前世悪女とされた逆行令嬢ですが、王太子の死を回避したら溺愛求婚されました (ヴァニラ文庫)

木登 蘭蒼史

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2024年8月17日発売)

感想・レビュー・書評

[ゆういさんの感想 · 2024年11月9日]

死に戻りもの。怪我をしている王太子と看病する
修道女として出会った２人。だめだとわかって
いても惹かれ合う２人の姿にきゅんとしつつ、
再会することが叶わなかった別れが切なかった。

時間が戻った後は、今世のヒーローを死なせない
ため、侍女として奮闘するヒロイン。
前世の記憶のないヒーローに辛さはありつつも、
１人健気に頑張る姿や王女を守る強さがとっても
素敵でした。
そんなヒロインに既視感を覚えつつ、
惹かれていくヒーロー。最後には絶対結婚する‼な
執着愛になっててよかった。

前世の、ヒーローに献身的な健気な姿も、
今世の悪役をブン殴る強い姿もどちらも
魅力的なヒロインでした。
最後には前世の２人の救いもあり、
とても素敵なお話でした