- Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596914613
感想・レビュー・書評
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図書館の本 読了
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〈二部作 2〉次期女公爵の付添人の従姉妹ヒロイン。海運会社経営の実業家ヒーロー。父親の賭博相手(ヒーロー)の元に嫁がされそうになっていた女公爵の代わりに成り済ましたヒロイン。ヒーローを騙すことに最初から躊躇していたヒロインが髪を切った瞬間から別人のように変身。度胸もよくなり自信もついた彼女の前に現れた悪魔のような女と互いの遺族の過去の事件のせいで苦境に陥ったりとまぁ大変。救出にやってきたはずのヒーローが逆に捕われ死を覚悟したときに 馬を駆って女戦士のようにヒーローを救出にやってきた時にはウルッとしながら笑た。物静かな女性だと思ってたがやはり女公爵と同じ血がヒロインにも流れてるぞ。
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「賭けられた薔薇」との二部作。次期女公爵が父親の公爵のギャンブルのカタとして結婚させられることになり、内気で控えめなコンパニオンで従姉妹のエレノアが、女公爵に扮して相手先で時間稼ぎをするハメに。
富豪の気まぐれをかわせばいいだけのことかと思いきや、話は復讐、陰謀、策略、疑い、そして殺人事件へと発展し、ロマンスはそれを縫うように展開される感じ。女公爵の話がドタバタだったのに比べて、こちらはシリアスなサスペンス的要素が強く、ちょっと重たい。
物語の鍵となる要素ではあるけれど、頭脳明晰で勘も鋭いヒーローが、数々の矛盾点に気づきながらも、それでもやっぱりヒロインがなりすましであることに気づかないか?とちょっと違和感。本来であれば星 4 つな内容だったけれど、その違和感をずーーっと持ったまま読み続けたので -1 で。