刑事ファビアン・リスク 顔のない男 (ハーパーBOOKS)

制作 : Stefan Ahnhem  堤 朝子 
  • ハーパーコリンズジャパン
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本棚登録 : 175
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (659ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596550378

感想・レビュー・書評

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  • デビュー前映画やテレビドラマの脚本家として活躍していた作者の小説だけありエンターテイメント性の高い作品。

    リスクの基礎学校9年生時代の同級生、嫌われ者のいじめっ子が次々と無残な姿で殺されていく。これは少年時代のいじめの報復なのかと思ったが、いじめっ子だけで事件は終わらず、いじめを見て見ぬふりしたクラスメイト全員が狙われていく…
    物語前半のいじめの報復かというところまではとても好みだった。後半はストーリーも犯人も動機もそして主人公も盛り上がりに欠けていた。

    いかに長く苦しむかを重点に置いた殺し方に気分が悪くなった。1章が短くスピーディな展開で引きずらず読んでいけたので助かった。

    過去の事件やドゥニャの上司との確執などまだ先があるようだけどリスクシリーズは読むか微妙。この作者の他の作品は読んでみたい。

    主人公リスクが好きになれなかった。チームの輪を乱す問題行動。リスクのおかげで捜査が進展したところもあるけど、マイナス面の方が目につく。ダメなジャック・バウアーって感じ。
    ガソリンスタンドの件も女を殴るところ(1度目は仕方ないけど)も過去の署で起こった事件も全部いや!家族に対しても煮えきらない態度だし、奥さんとのいざこざはもうどうでもいいよ。

    スェーデン警察の刑事たちはみな優秀で個性的でいい。刑事もの特有の女性差別もなくみなまとまっていた。リスクではなくこちらをメインにした方が面白いと思う。
    デンマーク警察の女刑事ドゥニャの存在もよかった。彼女の上司は許せない。

    北欧ミステリが日本でも定着しているらしい。他はどんな作品があるのだろう。

  • グロテスクな感じ?でも気になる…。

  • こういう殺人ミステリー大好き‼︎

  • 事件は解決したけどほとんどの人が救われなかったのは果たしていいのか??

    面白かったけどかなり残酷なので好き嫌いはあるかな。あとはやっぱこれは事件解決と言えるのかどうか、っていう結末。犯人に出し抜かれっぱなしだったかな、と。

    海外の作品ってだいたい犯人の独白があるよね。そしてそれらがだいたいミスリードを誘ってるよね。あれがなんか海外の作品読んでいる感ある。
    あと海外の刑事さんはだいたい家族とうまくいってない。この二点はしっかり抑えられています笑

    2018.6.10

  • ★3.5

    度重なるどんでん返しと飽きさせない怒濤の展開はさすが脚本家といったところだが、色々なことを無理矢理詰め込み過ぎている気がする。
    続きが気になってハイスピードで読めるものの、主人公が初めから謎のスタンドプレー強行キャラで、それがなぜなのかよく分からずもやもやするし、その主人公をはるかに上回る厭キャラ警視エピソードには正直うんざり。スウェーデンとデンマーク警察の対立を書くのはいいとしても、こんなキャラ設定にする必要があるのだろうか(しかも無能…)。というか、極端な話、デンマーク警察登場の必要性も無いような…。
    北欧ミステリーにはありがちな家庭内不和も、チームを蔑ろにするスタンドプレー好きな主人公設定もどこか中途半端。シリーズとしての魅力はいまいちなので、2作目以降は読むかどうかは分からない。いっそ単発ものでいい話だったかな。事件の終盤、いくら何でも犯人雑過ぎる…(作者が雑なのか)。

  • 刑事ファビアン・リスクは、仕事や家庭の様々な問題を解決するために、ストックホルムから南のヘルシンボリへやってきた。そこはファビアンの故郷でもあった。
    が、再出発を図ろうとしたその日に、ヘルシンボリでかつてのクラスメイトの遺体が発見される。それは連続殺人事件の始まりだった。

    どうでもいい余談なんだけど、存在感の薄さにはかなり自信があるほうで、レストランで自分達だけお水出してもらえないとかしょっちゅうだし、コース料理のデザートを忘れられたことも紅茶を忘れられたこともあるんですけど、それでもこの犯人の存在感のなさよりはマシだと思う!!

    ストーリーはクラスメイトが次々と殺されるという、クリスティ的というか金田一少年的(古い)というかの、いやいや、そんなん防げない?本気で?ってところはあるのですが、それでも犯人は誰なのかとハラハラします。
    敢えて年代が書いてない日記はかえって怪しさ満点ではあったのですが、まさかなー。筆者が分かった時はちょっと切なくなりました。ケプレルの「催眠」を読んだあとだったので、ベンヤミン並のリア充10代しか想定しておらなんだ。大変な目にあってしまったけど、引越しは環境が代わるチャンスなので、テオが楽しく再出発できたらいいと思います。

  • スウェーデンミステリーから、また面白いシリーズが出た。

    あらすじ
    ファビアン・リスクは、事情があって家族で地元に帰る。ところが、立て続けに中学のクラスメートが殺された。初めはいじめっこばかりが狙われていたが、どうやら全員が標的らしい・・・

    すごい早さで被害者が出て、犯人もはっきりしない。誰の記憶にも残らない影の薄い生徒だったから。テンポも良くて面白いけど、この事件って、主人公には後々トラウマになるんじゃないだろうか?

  • 人 死に過ぎ。残酷さはルメート以上か。
    趣向てんこ盛り、だが長過ぎ。
    カリン スローターを続けて読んだ後だったので、余計に疲れた。
    でも間違いなく次も絶対読む。警察小説としてとても良かったので。

  • サスペンス感たっぷりのスピーディな展開に一気読み。特に後半のハラハラドキドキ感がすごい。怒濤の如く読み終えて、ハーッと一息つき、少し冷静になって考えると、犯人の動機が弱いような気もする。ここまでするかなあ。挿入される「日記」については、お見事の一言。これはやられた。

    スウェーデンでは75人に一人が読んだ計算になる大ヒット作だそうで、これって日本だと150万部以上の大ベストセラーということになる。凄惨な連続殺人ものなんだけど…。

    寛容な福祉国家、性の先進国、ヴァイキング、ノーベル賞…、多様なイメージが浮かぶ北欧最大の国スウェーデン。近年はミステリも注目作が目白押しだ。これはシリーズ作だそうで、続きが楽しみだ。

  • 2017.4.29

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