ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

  • ハーパーコリンズ・ ジャパン
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感想 : 155
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596551221

感想・レビュー・書評

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  • 前々から積読状態だった「ジョブ理論」にようやく手を付けました。
    この本も有名になり過ぎて、本を読まなくても何となく内容が理解できるので、
    「まーいっか」となっていたいのですが、
    読まざるを得ない環境に追い込まれたので、読んでみました。

    重厚な見た目とは裏腹に、案外読みやすいです(アリガタヤ)。
    そして副読本として、「「ジョブ理論」完全理解読本」と一緒に読みました。
    こんな本があるなんて!って感じでしたが、知人が教えてくれました。

    ※「ジョブ理論」完全理解読本
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4798157104#comment

    後半に進むに従って、少し尻すぼみ感はありますが、
    それでも「顧客のジョブを解決するために顧客は
    商品やサービスを購入している」という考え方は画期的だと思います。
    この考えは忘れないように生きていきたい!

    クリステンセンの本は初めて読みましたが、
    他の本も読んでみたい(ちょっと勇気がいるけど)と
    思わされるような良書でした。

  • ざっくり言えば「解決すべき課題を社会的・感情的側面からとらえ、一番大事な要素を見ぬき、それを解決する体験を作れ」ってことになるのかな。機能性・利便性に偏ってることを自覚させてくれる良書だった。

  • jobについてはよく言われてきて、「人はドリルが欲しいんじゃない、穴を開けたいんだ」はよく知られている。私もこの本が出た時には、何をいまさら、とちょっと思った。が、20年をかけたと言っているだけあって内容は濃い。『イノベーションのジレンマ』が「なぜ、失敗するのか」ということをデータで検証しているのに対し、本書は「なぜ、成功したのか」をいくつもの事例から帰納的に検証、それは時間もかかるわけだ。もともとのタイトルは『Competing Against Luck』「運と戦う」とでも言うのか。運に任せるのではなく、ジョブを特定し、求めれる体験を構築、ジョブ中心でプロセスを統合し、顧客体験を設計せよと説く。原題のままでは、「これジョブじゃないか」と言われそうだからあえて邦題を『ジョブ理論』にしたのだろうか。マーケター必読かな。

  • ジョブ理論。
    イノベーションを前提としたマーケティング論。
    いざ実践となると考え方を根本的に変えないといけないと気がつくが今までの延長線上の戦いにも見えて組織として動く難しさ感じる。
    ただ視点としてはこのつもりじゃないとニーズに応えるではなく認識することが難しいのだろう。

  • 「イノベーションのジレンマ」のクリステンセンの最新刊。ユーザーがサービス・プロダクトを使うのは、ユーザーのジョブ(「課題」と理解したい)を解決するためである。企業は、ユーザーのジョブを意識してサービス・プロダクト開発し、組織を作らねばならない。
    言っていることは、従来からのマーケティング理論と同じような気がするが、ジョブの定義の仕方(ほどよい具体感、抽象感のバランス)の事例など、なるほどと頷ける指摘はさすが。シンプルだけど、それだけに腹に落ちやすく、応用が効きやすい理論だと思います。

  • 「どんなジョブ(用事・仕事)を片付けたくて、あなたはその商品を雇用するか?」
    今までニーズしか理解しようとできていなかったと思った!
    人がどんな状況でそのプロダクトを選んだか、状況を理解し、
    体験を提供することがイノベーションを生み出せる。

    --------
    顧客はある特定の商品を購入するのではなく、進歩するために、それらを生活に引き入れる
    この「進歩」のことを顧客が片付けるべき「ジョブ」と呼び
    ジョブを解決するために顧客は商品を「雇用」する。

    重要なのは顧客がなぜその選択をしたのかを理解すること。
    人は機能的実用的なニーズだけでなく、社会的・感情的なニーズを持っている。
    状況(ライフステージ・家族構成・財務状態)が強く影響する。

