ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596551221

感想・レビュー・書評

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  • 「イノベーションのジレンマ」のクリステンセンの最新刊。ユーザーがサービス・プロダクトを使うのは、ユーザーのジョブ(「課題」と理解したい)を解決するためである。企業は、ユーザーのジョブを意識してサービス・プロダクト開発し、組織を作らねばならない。
    言っていることは、従来からのマーケティング理論と同じような気がするが、ジョブの定義の仕方(ほどよい具体感、抽象感のバランス)の事例など、なるほどと頷ける指摘はさすが。シンプルだけど、それだけに腹に落ちやすく、応用が効きやすい理論だと思います。

  • 他の本を読む暇があったら、めちゃくちゃ時間はかかってもこの本を読んだ方が良い。

    不勉強だからかもしれないが、日本人がこの濃度で一般書を書いてるのを見たことがない。

    こういう研究を、時間をかけても積み重ねていく、積み重ねる力の強さは日本人にはない強みと思うし、心から羨ましい。尊敬できる点だ。

  • jobについてはよく言われてきて、「人はドリルが欲しいんじゃない、穴を開けたいんだ」はよく知られている。私もこの本が出た時には、何をいまさら、とちょっと思った。が、20年をかけたと言っているだけあって内容は濃い。『イノベーションのジレンマ』が「なぜ、失敗するのか」ということをデータで検証しているのに対し、本書は「なぜ、成功したのか」をいくつもの事例から帰納的に検証、それは時間もかかるわけだ。もともとのタイトルは『Competing Against Luck』「運と戦う」とでも言うのか。運に任せるのではなく、ジョブを特定し、求めれる体験を構築、ジョブ中心でプロセスを統合し、顧客体験を設計せよと説く。原題のままでは、「これジョブじゃないか」と言われそうだからあえて邦題を『ジョブ理論』にしたのだろうか。マーケター必読かな。

  • ジョブ理論。
    イノベーションを前提としたマーケティング論。
    いざ実践となると考え方を根本的に変えないといけないと気がつくが今までの延長線上の戦いにも見えて組織として動く難しさ感じる。
    ただ視点としてはこのつもりじゃないとニーズに応えるではなく認識することが難しいのだろう。

  • まあまあ
    視点は面白いが、長々しい

  • ものの見方としては面白い。

    しかし経営学の本にありがちな、後付感が否めない。本人はイノベーション専門のコンサルタントとして活動しているらしいが、それはジョブ理論の正しさを証明しない。新規性は何か、ジョブとニーズは何が違うのか、イノベーションをすべて説明するのか、一部なのか。一部な2割か8割か。お世辞にも科学的な作法に則った理論とは言えない。
    批判的な考察が全くかけている。

    ポッと成功してしまったビジネスマンの書いた本よりは断然いいのは間違いない。

  • 我々は顧客が片付けるべきジョブを解決し提案していく必要がある。そういう意味でビジネスの本質を突いていると思う。大事なのはプログレス、彼らの抱えるジョブを片付ける解決策を、ジョブ=顧客の欲しがるもの、機能的・社会的・感情的側面の理解、適切な体験を構築できれば大きな価値生まれる。顧客が言わないことを聞き取る、これらすべてはマーケティングに通じる。意識していきたい。

  • 売りたいものから考えるのではなく、お客さんの片づけたいジョブをどうやって助けて解決するか?という視点で、仕事を考えよう。

  • 難しい。初心者にはとっつきにくいかも。

  • 2019年7月、半分強ほど読んで中断。

    本書の内容は「理論」というよりフレームワークあるいはTipsであり、本書の意義はそれを使うためのケーススタディ、脳回路のトレーニングであると思う。「理論」は実証は不可能な内容だし現象の(部分的であれ)網羅的包括的な説明にならない。言葉の定義も曖昧で、ある意味相変わらずクリステンセンらしい本。

    内容をごく大まかにいえば以下のとおり。
    本書で提唱されているのは製品の価格やスペック上の表面的なニーズにとらわれず、体験を含めた、精神的な側面を含めた潜在的ニーズ(「ジョブ」と呼ぶ)をとらえるためのツールであり、これにより潜在的競合や潜在的顧客が見えるようになるというもの。

    ここでは「状況」が非常に重視されている。なぜなら同じ個人でも状況によってニーズが変わるから。ミルクシェイクが朝の通勤客と休日夕方の子連れ客で異なるジョブに対処するという例はわかりやすい。従来のデモグラフィックやペルソナに偏った分析の、機能にとらわれた観点、社会的感情的側面の欠如への反省であろうか。


    以下、私の勝手な理解・解釈。

    「ジョブ」というのはある意味では当然の話である。課題を解決し効用を得てQOLを向上させるために財やサービスが買われる。個人的意見としてはSTPの間違いや、手段としての4Pに固執しているからこそこれが重要に思えるのだろう(経済学者には選好のベクトルの他の次元を見逃しているだけに過ぎないと言われそう)。
    つまるところ本書の提唱する内容は「ニーズ」を狭い意味で限定せず「ジョブ」として捉えるための視点、と言える。それは従来のフレームワークと競合するものではなく、STPの段階でいかに狭い視点の罠にはまらずに思考できるかが重要であるという話に位置づけられると思う。

    しかし、実際には本書の目指す潜在的ニーズの把握は困難だ。
    特に既存の問題を何らかの方法で補っている場合は、不満や代替手段によりニーズを観察可能だが、無意識な不満、または純粋な改善・向上については観察しがたい。
    「顧客はニーズを教えてくれない」であり、まさに著者がイノベーションのジレンマで小さく試すことが推奨された重要な理由と思う。

    以上、最後まで読んでいない中での感想なので間違いもあろうかと思う。
    書いている内容は教訓としては優れているが、クリステンセンらしく、体系立てられていないエッセイの類のような文章ゆえ、目次等から本全体の見通しが立てられず読み続けられなかった。

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