- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596913784
感想・レビュー・書評
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男のほうが好きで好きでたまらなくて歯を食いしばってるようなのが好きなので、好きです。笑
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もうちょっとヒーローやヒロインの感情描写があればな、と思う。それがないから、ヒロインが子供っぽくてものすごく頑なに思えるし、ヒーローも会ってまだ2週間しか経ってないヒロインに求めすぎだと思ってしまう。ヒーロー視点がないのは仕方ないとしても、ヒロイン視点はもっと欲しかった。
ただ描写不足と感じてしまうのは、約30年前の作品であることも関係しているかもしれない。当時の「保守的な田舎での価値観」や「敬虔なカトリックの考え方」に基づいた当然の言動も、現代の日本で育った自分にはいきなりはピンと来ないだけなのかもしれない。読み進めるうちに段々と理解はできるものの、共感も感情移入も難しかった。 -
夜の街で出会ったレイモンの強烈な男らしさに惹かれ、性急に婚約までしてしまったケイティ。この結婚は、華々しいキャリアを捨て去ることを意味する。なにしろ彼は、プエルトリコで農業を営んでいるのだから。でも、彼の知性や高貴な物腰、そして完璧なエスコートは、全くその肩書きにそぐわない。“あなたはいったい何者なの?”不安を募らせるケイティに対し、彼は言葉と態度で真摯な愛を示し、ケイティにも愛の言葉を求めてきた。だが、すべてを溶かす魔法の言葉は、彼女の喉もとで凍りつく―愛しているとわかっているのに。
自分が隠し事をしているのに、ヒロインにだけ誠実さを求めるヒーローって。しかもヒロインはヒーローを気遣ってしたことだというのに。そんなに男のプライドが大事かと。カトリックな場面もあって、ちょっと微妙。なんでも話せばいいってもんじゃないだろうと、日本人は思う。