隠遁公爵、愛に泣く (MIRA文庫 CC 1-29 ザ・アインコート)
- ハーパーコリンズ・ジャパン (2012年5月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596914996
作品紹介・あらすじ
クレイボーン公爵リチャードはついに、命を絶つ決心をした。4年前に悲惨な事故で妻子を失って以来、部屋に篭もって息をするだけの毎日だった。称号も財産も、もはや意味などない。生まれ育った城で死のう。そんな決意を胸に帰郷した彼のもとへ、ある夜更けのこと、何者かが訪ねてくる。誰にも会う気はないと門前払いを食らわそうとするも、訪問者は使用人の制止を振りきって城内に入り、叫び始めた。「公爵はどちらにいらっしゃるの?」たまらずリチャードが廊下に飛びだすと、そこには赤い髪の美しきレディが佇んでいて…。
感想・レビュー・書評
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3.8
ジェシカ強い子。リチャードを怒らせる手腕が楽しい。
ガブリエラがいい子で癒される。
しかしどうしてこのタイトルになったのか。このシリーズのタイトルは好みが分かれるかも。 -
「ザ・アインコート」シリーズ三部作最二話。ヒロインの評価次第で好き嫌い別れるみたい。
関連作「放蕩伯爵、愛を知る」「仮面伯爵、愛を忍ぶ」 -
いつものキャンディス・キャンプ
元気でしっかりもののヒロインに振り回されるヒーローが楽しく~♪ -
最近、ハーレ系には飽きたと思ってたのに、なんでか面白かった。 キャンディス・キャンプは理屈抜きで肌に合うのかも。
久しぶりに、本の一気読みして充実感感じたなぁ。 -
〈ザ・アインコート 2〉4年前妻子を亡くした公爵ヒーローのもとにやってきた後見人とその家庭教師ヒロイン。彼の心にあった罪悪感や喪失感をうめてくれる二人の存在。何かを企んでそうな色ボケ女(1作目のあの女)とクソ夫のずーずーしさや悪天候により城に滞在することになった珍客連中のせいでドタバタ。そこでおこった殺人事件の真相と ロマンスに発展してく二人が過去と向き合っていく姿やら興味深い内容もあった。面白かったな。
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前作から心配な姿ばかり見せていたクレイボーン公爵が主人公です。大笑いできたり、ほろりとする悲しい過去があったり、推理小説風な味付けもあったり。キャンディス・キャンプらしい楽しむ要素いっぱいの作品です。