彼女のかけら 下 (ハーパーBOOKS)

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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596541017

感想・レビュー・書評

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  • カリン・スローター2作品目を読み終えました。

    初読みとなった「ハンティング」でも感じたのと同じような読後感です。

    まだまだ自分の読書力不足。

    面白くなる要素はすごく感じますし、構成やプロットも申し分ないはず。

    ただ自分の力が及ばない…

    脳内にシーンとして想像し、世界観に浸れるところはありますが、全体として登場人物が頭に入ってこない。

    だから、楽しめていない自分がいます。

    単なる謎解きミステリーではなく、心の闇を描いた作品。

    カリン・スローター作品を楽しめる力をつける為にもこれからも追いかけていきます!

    説明
    内容紹介
    隠されていた逃走用の車、
    大量の札束、偽の運転免許証。
    わたしの母は何者なのか――。

    乱射事件の夜、何者かが自宅に侵入した。
    事件後、口を閉ざす母親は、有無を言わさずにアンディを家から逃がす。
    不安と恐怖のなか指示されるままにアンディが辿り着いた貸倉庫には、
    逃走用の古い車と24万ドルもの札束、母の写真付きの偽の運転免許証が用意されていた――。
    母親は政府の諜報員か、殺し屋なのか?
    嘘のかけらを集めたとき、驚愕の真実が明らかに! MWA賞受賞作家の最新作。

    内容(「BOOK」データベースより)
    乱射事件の夜、何者かが自宅に侵入した。事件後、口を閉ざす母親は、有無を言わさずにアンディを家から逃がす。不安と恐怖のなか指示されるままにアンディが辿り着いた貸倉庫には、逃走用の古い車と24万ドルもの札束、母の写真付きの偽の運転免許証が用意されていた―。母親は政府の謀報員か、殺し屋なのか?嘘のかけらを集めたとき、驚愕の真実が明らかに!MWA賞受賞作家の最新作。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    スローター,カリン
    エドガー賞にノミネートされた『警官の街』をはじめ、“ウィル・トレント”シリーズや“グラント郡”シリーズで知られるベストセラー作家。これまで18作以上の作品を発表し、120カ国以上で刊行され、累計発行部数は全世界3500万部を超える

    鈴木/美朋
    大分県出身。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 一気に読み終えた。面白い!
    往年のチャーリーズエンジェル的な話かと思いきや、違った。
    彼女のかけら、アンディと言う娘の名・ダーリンと言う呼び方・窒息に対する恐怖・強く見えて、娘と同じように自分を持てずに流されてきた過去。完璧に見えた母親の、超人的な殺人マシンでもスパイでもなく、人間臭く弱い過去。
    ドラマティックなのに非現実的過ぎないし、母と娘、過去と現在、主人公が交差しながら交互に描かれるのが、物語と適度に距離をとりながら感情移入させるのに役立っていた。
    この作家の小説は他にも読んでみたい。

  • カリン・スローター『彼女のかけら 下』ハーパーBOOKS。

    ノンシリーズの下巻。えーっ!そういう過去があったのか……余りにも荒唐無稽で壮大過ぎる背景に腰を抜かした。確かにリーダビリティは高かったが、上巻のハラハラドキドキが一挙に吹き飛んだ。それでも、カリン・スローター作品の中ではベストかな。

    ショッピングモールの少年による銃乱射事件のあと、母親のローラと娘のアンディの家に謎の男が侵入する。その男をフライパンで殴り殺したアンディにローラは逃走を命ずる。ローラが指定した貸倉庫にたどり着いたアンディは逃走用の古い車と24万ドルの札束、母親の写真付き偽造運転免許証を発見する。この新たな謎は一体……

  • 上巻に続き下巻もノンストップで読了
    相変わらず2018年と1986年を行ったり来たりだけど少しずつピースがはまっていく感じで輪郭が見えてくるのが楽しい
    そしてラストには31歳の娘が別人のように成長するのがセオリーだと思うのですが、今作はそうでもなく少ししっかりしたかな?的な感じなのが良いですね
    そしてその後のエピローグが結構長い
    エピローグが終わってやっとハッピーエンドなのかな
    それとアメリカの作品を読んでいていつも思うのはアメリカの女性は強い!銃で撃たれた位じゃ死なないし、意識があろうとなかろうと身体は戦う! ほんとにそうなのか?と思っちゃう 笑
    ところで、私は第一刷を購入したんだけどP63が乱丁?なのかな。。。
    2018年となっているのにそのあとのページは過去の1986年のことを語っているンですよね~~~

  • この人がこの人だったのかー。過去と現在繋がり方が良くて、違和感なく読めた。

  • 随分な事件だと思うけど、そんなにヘビーに伝わらないのはなぜ?軽い筆致なのか、登場人物に重みがないのか、、。ローラがこんな風に生きてこられたのも不思議。???が連なっていまひとつ乗り切れませんでした。

  • アンディ31歳、惰性で生きている。目の前で男が二人の女性を殺害した。すると母親のローラが犯人のナイフ素手で受けて制圧し殺した。その後、ローラは襲撃されそうになり、その際にアンディは逃げるように言われた。メールも電話も一切自分からはしないように、貸倉庫の場所や逃げる方法も指示され。携帯電話や大金があった。平凡な女性だと思っていた母の過去を辿ると・・・

    うーむ。そんなに悪くはないのだけれど
    他のカリン・スローターの珠玉の名作と比べるとちと落ちる。

    主人公アンディにいまひとつ魅力が感じられないのが大きい。同一作者によるウィル・トレントには魅力が感じられるのに。

    2018年の現在と1986年の過去が交互に語られる。過去にローラが直面した問題は読み応えがあるのだけれど、長いのとややこしいのとが合わさって、読んでいてのワクワク感がやや薄くなってしまった。母ローラの「過去」そのものは面白いのだけれど、「ローラ自身」にはあまり同情できなかった。この話の展開なら、ローラ可愛そう、アンディ可愛そうと思わせないと、という気がする。

  • 死者が多い。この出来事を乗り越えていくのは相当困難だと思うが……エンディングで作中人物は良くも悪くも麻痺している、ような。それが前を向き、強くなるということか?

    おそらく、ジェインが司法取引で伝えた話は真実通りではないのだろう(そうですよね?)。パーカー男の身の上に起きたことが警察に解明されないのも不思議な気がするが、まあいい。真実を知る者は彼女自身しかおらず、読者にもすべては開陳はされない。文字通り「彼女のかけら」だ。

    マイクとジャスパーの動きが上手くミスリードになっていて、そこが面白かった。








    サスペンスとしていえば、個人的にはパトリシア・コーンウェルの筆致のほうが好きだな。

  • ウィル・トレントシリーズよりもかなりロマンス色が強いと感じた。
    ウィルシリーズのフェイスと母と比べてしまうのだが、この作品の娘を好きになるのは難しい。

    オスロの事件は面白く、特にあとがきにもある場面がとても心に残った。

    初夏に刊行予定のウィルの次作が待ち遠しい。

  • 驚愕度は薄いというか無いというか。

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