毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)

  • ハーパーコリンズ・ ジャパン
4.12
  • (72)
  • (66)
  • (31)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 678
感想 : 71
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596550026

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ツンデレオッさん最高!

  • ある事件で殺人を犯し、死を待つイレーナが、とうとう死刑執行になった日に、言い渡された死か司令官の毒見をするか選択を迫られる。毒見を選んだことにより、ロマンス、じゃなくて運命に翻弄されていきます。途中まで読んでいるときには、ヴァレクがお父さんにしか見えない保護者ぶりにやにやして外で読めず、さらに進むとだんだんと、あれ、これお父さんというか、イレーナもしかして好きなの、ヴァレクも?からの怒涛のような恋の駆け引きに、別の意味でにやにやが止まりませんでした。アーリも内心はお兄さんというより、な三角関係にまたにやにやします。ディラナの勘は凄い。アクションや心理戦なども、一緒にはらはらどきどきさせられ、読みごたえたっぷりです。保護者が来てくれるので大体安心できましたが。このヴァレク視点も読みたいくらいです。演習のときとか、情報交換に行ったときとか、隠れて見てるときに内心心中穏やかではなかっただろうと想像すると、おかしくって仕方ないです。続きはシティアからのスタートだと思うので、どう再会するのかが楽しみです。

  • ブクログ献本でいただきました。

    星の数は4。

    応募のきっかけは、タイトルの「毒味師」でした。興味をそそられる職業です。
    ただし、本文中では「師」ではなく「係」「役」でしたが・・・

    途中でやめられない一気読み誘発力はかなり強いので、シリーズ一作目としての吸引力は合格です。

    ちょっとトントン拍子にいき過ぎるところはあります。が、魅力的なキャラクターは揃っていますから、これからの展開が楽しみです。

    これは三部作で、三部作のあとにもシリーズとしてまた三部作があるとのこと。しばらくは連休中の一気読み候補になりそうです。

  • 献本当たったー(∩´∀`)∩

  • 良かった。たまに手にとって読み返したくなるファンタジー小説です。

  • 最初はだるいんだけど、だんだん面白くなってくる。シリーズ化を意識しているのが途中から感じられるのがちょっと残念。
    でもこれからが楽しみでもある。

  • 世界観を何も知らないまま読み始めたけど、予備知識がなくても面白い。
    一応魔術師も出てくるファンタジーだから、リアリティっていうとおかしいかもしれないけど、矛盾がなくてすんなりと世界に入り込める。
    イレーナが迷って悩んで、友人を得て、心が折れそうになっても負けなくて。これはジャンル的にヤングアダルトでもいいんじゃないかな?
    少し性的表現もあるから微妙かな。
    訳者あとがきに「女性らしからぬというと失礼かもしれないが、ドライでロマンティシズムを排した描写」という表現があって、加えていうなら男性的な熱いヒロイズムもなくて、純粋にストーリーが楽しめる。
    三部作だそうなので、続編も邦訳されることを願います。

    (´-`).。oO(因みに推しキャラはアーリ。)

  • 2015年8月28日読了。ブクログの献本応募で入手した本。最高司令官の「毒見役」として、逃亡防止のため劇薬の解毒剤を毎日入手しなければ死に至る身体となったイレーナは生き残ることができるか。殺人の恨みを買い、毒薬を飲み、毒見役の訓練に耐え・・・という絶体絶命の状況と、そこを生き延びようとするイレーナの努力が実を結んでいく様が面白い。きわめて重要なポジションでありながら死の危険が高すぎるためあまり重要な人間をつけられない「毒見役」を主人公に据えるというアイデアが面白い、とはいえ毒見ばかりしているのではなく、サブキャラとの交流やアクションやロマンス(ハーレクイン小説のシチュエーションみたい)も満載というなかなかお得な小説。あきらめず努力することが大事ということ、女性には「見守られている感」がとても大事ということ。

  • ロマンスの場面がひたすら浮いている。出版社からの要請だろうか。なくても問題ないし、ない方が寧ろ良かった。
    最後のあたりが慌ただしく感じられたが、三部作のうちの第一部ということで納得。

  • ◆あらすじ
    絞首刑の免除と引き換えに最高司令官の毒見役となったイレーナが、幾多の困難に立ち向かう話。

    ◆帯
    イレーナはほとんど普通の人で、あっと驚くような奇跡も大逆転も起こせない。だがその”英雄らしくない”ところが、我々読者の共感を呼ぶのだ。(堺三保)

    ◆感想
    いつ死んでもおかしくない毒見役な上に、別口で命を狙われているヒロイン。それでも希望を失わず、生き延びるために必死で足掻く姿にハラハラしたりほっとしたりした。
    冒頭から魔法で敵をばーんとやっつけるお話になるかと思ったけど、そういうわけではない。
    なんか謎が解けてないぞと思ったら翻訳まだだけど続編があるようだ。

    防衛長官ヴァレクがとにかく格好良い。
    ヒロインが危なくなると颯爽と駆けてくる。何でも鮮やかにこなす。中年。
    なんというストライク!グラッとくるだろ!
    でもラスト信じてませんでした。ごめんよヴァレク。

    ◆メモ
    今まで頂いた献本で一番面白かった。あと相手役が一番格好良かった。引用文はヴァレクのネタバレばかりなので注意\(^o^)/

全71件中 21 - 30件を表示

マリア・Vスナイダーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×