快楽の園 (MIRA文庫)

キャンディス・キャンプ 鹿沼まさみ

• ハーレクイン (2009年1月15日発売)

感想・レビュー・書評

[raraminさんの感想 · 2021年8月4日]

フットボール選手だった夫を亡くしてから一年半が経ち傷心から立ち直りかけているフリーライターのヒロイン。夫の元チームメイトで親友だったヒーローはこの間彼女を慰め気を配ってきた。実はヒーローはヒロインが結婚する前から密かに彼女を想い続けていた。

手に取りづらいタイトルで損をしている気がしてならない。
親友の妻に恋して四年、思いを募らせて一直線なヒーローだったけど、親友が亡くなっていることもありあまりタブー感も悩みもなかったな。
比べるものじゃないと思うけど亡くなった夫よりヒーローの方をより愛してるって言う必要ないような…。
出会う順番が違ったらすんなりこの二人がカップルになっていたんだろうなと思うくらい相性の良いふたり。

アメフトの事は詳しく知らないけど選手生命は他のアメスポと比べても短く後遺症が残る選手もいるらしい。改めて過酷さをロマンス小説で知る。

Secret Fire 1984年。