エメラルドの愛人 (ハーレクイン・プレゼンツ・スペシャル 41)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596800411

感想・レビュー・書評

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  • あははーうふふーと戯れてるバカップルの絵が浮かびます。私のツボに入った二人の会話がこちらです。
    「この続きはベッドでしたい」
    「けち。意地悪」
    「こら、おてんば」
    おてんばって!(笑)甘々です。

    ヒーローが割と序盤から甘い言葉を囁いてきます。口説きモード全開です。
    この作者さんにしてはヒーローの傲慢度が低いです。怒鳴ることもほぼほぼないですね、大人~な感じのヒーローでした。
    しかし期待を裏切らず最終的にやらかしてくれます(笑)こうでなくっちゃね。

    婚約者を異父妹に寝盗られるというなかなか悲惨な幕開けです。母親からは疎まれ、妹からは馬鹿にされ、婚約者からは都合よく扱われ・・・いつも通り家族に恵まれないヒロインです。序盤のヒロインが不幸なほど面白いので全然OKです。

    人生をやり直すため、親戚が残してくれた土地を相続してヒロインのハリエットはアイルランドへ!!
    アイルランドが舞台って珍しい気がします。行ったことあませんが、広大な自然のイメージがあります。作中でも馬やら豚(ペット)やら雌鳥やら出てきて賑やかです。

    土地を手に入れようとする隣人の億万長者のヒーロー、ラファエルと出会います。
    ハリエットの弟が有名な歌手だとか、ストーカーが出たりとか、ヒロインの出生の秘密があったりと、盛りだくさんです。
    まさか「私たち血の繋がった兄妹かもしれない!」的なお話になるとは思ってなかったので、びっくりしました。
    まぁ違うと分かっていましたが、いろいろ詰め込んできたなと(笑)

    蜜月を過ごした後、兄妹疑惑が出て別れを告げるヒロインですが、その前にヒーローが「結婚する気はない」とお決まりのやらかしをします。
    それ以前のイチャつき具合からそんなこと言うなんて・・・・悪いヤツですよ。
    結婚する気はないと言いきったラファエルですが、振られれると追いかける謎の行動。
    ハリエットも黙ってようと思ってたわりにはすぐ兄妹疑惑を白状します。
    DNA鑑定ですぐさま血縁関係を否定され、プロポーズしてハッピーエンドです。

    あれだけ結婚を渋ってたラファエルの気持ちがよくわからないですが、結構好きなお話でした。
    ヒロインがいつもの勝ち気な感じじゃなく、長女気質な苦労症なのも珍しいです。結局rラブラブな二人でした。お幸せに!!

  • リン・グレアムと聞くと、傲慢でイヤ~な奴がヒーロー。
    という図式が出来上がっているので、読む前は気が重いし、身構えるんだけれども。
    この作品はそこまでエグくないヒーローで、よくありがちなレベルの傲慢さと言えるかなw
    ま、コトの後に、彼氏の名前を間違えるという致命的なミスを犯したヒロインも痛いので、色々とお互い様って感じですかねw
    ヒロインの父親の件は、当たりをつけた人物と違ってたので、自分の推理力は全然ダメだなと反省した(爆)

  • 失業と婚約者の裏切りを機にアイルランドで新しい生活を始めるヒロイン。

    リン・グレアムの作品はそんなに読んでないけど、長編なこともあってかイメージが違ってどう物語が展開していくのかも未知で面白かった。
    ヒロインは生まれや育ちも寂しく母子関係も希薄だし、婚約者と異父妹には裏切られるし
    大変で辛いことも多かっただろうにとても強く、そして温かく優しい人だからヒーローが惚れるのは無理もない。
    ヒーローも感情が希薄だけど、だからこそ純粋な気持ちを持ってるんじゃないかなと可愛らしく感じた。
    よくいる話を聞かないような強引な傲慢キャラじゃなくて良かった。

    2005年。

  • ヒロインが穏やかな性格だが、ヒーローに負けてなくて良い。

  • PS-41

  • 隣に住む実業家+馬の飼養場を相続したヒロイン[more] <br />根性悪母妹 異母兄妹疑惑<br /><br /><blockquote>内容(「BOOK」データベースより)<br />ハリエットは仕事を失ったうえ、婚約者にも裏切られた。心機一転するため、ロンドンからアイルランドの西海岸へ。亡くなった親戚が遺してくれた土地と建物を相続することにしたのだ。美しい自然に癒されたのもつかの間、隣接する壮麗な屋敷の住人として億万長者の実業家ラファエル・フリンが現れる。彼はハリエットの身の上を知るや、傲慢な態度で言いはなった。「ぼくが立ち直らせてあげる」。</blockquote>

  • ハリエットは仕事を失ったうえ、婚約者にも裏切られた。心機一転するため、ロンドンからアイルランドの西海岸へ。亡くなった親戚が遺してくれた土地と建物を相続することにしたのだ。美しい自然に癒されたのもつかの間、隣接する壮麗な屋敷の住人として億万長者の実業家ラファエル・フリンが現れる。彼はハリエットの身の上を知るや、傲慢な態度で言いはなった。「ぼくが立ち直らせてあげる」。

    邦題「エメラルドの愛人」は原題「Emerald Mistress」に沿っているんだけど、どうしていつもどおりの「〜の愛」とか「愛の〜」みたいな、なんちゃって邦題にしなかったのかと。どうしたって宝石エメラルドに絡む愛人話しか、エメラルド色の瞳のヒロインが愛人になる話しだと思ってしまうだろうに。最後の最後までヒロインに愛人になれと迫るヒーローはおりませんでした。ある意味がっかり。<br>
    新規まき直しアイルランドの西海岸で養飼業を行おうとしているヒロインと、そのヒロインの土地の隣に住むヒーロー。ヒーローは他の事業での成功した大富豪で、もともと一族の土地であったヒロインの土地を欲しがっている。と、ここまでで、ヒロインの弱みにつけ込んで愛人関係を迫るいつものパターンかと思ってしまったけれど、話しの方向は違う方に。確かにヒーローは傲慢だったり強引だったりするけれど、ヒロインのほうも、負けじと自分の要求を通していくので、ヒーローばかりがいい目を見ているわけじゃなく。むしろヒーローは振り回されている印象。ヒロインもヒーローに惹かれてはいるけれど、捨てられてしまうくらいなら関係を持ちたくないと一歩退いているのにたいして、ヒーローはなかなか靡かないヒロインにヤキモキしたり、ヒロインの弟や元婚約者に嫉妬したり。後半は特にそんな感じで、ヒーロー頑張っているな、と。しかもせっかくの記念すべき一夜にヒロインに元婚約者の名前を呼ばれるという痛恨の一撃まで。男としていたたまれないよなあ。もちろんそれで険悪になってしまって、ヒロインも苦慮することになるけれど。<br>
    さすがに290ページ超の作品なので、ヒロインの家族関係とか出生の秘密とかストーカーとか、ふんだんに読み処があって存分に楽しめる。<br>
    で、タイトルのエメラルドはアイルランドのこととか。文中にそんな描写がちょこっとでてくる。でもそれほど重要なキーワードとは思えないくらい。そして「Mistress」は愛人と訳すより女主人とか女領主とか、そっちにしたほうがしっくりすると思う。

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