Google流 生産性がみるみる上がる「働く時間」の使い方 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション NF105)
- ハーパーコリンズ・ジャパン (2024年11月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784596720726
感想・レビュー・書評
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【学び】生産的な日を過ごす為に自分のアップタイムを見つけることが必要
【実践】スケジュール管理。Googleカレンダーの色分けと時間分析を行う。
【まとめ】
•生産性5つのC
カーム→平穏
クリエイト→創造
キャプチャー→補足
コンソリデート→統合
クローズ→完了
•会議の基準
p 目的は?
A 議題は?
R 成果は?
•マルチタスクは時間の損失詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
. 生産性の原則:
フォーカス: 最優先事項を決め、他のことには「ノー」と言う。「どの仕事にフォーカスするか?」という問いが重要視されます。
「優先すべきことを決め、ほかのことにはノーと言う。」(11ページ)
タイミング: 自身の生産性のピークと谷を把握し、活用する。「いつその仕事を実行するか?」が重要です。エネルギーポイントの高い時間帯に重要なタスクを行うことが推奨されます。
「身の生産性の自然なピークと谷を把握し、活かす」(11ページ)
「エネルギーポイントを適切な時間に使うことで、よりよい成果を生み出し、費やしたエネルギーに対する投資対効果(Rol)を高めることができる。」(29ページ)
場所: 仕事内容に合わせて、在宅勤務、オフィス出社、ハイブリッドなど最適な環境を選ぶ。「どこでその仕事をするのが最良か?」が考慮されます。
「在宅勤務、オフィス出社、ハイブリッドのどれ…」(11ページ)
2. 「未来の自分」を意識した意思決定:
現在の視点だけでなく、「未来の自分」がどう感じるかを想像することで、より良い優先順位付けや意思決定が可能になるという考え方。
「『未来の自分』を意識するこのマインドセットを、優先順位決めから、何かの採用の可否、会議、カレンダーのメンテナンスまで、さまざまな場面で活用する方法について解説していく。」(33ページ)
3. ハイ・インパクトのタスク:
優先事項を実現するための具体的なタスクを「ハイ・インパクトのタスク」と定義し、これらに集中することの重要性を説いています。
「優先事項を実現に導く具体的なタスク(仕事や作業)を、私は一〔ハイ・インパクトのタスク〕と呼んでいる。」(39ページ)
4. 「ノー」を伝えるテクニック:
依頼や会議など、自身の優先順位に合わないものには積極的に「ノー」と伝えることの重要性と、そのための具体的な方法が紹介されています。
新しい依頼に対して「ノー」と言う5つの方法や、逆の立場を利用して「イエス」を引き出す方法などが提案されています。(目次)
5. 時間の価値を正しく見る:
単に時給換算するのではなく、その時間の使い方によって得られる成果や、やりたくないことを避けるために支払っても良い金額などを考慮に入れるべきだとしています。
「自分の時間の価値は?」という問いを投げかけ、お金だけでなく、優先順位や自身の状況を考慮に入れる必要性を説いています。(49ページ)
6. リスト管理の重要性:
To Doリストは単なるタスクの羅列ではなく、脳を整理し、確実に実行に移すための生きたシステムであると捉えられています。メイン・リスト、ウィークリー・リスト、デイリー・リスト、コレクション・リストなど、目的の異なるリストの使い分けが推奨されます。
「リストは一度作成したらそれで終わり、というものではない。脳がTo Doを処理し、確実に行動に移すための、生きて呼吸しているシステムである。」(57ページ)
7. カレンダーの活用:
理想のスケジュールを目指し、カレンダーにタスクを落とし込むことの重要性が強調されています。予定のない日の価値、テンプレートの活用、テーマを設定した日の活用などが提案されています。
「理想のカレンダーを目指して」(目次)
「カレンダーの構成要素/予定のない日の価値/テンプレートを出発点に/段階的な切入れ」(目次)
8. 先延ばし対策:
