完璧な家 (ハーパーBOOKS)

制作 : 富永和子 
  • ハーパーコリンズ・ ジャパン
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本棚登録 : 170
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596550521

作品紹介・あらすじ

郊外の豪華な邸宅で暮らすグレース。ハンサムで優しい夫にも愛され、人は彼女を“すべてを手にした幸運な女”と羨む。だが、真実を知る者は誰一人いない――グレースが身も凍るような恐怖のなか、閉ざされた家で“囚人”同然の毎日を送っていることなど……。理想の夫婦の裏の顔とは! ?
発売後またたく間に話題をさらって関係者をざわつかせ、英国では100万部突破のビッグヒット!
最後の1行まで目が離せない、サイコ・サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに夜中までかけて一気読み。
    次に何が起こるのか?この次はどんな展開になるのか?ハラハラドキドキ…もう、心臓に悪い怖さです。
    亡き淀川長治さん風の解説の声が聞こえてくる様です。

    「この2人、完璧なんですね。完璧な家に住む、愛し合う夫婦なんです。奥さんのグレース、このグレースにはダウン症の妹さんがいるんです。そのためにグレースは恋愛しても相手が結婚となると逃げ出してしまうんですね。
    ところがこの夫、ジャックですね。ジャックは妹さんを気に入って、妹さんが18歳で寄宿学校から出たら一緒に住もう、そう言うんです。グレース、もう感激と幸せで涙ですね。そしてグレースや妹さんが望む様な素敵な、素敵な家を結婚のプレゼントにしてくれるんです。妹さんが大好きな黄色で揃えたインテリアの豪華な部屋まで用意するんですね。しかも夫さんは負け知らずの有能な弁護士なんですね。扱うのは虐待された女性の弁護です。その上ジョージ・クルーニーみたいな美男子なんですよ。凄いですね〜。完璧ですね〜。完璧に幸せな結婚、完璧な家です。
    この結婚のために、グレース、妹のために働いていた仕事も辞めて、両親は夢だったニュージーランドへ移住するんです。妹のためにかかる負担をジャックが全部肩代わりしてくれるんですね。みんな幸せですね。それも夫のジャックが全部計画してくれるんです。愛ですね。完璧な愛です。」

    本のページを開くと、人物紹介がある。翻訳物なのでじっくりと名前を眺める。夫の仕事関係の夫婦、夫の友人夫婦、介護人、弁護依頼人…。グレースだけの友達が居ない…?

    「ジャックが公園でグレースを見初めて、運命の人だと決めたのは「ダウン症の妹ミリーのためならなんでもする人だ」と思ったからなんですね。年の離れた、障がいを持つ妹への無償の愛。グレース素晴らしいですね。そこに惹かれるジャックは、もう男性の鑑、人間の鑑ですね。
    それなのに、どうしてこれがサイコサスペンスなんでしょう。知りたいですよね。どう思いますか?周り中が振り向く様な美男子が、ダウン症の妹を愛している自分に惚れてプロポーズしてくれる。ぼーっとなりますね〜。それに彼の社会的評価も完璧です。信じられない幸福感。でも、人生の坂には上り坂、下り坂の他に「まさか」がある事を忘れてはいけないんですね〜。怖いですね〜。どんな風に怖いか?それは説明できないぐらい怖いですね〜。知りたければこれをお読みになってください。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ♪」

    • usadon2162さん
      淀川氏が憑依したかのような完璧な淀川節 スバラシイ
      淀川氏の声で脳内再生をして、久々に声出して笑いました(^^
      もっと貴女のレビューを...
      淀川氏が憑依したかのような完璧な淀川節 スバラシイ
      淀川氏の声で脳内再生をして、久々に声出して笑いました(^^
      もっと貴女のレビューを読みたいです♪
      2017/09/29
    • るりまつりさん
      usadon2162様、ありがとうございます。この手は一回限りしか使えないかと…(笑)お読みいただき、感謝!
      usadon2162様、ありがとうございます。この手は一回限りしか使えないかと…(笑)お読みいただき、感謝!
      2017/09/30
  • 怖いけれど、読み進めずにはいられなかった。
    条件で結婚相手を選ぶ女性たちへの警告になるかも。夫のジャックの目的が怖すぎて、残酷すぎる。でもパーティーの時でさえ、奥さんが勝手に他の人たちと話さないようにするなんて、あまりにも不自然だし不可能な気がする。自分がおかしいと思われてしまうように、巧妙に陥れられていく恐怖。「他人からされたら嫌な事は、他人にしない」という教訓もあり、素晴らしい本だと思う。

