目覚めるまでキスをして (MIRA文庫)

  • ハーレクイン (2013年6月14日発売)
3.17
  • (0)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 13
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784596915481

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 父親の死で全員が血縁関係にない養女と判明した三姉妹。各々が出自の謎を追い求めながら、彼女を支えるヒーローと愛を深める三部作のラスト。うーん、他二作は未読ですが…。実父が未解決の女性連続殺人の容疑者かも知れないと、幼少時の断片的な記憶を頼りに故郷へ飛んだ長女。被害者は頭皮を剥がされ、って…失笑ものの設定なんですが。単独で接触を図るヒロインは余り利発ではなく、魅力薄でヒーローもしかり。中盤、おまけのようなラブシーンを入れられてもなぁ。連続殺人犯の描写にはどんな形であれ、一種のエロティシズムは不可欠ですが、本作には無。エンドのヒロインとの犯人の関係もまぁHQ的お約束。サイコサスペンスやホラー、その手のドキュメンタリー愛好で尚且つHQファン=当方にはちょっと無理ゲーでした。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    亡父の遺言により、それぞれ本当の生い立ちを知らされた3姉妹。中でも長女ホリーが背負う運命は過酷だった。実の父親は連続殺人犯かもしれず、ホリーの母をも殺した可能性があるのだ。真相を求めて旅に出たホリーは、しだいに甦る幼い頃の記憶に打ちのめされていく。そんな彼女を支えたのはバド―物心ついた頃からそばにいる兄のような存在で、ホリーは長い間、彼への想いを募らせていた。でも密かな恋心を彼に伝えることはもうできないだろう…この体に忌まわしい血が流れる限り、誰かを愛する資格など私にはないのだから。

    まぁ、ページ数を考えればしょうがないっちゃ、しょうがないんでしょうけれど、子供のころの緊急連絡先はどうなったんだ?
    だし、
    じゃあいったいあなたは誰の子なのよ?というのをそのままにされてもなぁ。
    お母さんのイメージが全く違うじゃないの。夫以外の子供を夫のこと偽っていたなんて。
    それ以外はとてもいいテンポで描かれたミステリーとロマンスの両立でした。
    バドはいい男だと改めて思うの。
    この3人のその後どこかのスピンオフで出てこないかなぁ。

    Blood Ties by Sharon Sala

  • 父の遺言で出生の秘密を知らされるモンタナの牧場の娘達のシリーズ完結巻です。3人の娘達のサスペンスロマンスが同時系列で進むので、どの巻からでも読みやすいシリーズ

    犯罪者が父かもしれず、母は父に殺されたかもしれないホリー。過酷な運命に立ち向かう恐怖に震えるホリーのサスペンスロマンス。
    テンポも展開も早く、夢中になっている間に読み終わります。

    ホリーを気遣う、溢れる愛に満ちた養父の手記には涙がでます
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2963.html

  • 3部作の完結編。連続殺人鬼の娘だと知らされたホリーは過去を取り戻し、母の遺体を見つけるために旅立つ。殺人鬼の特異性が興味深い。そしてヒロインの精神的な強さは、ヒーローも含めてこれまでの家族の絆の強さでもあると感じる。大円団を迎えてホッとする作品。2013.7

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

シャロン・サラ Sharon Sala
農家の娘として育ち、農場主の妻となるが、日々の仕事が好きになれずに小説の執筆を始めた。
1980年に書き上げた初めての作品を出版社に送る勇気はなかったが、1985年に父親が亡くなり、二カ月後に姉妹が急死したことから一念発起した。
自分自身が夢をかなえた今、時には作品のなかで厳しい現実を描き、一方で、希望と愛を文章の端々に織り込んでいる。
RITA賞8度ノミネート、アメリカロマンス作家協会功労賞受賞、ロマンティック・タイムズ誌功労賞5度受賞をはじめ、受賞歴数多。

「2020年 『悲しみにさよならを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

シャロン・サラの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×