モテ過ぎ侯爵の想定外溺愛~妄想乙女にトロ甘です~ (ヴァニラ文庫)

著者 : 八巻にのは

• ハーパーコリンズ・ ジャパン (2018年9月29日発売)

作品紹介・あらすじ

家のため、愛のない結婚をしなくてばならないセシリーは、社交界の女性が憧れるディランとデートすることに。甘い囁きと濃密なキスだけでなく、初心なセシリーをいたわりながらも時に激しい愛撫が与えられて、淫らな悦びに目覚めていく。この瞬間があればこれからも生きていけると思っていたセシリーだが、ディランには別の事情があって……!?

感想・レビュー・書評

[lovenovelsさんの感想 · 2021年4月5日]

家族のために結婚をすることにしたセシリー。好きでもない人との結婚の前に、せめて思い出を。と考えたセシリーの気持ちは理解できる気がした。憧れていたディランに声をかける勇気もすごいと思うし。読書が好きで、色々妄想していたセシリーの夢が少しずつ叶っていくのが、見ていて楽しくなる。悲しい未来のことを忘れられる時間を持てているのも。自分を犠牲にしてまで家族を守ろうとしたセシリーには、今後もディランと想像した以上の幸せな生活を送って欲しい。

[青井蒼さんの感想 · 2020年8月16日]

初読の作家さん。
王道だったし、リストの字がキーになるんだろうなと思わせる内容だったけど、普通に面白かった。

ただ、後書きにもその他感想でも良く見かけた『残念系変態ヒーローではなかった』という一文。
いつもはどんなヒーローなの？！
『残念系変態ヒーロー』が出てくる作品を読みたくなっちゃったのは否めない。

著者プロフィール

2012年作家デビュー。乙女ゲームの脚本や『残酷王の不器用な溺愛』(ソーニャ文庫)をはじめ、キャラクターの魅力が生き生きと描かれた作品で好評を博す。思わず吹き出してしまう会話劇や、主人公たちがストーリーを経て成長していく様子がコミカルに描かれ、読者を惹きつけてやまない。

「2022年 『桜花京用心棒綺譚 花咲く都の冥中将』 で使われていた紹介文から引用しています。」