  • 面白かったけれども、なんとなく尻切れトンボに終わったような? 明確なオチのようなものが付くかと思いきや、そんなこともなかったような気がします…。

    そうか、これはサスペンス小説であってミステリではないのですねぇ…まあ、それなら仕方がないかもしれませんねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    翻訳家の腕が冴えているのか、するすると読み進めることができましたね! マジに主人公には助かってほしい!と思って読み進めましたから、結末がああなって、まあ、よかったんじゃないかなぁと思いますねぇ…。

    こんな人間居るのか!?と主人公の夫に対しては思いましたけれども、意外とリアリティがあるように書かれていて、そこは著者の腕前なのかなぁ…などと思いました。さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 理想の夫婦の裏の顔とは!?英国で話題沸騰100万部突破のサイコ・サスペンス
    現在と過去とが交互に語られ、今に至るまでの様子が少しずつ読者に披露されます。
    暴力的なシーンがほとんど無いのに、ざらりと残る不快感。なかなかのものです。

  • 作品としてはとてもよくできていたけれど、内容があまりに残酷で陰惨なために気分が悪いので星3つ。

    サイコパス、こわい!
    エスターとミリーは賢くて強くて…素敵だった。

  • 怖かったー!!!でも、最後よかったー!!!最初なんか居心地の悪さがあったんだけど、だんだんその居心地の悪さがなんなのかわかってくる。隣人の奥様賢い。サイコサスペンス、怖いけど、ちょっと面白いなぁと思った。

  • 人並み以上の容姿を持ち、知的で仕事もバリバリこなすアラサーの主人公グレース。でも歳の離れたダウン症の妹ミリーの世話をしなければならないから、結婚はもちろん恋愛もあきらめている。そんな彼女の前に現れた、ジョージ・クルーニーにも勝るアラフォーのイケメン弁護士ジャック。ミリーのことも十分にわかったうえでプロポーズされて有頂天。夢のような結婚生活を送るはずだったのに。

    嫌だ嫌だ、こんな話。不幸中の幸い、肉体的な拷問を受けるわけではないので、目を覆いたくなるような描写はありません。でも、この世で最高の相手と信じて疑わなかった男性が、女性を精神的にいたぶることを至上の喜びと感じる変態だったら。嫌だ嫌だと思いながら、グレースとミリーのことが心配でならず、最初から最後までひきつけられっぱなし。読み終わるまで止められない。原題は“Behind Closed Doors”。この邦題は巧いと思います。「完璧だ」が口癖の男とトイレまでついてくる男はいくらイケメンでも疑ってかかるべし。完璧、怖い(笑)。

  • おもしろい。最後の数ページ、何度も読み返した。

  • 翻訳本が苦手な私でも読みやすくて面白くてサクサク読了。帯通り悪魔(モンスター)なジャックにグレース同様怯えながら現在と過去を行ったり来たり。ミリーの行動力、エスターの観察眼に拍手です。デビュー作との事、次作も期待です。

  • 今年の2冊目。今月の1冊目。
    久しぶりに海外作家のミステリー小説を読みました。面白かったです。ただ、もうひとひねりくらい欲しい感じはしました。

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著者プロフィール

フランスとアイルランドの血を引く。イギリスで生まれ育ち、その後フランスへ。国際銀行でトレーダーとして働いたのち、夫と語学学校を立ち上げた。今もフランスに住み、5人の娘がいる。処女作となる『完璧な家』(原題“Behind Closed Doors”)は英国で100万部を突破するベストセラーとなった。

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