世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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本棚登録 : 319
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596551641

感想・レビュー・書評

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  • \こちらの本はブクログ様のキャンペーンで、有り難く受領させていただきました。/

    全体の内容としては、題名の和訳よりも、英題の方が遥かに近いような気がします。
    "Insights on finding a meaning of existence "
    の通り、著者が「人生の生きる意味」をあらゆる角度から多くの論文やデータを基に模索、研究し、作り上げた作品です。

    まず驚いたのが原注や参考文献の量。約15ページにわたって小さい文字でズラーッと論文や文献の解説がされている。ここを見るだけで、何十冊もの論文と書籍を一挙に見られる気がしてお得感満載。←

    推薦図書も数多く掲載されているがほぼ英語の論文や書物なので、私はまずフランクルの「夜と霧」を読もうと思う。


    宗教や科学、哲学、倫理学など多方面から「人生の意味」を思考していて、かなり学際的なアプローチが多く、丁寧に、意味を考えながら読む文章が多い。
    あらゆる箇所に心に突き刺さる言葉が散りばめられており、とくにフランクルとアリストテレスの言葉の引用が印象的だった。
    あと、最後の謝辞に感動を覚えたのは初体験。
    著者にとっての「生きる意味」がここに全て記されている。


    人生の岐路に立った時、自分がしていることが分からなくなったり、意味を見出せなくなった時、自分を見失いそうになっている時に、何度も読み返したい。


    「日本では西欧とは逆で、人生に意味を感じている人ほど、さらに意味のある人生を送るにはどうしたらいいかをよく考えると言う傾向。人間は常に発展途上の存在であり、進歩の余地があるもの。今の自分を見つめて、さらにその先を追求していいものだ」



    フランクル「夜と霧」より…
    「大事なのは、人間の持つ最高の可能性を見出すことである。それこそが個人の悲劇を勝利へと変え、その人の苦境を偉業へと変える。もはや自分の置かれた状況を変える術はないというときであっても、私たちは自分自身を変えることができる」



    「私たちは、人生の根源的な意味を考えるよりも、人生に自分で意味を見出すことを考えるべきだ」

  • 幸せについて本気出して考えてみる前に読むことをおすすめします。ありがちな「幸せになれます本」とは違って、たった一つの考え方に偏らず、哲学、歴史、宗教、科学、文学、映画、社会、心理、あらゆるリファレンスを総動員して、人そのものを見つめた上で、生き方の提案をしている。はじめてこういう本を読む人は、一度では納得できないかもしれない。しかしこれを出発点にして人生を旅すれば、いつかどこかで、ああそういうことか、と思える日が来るに違いない。そう確信できる内容だった。
    たとえ人間にとって、意志がもたらす影響は小さかったとしても、刺激に反応するだけの生命機械ではない存在と信じて自らを変えながら、いまこの瞬間の人生を味わい続けたい。

  • 近代化によって全ての人に問われるようになった「生きる意味」。これについて様々な哲学、文学、心理学の知見を基に論じている本。読んでいる序盤は、本当にこんな難題に応えることができるのだろうかと半信半疑だったが、読み終えてこんなにもスッキリとするとは思わなかった。
    唯一不満があるとすればタイトルや帯が内容とかけ離れていることだろう。原著名は「A wonderful life: Insights on finding a meaning existence」であり、生きる意味への洞察を述べた本書の内容通りであるはずなのに、日本語タイトルではフィンランド人がいかなる過ごし方をしているかのような内容だと誤解を生む。確かに著者はフィンランド人だが、フィンランドを殊更に取り上げてもいなければ、帯にある幸福度ランキングも国別の比較も本書では触りに少し出てくるだけだ。
    本書は生きる意味に関する洞察を巡らせ、より多くの人に納得のできる思考を展開している良書だけに、その部分だけ大いに気になってしまった。

  • 人生の意味には2つあり、普遍的なものと個人的なものに分けられる。普遍的なものの追求の先には答えはないという事。自分の人生の意義を深めることが大切であり、世で娑婆の中で生きる事なのだと理解した。

    人は隣人のために生きなくてはならない。それが自分のために生きることなのだ(セネカの手紙紀元前65年)
    紀元前から人間は「人のために」生きることの大切さに気付いていた。ということ。

    人生の意味という壮大な命題に右往左往する前に、今の自分にできることを、自分の意思で、人生の意義を深める生き方をしたい。と思う

  • まさに幸せについて本気出して考えてみた本。
    生き方、考え方を見直す。
    個人主義的な利他主義や、信仰と宗教の関わりについて考えさせれられる。
    自分の中の確固たる価値観や目標とは何か?
    自分のこと。
    家族のこと。
    ワークライフバランス。
    仕事のために生きたくはない。
    楽しいことのために生きたい。

  • 幸福は求めるものでなく、不幸を取り除く
    選択=意味を求めることの弊害
    →社会福祉により選択(出費の判断)が減る

  • 詩人による寄せ集めは何とかならないのかなぁ⁉️

  • 日本語タイトルが気になって買ったので読了直後はは「あれ?フィンランドどこ行った?」と思ってしまったけど、原題見るとたしかにフィンランドがどうこうという内容ではなかったので腑に落ちた。
    内容に対しては、ちょうど、何のために仕事をするのか悩んでいたので、考える道標をもらったように感じた。
    独身だろうが何だろうが、人と関わる方法はいくらでもあるけど、受け身では実現できず弱る一方だから、考え続けて行動に移さなければいけないと思った、

  • 他者貢献することが自分の幸せにつながる
    自分の能力を伸ばし、生かすことの幸せ

    つまり自己実現と他者貢献が幸福につながると言うこと。


    また、選択のパラドクスには満足化が有効
    ある程度以上、いいと思えるものがあれば即それを選ぶ。
    あまりに細かく選ぶとストレスになり、後悔も増えると言うことを知る

  • 人生を意味のあるものにするには
    どうしたらいいのか、が沢山詰まっている

    その問いかけをされたとき
    漠然とした答えは用意できるかもしれないけれど、基礎となる知識があるだけで少し答え方が変わるような気がする 

    少しでも人生が楽しくなる知識をくれる本

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