レッド・クイーン (ハーパーBOOKS)

制作 : 田内志文 
  • ハーパーコリンズ・ ジャパン
3.61
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本棚登録 : 228
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596550484

感想・レビュー・書評

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  • プロットが良いという海外の評判を聞いて読んでみたが、
    ヤングアダルト(ラノベともいう)に慣れてないせいか、
    主要人物だけに都合の良い展開や、
    手のひら返しすぎで「自分の好きなやつ以外死んでも御構いなしなお前が一番ヒドイやないかい!」なヒロインに全く共感できず、
    個人的にはそんなにどんでん返しってほどもでもなく、
    600ページ近く辛抱強く読んだのがむなしい(笑)

  • 続き物だったのか……。
    三部作らしく、どうなるのかすごく気になる終わり…!!ここから大きく動き出すのかなぁ。

    後半は本当に読む手が止められなかった。続きいつ出るのかなぁ……。まだまだ気になることたくさんあるよー。

  • 2015年に発売されるやいなや、
    NYタイムズのベストセラーリスト初登場1位を獲得、
    読者投票によって選出されるGoodreads Choice Awardsにおいては新人賞を受賞し、
    すでに映画化も内定済みで、
    全世界37カ国で刊行されるに至った話題作。

    普段は話題作やベストセラーには興味がない僕だけど、
    これは書店で行きずりの一目惚れ。
    真っ赤な表紙の血を流す少女にまんまとヤラれたのだ(笑)

    翻訳小説は訳者との相性もあるので
    読むまでは不安だったが、
    コレは冒頭からグイグイ引き込まれた。

    それにしても、不確かな現実世界と比べ
    この物語の強度よ。
    海外の小説を読んで思うのは、
    良作には半端ない熱量が込められた作品が多いということだ。
    この小説も同じく。
    心に食い込んでくる波動やエモーション、
    小説の飛翔力が違うのだ。


    優れた能力を持つ、支配階級『シルバー』が
    力を持たない奴隷階級『レッド』を支配するとある国。
    主人公は貧しい村で家族と暮らす17歳の少女メア。
    ある日、メアは不思議な力に目覚める。
    それは奴隷階級の『レッド』が決して持つはずのない、支配階級『シルバー』の力だったのだ。
    メアは王家に直ちに捕らえられ、死を覚悟するが、
    命と引き換えに名前と自由を奪われ、
    “行方不明になっていたシルバーの王女”に仕立て上げられてしまう。
    宮殿で待ち受ける謀略と裏切り、
    冷酷な国王と魅力的な二人の王子。
    奴隷として生まれた赤の女王、メアの運命は…。

    というストーリー。

    まぁ、要約すれば、
    貧民街で育った少女が瞬く間に王子の婚約者となる
    絵に描いたようなシンデレラストーリーなのだけど、
    『シルバー』という特殊な能力を持った特権階級での生活が主となるだけに
    アメコミばりの異能力を使ったバトルシーンがふんだんに織り込まれ、
    ただのメロドラマでは終わらない。


    言語による世界の更新という意味でいうと、
    詩歌は破壊。
    小説とは『世界の構築』だ。

    この小説もまた、圧倒的なリアリティで
    新しい世界そのものを描いている。

    『レッド』という貧民たちが暮らす世界や
    愛するものすべてから引き離され、
    赤の他人に成り済ませと無理強いされ、
    これから一生、嘘をつき続けて
    『シルバー』の世界で生きなくてはいけないメアの気持ちを考えると
    本当に胸が締めつけられる。
    しかもシルバーの世界でメアの素性を知る者は限られていて、
    バレることは即、死をあらわす。


    人の頭に入り込み、考えを読み、
    心を操ることができる能力を持つウィスパーや、
    意志の力ひとつで、
    建物全体を動かせる能力を持つテルキー、
    固い石像を一撃のもとに破壊できる能力、ストロングアーム、
    木々を意のままに操る能力、グリーンワーデン、
    手に触れたものをなんでも爆破することができる能力、オブリビオンなど
    異能力者たちの派手なバトルシーンとともに
    レッドであるメアと
    シルバーである上流階級との手に汗握る心理戦が
    この小説のいちばんの読みどころだ。


