神様も知らないこと (ハーパーBOOKS)

リサ・オドネル 川野靖子

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2017年6月17日発売)

感想・レビュー・書評

[風子さんの感想 · 2018年4月24日]

養護施設に入れられることを恐れた姉妹が、両親の死体を裏庭に埋めることから物語は始まる。
親に愛されなかった姉妹と、その姉妹を見守り庇護し続けた心優しきゲイの老人。
姉（マーニー）の必死さと比べると妹（ネリー）の身勝手・薄情さが、とても目につき、嫌悪感を覚えるほどだった。
そんな姉妹を命尽きる、その瞬間まで愛し守り続けたレニ―の深い愛情に涙がこぼれる。
親からは愛されなかったかもしれない。
でもレニーから貰った愛は、この姉妹の心に残るだろう。

[ことぶきジローさんの感想 · 2017年8月6日]

リサ・オドネル『神様も知らないこと』ハーパーBOOKS。

全く面白くない。

ろくでもない両親に育てられた二人の姉妹が、自宅で両親の死体を見付け、庭に埋める。姉妹と隣家の老人の三人の語りでストーリーは展開するが、山谷もなく平坦。何を描きたかったのか、作者の意図が見えて来ない。

ハーパーBOOKSはハズレが多過ぎる。