逃亡花嫁と愛執王子～きみのために鐘は鳴る～ (ヴァニラ文庫)

著者 : 麻生ミカリ

• ハーパーコリンズ・ ジャパン (2014年5月31日発売)

感想・レビュー・書評

[うらこさんの感想 · 2014年7月2日]

国を失い、平民として転々とするニーナと、彼女をどこまでも追い求める元婚約者の王子エリオット。正直、きれいな女の子が一人で暮らしていたり、転々とするってのは、危なくなかったのかなぁって思いましたけど、そこはおいても、二人のすれ違いが嫌な感じじゃなく、読後感はよかったです。

エリオットとはもう立場が違っているから自分を忘れて欲しいと、好きだけど逃げるニーナの切なさもよく分かるし、エリオットも自分を好きではない（と思い込んで）ニーナのことをどうしても諦められず、ずっと探していたり、こういうのもいいなぁって思いました。

Cielさんのイラストもきれいで、ニーナは可憐でお話に合っていると思います。

[蜜柑さんの感想 · 2022年2月23日]

純粋な俺様ヒーローと頑固なお姫さまのお話でした(^^)
頑固すぎるニーナはずっと探し続けたエリオットに対して冷たすぎっっ！！
政略結婚で出会った二人だから王女でなくなった事でエリオットにふさわしくないと思うのはいいけど、流されてしまった時からはニーナの頑なな頑固な考えはただの我が儘にしかみえず、少しイライラしてしまった(^-^;
優しいエリオットだから良かったね♪

著者プロフィール

元SE。Webサイト「SAKURA」にて恋愛小説を公開。「Love me do !」にて出版デビューに至る。趣味は読書と音楽鑑賞。

「2012年 『妄想ラジオ』 で使われていた紹介文から引用しています。」