    テンポよく転がる予測不可能なストーリー、

    どんな困難にも決してあきらめたりしない主人公の少女メアを筆頭に
    冷酷な国王のタイベリアス・カロア六世、
    人の心を読む能力を持つ王妃、エラーラ、
    心優しき第二王子のメイヴンと
    逞しく勇敢な第一王子のカル、
    カルの花嫁候補で、なにかとメアを目の敵にする
    エヴァンジェリン・セイモス、
    そして、メアの歴史の教師で
    唯一、『シルバー』の中で
    彼女の心の友となる老紳士、ジュリアン・ジェイコスなど、
    魅力的なキャラ設定と

    徹底してディテールにこだわることで
    嘘にリアリティを持たせた世界観、

    『裏切りファンタジー』の名の通り、
    誰が誰を裏切るのか分からない全編にみなぎる緊迫感、

    そして、二人の王子の間で繊細に揺れ動くメアの心情や葛藤も丁寧に描かれていて、
    ページをめくる手が止められない後半の怒涛の展開も含め、
    新人が書いたとは思えない筆力にも脱帽する。
    (映画好きや海外小説好きなら設定や世界観に見に覚えがあるかもだが、ひと括りにはできない魅力があるし、安易なハッピーエンドでは終わらないところに好感を持った)


    ファンタジーは子供のものと侮るなかれ。
    社会経験を積んで大人になればなるほど、
    ファンタジー小説に含まれる
    「苦み」を楽しめるようになる。

    大人だからこそ堪能できる
    虐げられた者の『痛み』と『裏切り』を描いたファンタジー、
    読むべきは、僕たち大人なのだ。

  • 血が銀色で異能を持つ支配階級のシルバーと、血は赤く奴隷階級のレッドが存在する世界。
    少女メアはすりをして稼いでいたがレッドにも関わらず異能を発言することで王子の婚約者となり…。
    シンデレラ、陰謀、恋愛、裏切り、戦闘と色々な要素が楽しめる作品でした。
    しかし、ラストは当面の危機はしのいだが、問題てんこ盛りのまま次巻へ続くなので早めに次をお願いしたい。
    表紙イラストは思わずジャケ買いしそうなほど素晴らしいです。戦うヒロインらしさがバッチリです。

  • 貧しい村で家族と暮らす少女メアは、ある日、不思議な力に目覚める。
    それは奴隷階級の"レッド"が消して持つはずのない、支配階級"シルバー"の力だった。
    メアは王家に直ちに捕らえられ、死を覚悟するが、命と引き換えに名前を奪われ、"行方不明になっていたシルバーの王女"に仕立て上げられてしまう。
    宮殿で待ち受ける謀略と裏切り、冷酷な国王と二人の王子。果たしてメアの運命は。
    (あらすじより)

    十二国記の新刊が待ち遠しくて、逆境から王座へ這い上がる女の子の話に期待して買った次第。

    面白いけど消化不良かなぁ。

    表紙からも中世ヨーロッパの科学レベルを想像してたけど、普通に車や液晶モニターや監視カメラや飛行機もあったりして科学レベルは高いらしい。
    放射能もあるみたい。
    なのにお城で舞踏会とかシルクのドレスとか出てきて世界観が掴めず、、、
    細かい記述がないので上手くイメージを修正できなかった。

    書きすぎてもくどいし、難しいもんですね。

    主人公のメアも、シルバー達に嫌悪感を抱きつつ、割と簡単にイケメン王子達にドキドキしちゃっててモヤモヤした。

    顔を合わせると吐き気がして、去り際には切なくなるってどんな心理状態?? 血液が銀色だったり、マーベル・コミック顔負けの超能力だったり期待できる要素はたくさん!

    すでに3巻まで出てた!
    罠にハマって逃走、レジスタンスの仲間入りの2巻!
    仲間の身代わりで捕らえられ、拷問されちゃう3巻と続くようです!

