かないときがあります。
でも疲れていて重いものを読みたくないときは、
女流エッセイを読んでいたんですが、こういう小説を
読むのも選択肢に入れようと思いました。
付属されていたチラシ広告を見たら、浮世離れした
設定のものもあるようなので、多分そっちの方が私好みなのかも詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハーレクインロマンスはシリーズが増え、多様化しました。
初期のお約束の世界に飽き足らなくなった読者のために、歴史物やミステリ、ファンタジー、ダークロマンス、そしてかなりエロティックな描写がバンバン出てきてお腹いっぱいになるのや、話が二転三転、どうやってハッピーエンドに持ち込むのかとハラハラするものなど。
しかし本作は、初心に帰ったような王道ロマンス。ヒーローとヒロインは、気をてらわず、幸せなゴールへまっしぐら。
安心して読めます。 -
アシュリーは彼の体が発している強い磁力のようなものを感じた。実際に肌に触れられ、心臓をつかまれたような気がした。ハリーは欲望を隠し、無視しようとしたが、それでもコーヒーを注ぐ彼の体は磁力を発し続けた。アシュリーは全身の神経でそれを感じていた。
ひゃー!
イギリスのクリフトン家のハリーは妻を病気で亡くしてから自暴自棄になり、執事のジョージを悩ませていた。このままではクリフトン家は続かない。
ジョージが苦肉の策で見せたクリフトン家の傍系の写真。それはオーストラリアに住む母子であった。
その写真をみたハリーの瞳は悪戯っぽく輝く。
ブクログの献本。
ふだん手に取らないような本との出会い、ありがとうございます。
女子力を上げるためにロマンス小説を読もう!と書いていた雑誌があったっけ。
しかし、女子力皆無の私。もっとサスペンスを!もっとミステリを!と色気なし。
なぜ彼女の義母と夫が亡くなったのか?そこにはなにが?なんてことが気になってしまう始末。
もっと凛としたヒロインが好きなもんで、最後までヒロインに共感できず。残念。
文化の違いなのかな。
仕事では顧客に感情的になるし、ロールスロイスに乗ってるだけで、見ず知らずの男性を家に泊めてしまう。
そんな男性と一緒に住んでいるのに近所の噂には無頓着。
子供のお小遣い稼ぎの方法にもビックリ。それを商才があるかのような書きっぷり。
すべてのお粗末をハリーの身分とお金で解決しちゃった。
とにかく、世の中の男性よ。女性は話を聞いて欲しいのですよ。気持ちを汲んで欲しいのですよ。
朝ごはん作って欲しいのですよ。
女子の気持ちを知るために男子に読んでもらうのがいいのかも。 -
献本企画で頂きました。体調崩してたので読了までかかったのですが、感想を。初ハーレクインです。
ヒロインのアシュリーは暴君の夫と死別。女社長として頑張って子育てもしている自立した女です。対する執事のハリーは実はアシュリーの前夫の遠縁で大貴族の当主。相続の資格があるアシュリーの息子や彼女について知りたくて、身分を隠して出会います。
そこからはよくあるシンデレラ・ストーリー。気晴らしにはもってこいで、あまり難しく考えす読むのにはいいのです。
主人公たちはまじめだし、悪くないのですが、もう冒頭から惹かれあって、深い仲になるのを夢見てるのがもったいないです。子供が彼らの後押しをするのも、かえって気になる点。それがもっと控えめならもっと良かったかな。 -
ブクログの献本でいただきました。
女と男とアクセントとしての障害、そして約束されたハッピーーエンド。
ハーレクインとはこのようなものなのかと認識いたしました。 -
【献本でいただきました。ありがとうございます】うーん、何故これを再販したのかな?エマ作品でもっと他にいいの無かったのかなぁ?万人受けしなさそうな作品を再販する意味は?と考えてしまったのは、これからどうなるの?っていうドキドキ感が無かったからか。最初の結婚がひどかった(夫は既に他界)ヒロインと跡継ぎ問題を遠戚の子でどうにかならないものかと考え、はるばる英から豪までやってきたヒーロー。結果的にはトラブルを一時的に回避できたので良かったのかもしれんが、普通子供の許可だけで家に入り、トラブル仲裁するか?あっという間に惹かれ合うのもいいけど、なんか軽いのよね。
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イギリスで代々続くクリフトン家当主のハロルド(ハリー)は結婚する気になれない為、オーストラリアに渡った数代前の子孫に当たる子供とその母親で未亡人アシュリー・ハーコートに会いに行く。ハリーは執事のふりをしてアシュリー親子の家に入り込み…。
エマ・ダーシーは好きな作家だが、この作品は嫌いな方に入る。
内容が余りに上滑り、執事ってだけで喜べる読者なら好きかも。
献本するなら、他の作品にしてほしかった。もっと素敵な作品も書いてる作家です。鏡の中の迷宮とかミラーイメージとかのちょっとファンタジー入ったのがお勧めかな? -
人生初、ハーレクインロマンス(笑)
これでもかってくらい甘〜い設定です。ツッコミどころ満載な出来過ぎ感も有りますが、実際の英国のお金持ちのことわからないので 現代のおとぎ話かなと思ってます。
それはそれで楽しいの。
小さい時に、「海外で成功した遠い親戚の遺産が入る」という妄想をしましたが、今思えば その場合、親が先に貰ってしまうんだよねー(笑) -
献本企画に応募して、いただきました!
実にロマンス!
まさにロマンス!
最後の幽霊の出現がおとぎ話の良さをグッと極めてくれました。
新しい世界を知った感じ。
初めての世界を楽しませてもらいました。