自惚れ伯爵の執愛 (MIRA文庫)

  • ハーレクイン
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596915641

作品紹介・あらすじ

厳格な父親に厳しく躾けられ、怯えて暮らす准男爵家の令嬢キャサリン。彼女は父親に支配されてきたせいか結婚が怖くてたまらず、一生独身でいようと心に決めていた。そんなある日、彼女は隣の領主で、眉目秀麗なマーチ伯爵と図らずも知り合う。何かと気にかけてくれる優しい伯爵に、孤独な彼女は友情を感じるようになった。ところが思いもよらないことに、伯爵は甘美な口づけをし、有無を言わさぬ態度で結婚を申し込んできた!キャサリンは狼狽して拒絶したものの、伯爵は甘く、けれども容赦なく彼女を結婚へと追いつめて…。

感想・レビュー・書評

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  • 男装して領地で楽しむ準男爵の娘キャサリン・ブランドンは、マーチ伯爵ジュリアン・エドワード・モウブレイ・セントクレアと出会い…。
    マーチ伯爵の一貫したケイトへの求愛は物語へ安定感を与え読みやすいのだが、好感を持てるケイトの性格が中盤のマーチ伯爵への拒否の姿勢で不快へ、最後のハッピーエンドでほっとしました。

  • キャサリン コールター初期作品
    原著改訂3版の翻訳

    冒頭の出会いの楽しげな雰囲気から一転、暴力を振るう彼女の父親から彼女を守るためにと考えた結婚は、思わぬ方向へ。
    レイプシーンに、幼い頃の忘れた記憶、妊娠と流産へと、悲壮感漂う展開に…
    読者的にはヒロインを理解しにくい部分も多々あり
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3239.html

  • ヒロインは明るいし田舎娘だけどとても好感のもてる女性だ。閉塞感ある生き方からヒーローが彼女を見初めた頃までは楽しく読めたのだけど 彼女の実父の暴言や彼女の過去の出来事が明るみになってきたあたりでひじょうにムカムカ。こんな酷い環境で自分の魂を殺したように生きることしかできなかったヒロインが可哀相で 誰でもいいから彼女にまとわりつく黒い影を成敗してやってくれと願ってしまった。コールターのヒロインって可哀相なほど虐待されてる事があるから 時々読むのが苦痛だ。そして今回の愛人も見苦しい。

  • マーチ伯爵と出会った頃のキャサリンは溌剌として小生意気でとても可愛かったのに、無理やりとは言え結婚させられてからは片意地で辛辣ではっきり言ってイライラする。ヒーローが愛を知って人間として成長して行くのにヒロインはいつまでたっても同じところをグルグル回っているばかり。悲惨な過去という理由はあるが、あまりにもハッピーエンドになるまでが長くて、私的にはストレスのたまる作品だった。2013.11

  • う~ん。
    概ね、ヒーローへの同情的かつ好意的な感想が多い模様。
    しかし、私は許せぬ。
    よくヒロイン、許したね~と思う。
    まぁ、ヒロイン自身も、物語のラスト数ページまで精神的に成長せずw完全にヒロインに対して好意的にはなれない、っていうところがまたw

    とにかく、ヒーローが、己の性欲に負けてしまったが故に、全てがこじれていくわけで。
    そこから解決したと考えればいいのかもしれないけど。
    いくら何でも、他人のフリして嫁をさらってレイプするってさ・・・。まともな人間のすることじゃない。
    そこが、ヒロインのあの言動を差し引いても、私が許せないところなのだ。
    ヒーローのしたあれやこれやも、かなり酷いものじゃない?
    ヒロインだけを責める気にはなれないな。
    どっちもどっち、って感じ?w

    読後はひたすらモヤモヤ・・・イライラ・・・。
    ハッピーエンドに持っていかずに、別れたほうが良かったんじゃないだろうか、とさえ思った。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)

    厳格な父親に厳しく躾けられ、怯えて暮らす准男爵家の令嬢キャサリン。彼女は父親に支配されてきたせいか結婚が怖くてたまらず、一生独身でいようと心に決めていた。そんなある日、彼女は隣の領主で、眉目秀麗なマーチ伯爵と図らずも知り合う。何かと気にかけてくれる優しい伯爵に、孤独な彼女は友情を感じるようになった。ところが思いもよらないことに、伯爵は甘美な口づけをし、有無を言わさぬ態度で結婚を申し込んできた!キャサリンは狼狽して拒絶したものの、伯爵は甘く、けれども容赦なく彼女を結婚へと追いつめて…。

    結構ヒロインが意味もなくわがままで、ヒーローがよく我慢するわ、と思いつつ読んだんですが、その原因がわかったところでこのヒロイン許したくないな、とか思うのはコールターの作品としては珍しいかと。

    The rebel Bride by Catherine Coulter

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著者プロフィール

キャサリン・コールター  Catherine Coulter
1978年に作家としてデビュー。以来本格的な長編ヒストリカル・ロマンスを次々に発表し、人気作家となる。
『旅路』(二見文庫)から開始されたFBIシリーズは、新刊が出版されるたびにニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト上位にランキングされている。
現在は二匹の愛猫とともにカリフォルニアに在住。


◆ FBI シリーズ 既刊
『 旅路 』
『 迷路 』
『 袋小路 』
『 土壇場 』
『 死角 』
『 追憶 』
『 失踪 』
『 幻影 』
『 眩暈 』
『 残響 』
『 幻惑 』
『 閃光 』
『 代償 』
『 錯綜 』
『 謀略 』
『 誘発 』
『 奔流 』
◆ 新FBIシリーズ
『 略奪 』
『 激情 』
『 迷走 』
『 鼓動 』
( いずれも二見書房刊 )

「2021年 『奔流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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