    拷問ってマジかよ!ひゃー

  • 3巻まで読了。

    銀の血を持つ支配者階級(シルバー)と、
    赤い血を持つ被支配者階級(レッド)の、戦いの物語。

    魔法のような特殊能力を持っているのはシルバーだけなのですけど、
    主人公であるレッドの女性が何故か魔法を使えてしまった、
    という設定からの、他のシルバーにばれないように
    シルバーに紛れての生活という緊張感のある物語です。

    誰が誰を裏切るかわからない
    というのがこのシリーズの特徴で、
    あまり多くは語れませんが読んでいて
    ショックや怒りを存分に感じられるものと思います。

    非常に感情に訴えてくる作風で、
    殴りつけるような感情の渦は、時に心が痛いほど。

  • 設定はとてもワクワクするけど、ちょっと中だるみというか、読んでて長い感じがした。
    怪しすぎる第二王子が裏切る展開も読め過ぎて、長く感じてしまったのかな。
    王様がわりとあっさり死んでしまったのには驚いたけど…。
    今後のスカーレットガードはどうなっていくのか、カルとの関係はどうなっていくのか気になるので、2巻に期待したいなぁ。

  • 下層階級のメアは突然能力が目覚め、第二王子の婚約者になる。常々、奴隷階級であるレッドと支配階級のシルバーに不条理を感じながらも何も出来なかったメアは、特殊な力と王族の中に入り込んだ状況を活かして、革命集団と事を起していくのだが…。
     という設定は面白いのですが、人物の背景が描き切れていないように思います。キャラクターの魅力が伝わってこないのが残念です。それに陰謀渦巻く王家の中にいながら人を信用しすぎだし、王子が最後には自分を選ぶはずだという自信が分かりません。ヒロインには自分自身で立つ強い信念が欲しいなぁと思うのは私の理想です。
     一冊で完結するのかと思いきや、まだ続くようで、この先面白い展開になるよう望むばかりです。ヒロインのメアの成長を望みたいです。

  • ジャケ買い。
    最後から10ページあたり「お?お?」
    最終ページ「…続くんかい!!!」
    びっくりした。

  • ダークなシンデレラストーリーとバトルものが合わさって、一気に読めてしまう。誰が誰を裏切るかわからず、ヒロイン目線で読み進めた私は衝撃を受けた。続編が待ち遠しい

  • 翻訳は言葉選びがぎこちないと感じる部分があるし、ストーリー展開そのものは一冊丸ごと長い序章という印象。
    主人公メアは決して魅力的とは言い難い、表紙イラストのふてぶてしい面構えを裏切らない性格。
    しかし他人の柩どころか自分の柩にも釘打つような生き方をし、多くの人を裏切る一方でそれ以上に裏切られるあたり、なんだか憎めない。

    作品は(当初)三部作予定ということなので、今後の展開如何では、このガチンコ特攻系ヒロインは面白く化けるのではないかと思う。

    シリーズ2作目翻訳出版の期待をこめて、KADOKAWAさんの文芸情報サイト『カドブン(https://kadobun.jp/)』の企画「2017年ベスト3」で、『和菓子を愛した人たち』『歴史の証人ホテル・リッツ』と共に紹介させて頂きました。

    https://kadobun.jp/reviews/220

  • 読了。何気なく買った本だったけれど、予想を超えて面白かった。3部作だそうだが、続編の日本語版が出ているのか。何にせよ、とても楽しみです。

  • 世界観、面白かった。格差社会の中で特殊な能力を持つ主人公が世界を変える為に奮闘する、といった内容かな。特殊能力も色んな種類あって結構大変(笑)主人公の恋愛模様も気になる。戦いの犠牲者が多い。続編は読みたいなと思いました!

  • 我々は立ち上がる。朝日のように赤々(レッド)と!
    絶対的権力に立ち向かう一人の少女の奮闘を描いたファンタジー。

    世界の両極に存在するシルバーとレッド。
    レッドに生まれついた者はシルバーに支配される「奴隷」になる運命にある。
    貧しい村で暮らす少女メアはレッドとして生まれたのに、何故かシルバーしか持ち得ない特殊能力に目覚めてしまった。
    そこからメアは過酷な運命に翻弄されることになる。

    おとぎ話のようなシンデレラ・ストーリーかと思いきや、とんでもない。
    自由を勝ち取るために体をはって戦い抜く。
    嫉妬、欺き、裏切り…と最後まで気が抜けない展開。
    ようやくラストに辿り着いたと思ったら、まだまだ戦いは続くらしい。