先延ばしをしてしまう7つの兆候を挙げ、それを迅速に克服するための5つの戦術を紹介しています。
「最大の敵〜『先延ばしグセ』」(目次)
先延ばしの兆候や克服戦術が具体的に示唆されています。(目次下の記述)
9. 「ゾーン」の見つけ方と活用:
自身のエネルギーが高く、集中できる時間帯(「パワー・アワー」)と、そうでない時間帯(「オフピーク・アワー」)を意識し、タスクの種類に合わせて時間を割り振ることの重要性を説いています。
「自分の『ゾーン』の見つけ方」(目次)
具体的な時間帯の例や、集中を妨げる要素の排除などが挙げられています。(71ページ)
10. 会議の効率化:
会議の必要性を問い直し(PAR基準)、参加者を絞る、時間を短縮する、議題を明確にするなど、会議を制する者が仕事を制するという考えのもと、効率的な会議の進め方が解説されています。
「会議を制する者は仕事を制す」(目次)
PAR基準(Purpose, Agenda, Roles)の重要性や、会議時間の短縮などが強調されています。(179ページ)
11. ツールの効果的な活用:
GmailやGoogle Workspaceなどのツールを最大限に活用するための具体的な方法が紹介されています。通知のカスタマイズ、フィルターやラベルの活用、ショートカットの利用などが挙げられています。
「ツールを味方につける」(目次)
通知の管理やショートカットの活用による時間節約効果が示唆されています。(205ページ)
12. メール管理術:
受信トレイを整理するための「洗濯カゴ」メソッド、フォルダ分けの非効率性、即レスの重要性など、効果的なメール管理の方法が解説されています。
「Eメールの達人」(目次)
「洗濯カゴ」ラベルの作成や、即レスによるコミュニケーション効率化の重要性が述べられています。(215ページ)
13. ルーチンの構築:
ストレスを軽減し、生産性を高めるためのルーチン化のコツ、「いつ・どうする」モデルの活用、朝の時間の使い方(「ローラ30」)などが紹介されています。
「ルーチンでストレスを軽減する」(目次)
朝のルーチンの例や、テクノロジーから離れる時間(「ノー・テク・チューズデー・ナイト」)の導入などが提案されています。(235ページ)
14. 境界線を引くことの重要性:
仕事とプライベートの境界線、他人との関係における境界線を明確にすることの重要性が強調されています。「すること」と「しないこと」の対比を通じて、自身の境界線を定義し、守ることのメリットが解説されています。
「境界線を引く」(目次)
肯定表現の効果や、「私と仕事をするときのトリセツ」の作成などが提案されています。(153ページ)
15. ハイブリッドな働き方:
リモートワークとオフィスワークのメリットを活かし、それぞれの働き方に合わせた調整を行うことの重要性が述べられています。集中スポットと休憩スポットの使い分け、毎日のリズムの作り方などが提案されています。
「ハイブリッドという働き方」(目次)
「集中スポット」と「ゆるスポット」の概念や、通勤時間の活用などが紹介されています。(133ページ)
16. ダウンタイムの最大化:
意図的に休息時間(ダウンタイム)を設けることの重要性が説かれています。休憩を取ることで集中力や創造性が高まり、結果的にタイパ(タイムパフォーマンス)が向上すると考えられています。
「『ダウンタイム』でタイパを最大化」(目次)
休息の意義や、意識的な休憩の取り方が重要視されています。(117ページ)
17. デジタルデトックス:
デジタルデバイスから意図的に離れる時間を設けることの有効性が紹介されています。通知をオフにする、特定の時間をノーテクタイムにするなどの具体的なアイデアが提案されています。
「デジタルデトックスで余裕を生む」(目次)
「ノー・テク・チューズデー・ナイト」の取り組みなどが紹介されています。(255ページ)
18. 心を整えるヒント:
瞑想やマインドフルネスの実践を通じて、集中力を高め、日々のストレスに対処する方法が紹介されています。
「心をととのえるヒント」(目次)
朝の瞑想の習慣化や、日々の生活におけるマインドフルネスの実践が推奨されています。(263ページ) -
集中するアップタイムばかり重要と思っていたが、創造的な時間となるオフピークタイムも重要であると理解できた。
目を見張るような特別な内容があるわけではないが、大事な事がひとつひとつ書かれている。
依田光江の作品
