ロックダウン (ハーパーBOOKS)

  • ハーパーコリンズ・ ジャパン
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本棚登録 : 34
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596541482

感想・レビュー・書評

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  • ピーター・メイ『ロックダウン』ハーパーBOOKS。

    2005年に余りにも非現実的との批判を浴び、陽の目を見なかったミステリーが緊急刊行。小説の中に描かれる状況が、新型コロナウイルス感染禍の現在の状況と酷似していることから緊急刊行となったようだ。

    確かに本作に描かれるパンデミックの状況は今の世界の現状と本当に酷似している。都市封鎖、マスク、仮設病院の突貫工事、医療関係者の相次ぐ感染による医療崩壊に陥る様子はまさに世界の今という感じだ。また、最初はミステリーとしてはイマイチかなと思ったのだが、終盤の怒濤の展開には驚いた。そして、まさか少女の殺人事件が感染症とリンクするとは全くだに予想しなかった。

    舞台は致死率80%のH5N1鳥インフルエンザが猛威を奮い、ロックダウンと戒厳令に人びとが喘ぐロンドン。仮設病院の建設現場で肉を削ぎ落とされた子供の白骨が発見される。人手不足で辞職前日に駆り出された刑事マクニールは身元の割り出しを急ぐが、最愛の息子・ショーンが感染し、あっという間に死亡するという悲劇が……

    マクニールの捜査と平行して描かれる謎って殺し屋のピンキーの目的は……ピンキーの背後にいるミスター・スミスの正体は……

    本体価格1,200円
    ★★★★★

  • イギリスでロックダウンとかいうので、このコロナ禍の事を描いた作品だと思いきや、なんと2005年に執筆されたものの「荒唐無稽」という事でお蔵入りになっていた作品。このコロナ禍で、緊急出版の運びとなったようです。

    いやぁ、でもさ、15年も前に書かれたとは思えないほどリアル。使っているIT機器が、スマホではなく、ケータイだったりするところが時代を感じますが、それ以外のところは、現在進行中の事態にソックリで、今書いたんじゃね?と思ってしまいます。

  • 最初に、この物語はコロナ流行のずっと前に完成していたが当時は発表されなかった。物語は鳥インフルエンザが大流行し、ロックダウンされたロンドンが舞台となる。首相も亡くなり、急ごしらえの病院建設中の地中から少女の骨が発見される。事件を追う刑事の最愛の息子も鳥インフルエンザで亡くなり、辞職を決意したマクニールは狂気に取り憑かれながら犯人を追う。少女の正体が判明すると、恐ろしい真実が浮かび上がる!…とまぁ、あらすじも内容も意外性は特にない。このコロナ禍の暇つぶしにはいいかも知らんが、コロナを体験している私たちからすると、逆に粗が目立つ。ソーシャルディスタンスを取ろうとするのはいいとしても治療薬をあっさり破棄したり、息子がいるからって防護もせず感染病棟に乗り込んだり、消毒や手洗いの描写がなかったり。ロックダウンしていて許可された人しか移動できないのはいいけどエッセンシャルワーカーはどうしてるんだ?とか。登場人物のトムとサムが混同して驚きは半減だし後半に急に登場する博士とやらが都合よく活躍し過ぎだし、黒幕が現場に出張りすぎだし殺し屋も謎すぎる。バイオホラーなのかアクションなのかもよくわからないままで最後に畳み掛けるような人死にとダイ・ハードばりのアクション。まさかこれが真相じゃないだろな?が真相というオチ。
    題名買いで今勢いで売れちゃうだろうけど。

  • Whyがなかなか明かされない(勘が鈍いだけか、、)
    いくら非常事態で退職数時間前とはいえ、組織を外れてこんなに一人で何もかもやっちゃっていいんだろうか?評価は⭐︎2.5だけど、カステッリ博士が気に入ったので⭐︎3に。

  • 死亡率80%の新型ウイルスが猛威をふるうロンドン。
    数か月で死者50万人を超え、ロックダウンで街が恐怖に包囲されるなか、
    仮設病院の建設現場で肉を削ぎ落とされた子供の骨が発見される。
    人手不足で辞職前日に駆り出された刑事マクニールは身元の割り出しを急ぐが、
    直後に愛する者の感染を知る。事件に没頭する彼を嘲笑うように次々と起こる殺人――
    絡み合う謎の先にある驚愕の真実とは!?

    著者の作品を読むのは三作目。前二作が好印象だったので、期待して読んでみた。時節柄、出版のタイミングは良かったが、驚愕の真実とは言えませんでした。残念。

  • なんとも異質な世界観やけど妙にリアル。

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