    何が真実かではなく、人は何を信じるのか…。
    信じた先に新しい夜明けが待っていることを願う。

  • ブクログ通信の献本企画で「NYタイムズ、ベストセラーリスト初登場第1位! 」との謳い文句に、発売日を待って購入。
    にも関わらず、そのままになっていたので、この機会に読んでみました。

    特別な能力を持つ支配階級の「シルバー」と、奴隷階級の「レッド」
    そして、レッドに生まれながらシルバーの力を持った主人公のメア。
    「支配階級」「奴隷階級」「反乱軍」
    王道を行くテーマだと思う。

    メアを利用しようとする王家と、王家に捕らえられ王女として生きなければならない中、反乱軍のメンバーとして戦う道を選んだメア。

    王家の中にいる、ほんの僅かの仲間に支えられ、諜報・工作活動するさまは、まるでスパイ映画のよう。
    騙し、騙され、死と隣り合わせの駆け引きや戦いは、ハラハラ・ドキドキが止まらない。

    3部作の第1部ということで、物語はまだ序盤。
    メアと同じ力を持つレッドの存在も明かされているので、次作は更に過激な戦いになっていくのだろう。

    メアの恋、能力を持つレッドを探す旅、王族から追い落とされたカルのこれから.....。
    次作が、とても待ち遠しいデストピアファンタジーです!

  • 最下層の少女が、偶然王子様の目に止まり王宮に招かれる。現代のシンデレラストーリーと思ってはいけない。主人公メアは血脈の違いによる差別に晒され続け、能力に覚醒めてからも、それはなくなることはない。王位継承、レジスタンス、テロ、クーデター、様々な陰謀が混沌と渦巻く。ほぼメアの視点で紡がれる物語は、最近流行りの日本の小説の、日常の中の異常を描くのに対して、外に広がり続ける世界観が新鮮だ。メアはクイーンになりたいのだろうか? いや、彼女は世界を変えたいだけなのだろう。

  • <内容紹介より>
    貧しい村で家族と暮らす少女メアは、ある日、不思議な力に目覚める。それは奴隷階級の"レッド"が決して持つはずのない、支配階級"シルバー"の力だった。メアは王家に直ちに捕えられ、死を覚悟するが、命と引換に名前を奪われ、"行方不明になっていたシルバーの王女"に仕立てあげられてしまう。宮殿で待ち受ける謀略と裏切り、冷酷な国王と二人の王子ー果たしてメアの運命は。

    ーーーー
    以前読んだ、「イレーナ」のシリーズに少し雰囲気はにています。
    最初は設定がイマイチわかりにくく、ヒロインの冒険が始まるまでが少し長い印象です。若干、中だるみするような場面もありました。
    ただ、"シルバー"の能力をメアが発揮する場面や、戦いのシーンなどは読み応えがあります。
    また、その血の色がバレないよう、必死に行動するメアや、その周囲の人々との関わりはスリリングでもあります。
    邦訳はまだですが、続編も刊行されているようで、重厚感のあるシリーズになりそうです。


    王権をめぐる政争が、これからどのように動いていくのか、二人の王子カルとメイヴンが、これからのメアと革命軍「スカーレット・ガード」にどのように関わっていくのか、この先が楽しみでもあります。

  • 前回読んでいたものにすこし似た設定で混乱
    裏切り裏切られ踏み出せず、そして死ぬ。
    憎しみは隠せるのかぁ
    むなしみ
    そんなつもりじゃなかった、としても死ぬの。
    これから進む道もずっと茨の道だねぇ
    最後まで見届けたい。

  • 書店にて表紙に一目惚れして購入しました。
    ジェットコースターとか遊園地のアトラクションみたいにあっちでグラグラ、こっちでガタガタみたいな展開で読みごたえあって良かったのですが、でも最終的にはそっち行くんかーいという。
    裏切りって本当ムカつく。

  • なんじゃこりゃ!続きを!続きを!早く!!!!メアちゃんがんばれ!稲妻娘がんばれ!

    で、次はいつ出るの!!??

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