    ジョブはニーズよりもはるかに複雑で細かく特定のプロダクト・サービスを選ぶ理由になる。

    ・その人がなし遂げようとしている進歩は何か(求めている進歩の機能的、社会的、感情的側面はどのようなものか)
    ・苦心している状況は何か(誰がいつどこで何をしているときか)
    ・進歩をなし遂げるのを阻む障害物は何か
    ・不完全な解決策で我慢し、埋め合わせの行動をとっていないか
    ・その人にとって、よりよい解決策をもたらす品質の定義は何か、また、その解決策のために引き換えにしてもいいと思うものは何か

    ・生活に身近なジョブを探す
    ・無消費と競争する
    ・間に合わせの対応策に取って代わる
    ・できれば避けたいネガティブジョブを解決する
    ・意外な使われ方を知る
    ・機能面、社会的および感情的な面すべてに対処する

    ジョブの特定→求められる体験の構築→ジョブ中心の統合

  • どんなジョブを片付けたくて、何を雇用するのか。そして何を解雇するのか。この考え方で自身が取り組むべき課題を言い当てることができると良いのだが、、
    自身を例に考えると、ある製品を提供しようとするとき、その技術仕様・スペックでお勧めするのではなく。相手のジョブをどう片付けるかという視点をもって対面すべき、ということなのだろう。ただ、そのときの姿勢を具体的に想像するまでには至らなかった。

  • Job to be done.(解決すべきジョブ)を起点に組織からデータ分析、マーケティングの実践までを組み替えることができるか、を描いた良書。
    顧客はドリルよりも穴、ミルクシェイクよりも会社までのクルマの移動時間。どこにジョブがあるか、言い換えれば問いがあるかに気付けるが肝要になってくる。
    最後に筆者も書いているように汎用性が高いアプローチだと感じた。何度でも読み直したい。

  • whatでなくてwhy
    改善よりも改革
    役に立つかでなくて意味があるか
    真に解決すべき問いは何か?
    と言った話に近しい。

    内容についての納得感は十二分である一方、
    よく言われる話。

    ということはつまり、(自身含め)理解しつつも行動を変えられていない。或いは、分かったつもりになっているだけ。
    ということなのか。

    企業が売りたいと思ったものは売れない
    の話に関連した、受動データ/能動データの話や真に主観的でないデータは存在しない。という考察は興味深かった。

  • 自分を例に取ると味噌汁の個包装が思い当たる。

    現在、一人暮らしでよく自炊をしている。
    自宅には和食に使う調味料が多く(他には中華もある)、献立はもっぱら和食になることが多い。

    和食となると、ご飯、主食、菜食、汁物と並ぶが、一人暮らしのIHコンロが一口の生活には全てを揃えるにはハードルが高い。主食と菜食を作り置きしておくことがあるが、毎回ではない。例えば、主食を作っている間はコンロが埋まってしまい、菜食も汁物も作れない。しかし、個包装の味噌汁があれば、湯沸ポットで沸かした湯を注ぐだけでできてしまう。

    しかも、コンビニで売っているようなカップ状の味噌汁に比べてコストがかなり抑えられる。確かカップは具材にもよるが、1食分で100円ほどする。一方、個包装のものは一袋24食分ほど入っていて300円ほど(1食分で12.5円)と圧倒的なコストパフォーマンスを発揮する。

    また、応用も効きやすい。例えば、麻婆豆腐を作ろうとした際に、味噌がいる。一人暮らしで作る量的に、あの個包装の味噌が丁度いい。

    あと、会社での昼ごはん。出社した際に弁当を買うことがあるが、その際に個包装で買った味噌汁を一組持って行くだけで簡単に味噌汁ができるのも良い。だいたいの会社の休憩室には給茶器があり、紙コップかプラコップがあるので、それを容器にできるから、わざわざ感もなくて良い。

    あとは、登山に行く時にも使える。山頂でコーヒーを楽しみたいと思っているから、だいたいバーナーと耐熱容器は持ち合わせているもの。昼ごはんにおにぎりなどをチョイスしたら、最高のお供になる。

    これがジョブ理論の考え方だろうか。

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