天使のはつ恋 (MIRA文庫)

著者 : ティファニー・ライス 藤峰みちか

• ハーレクイン (2014年3月12日発売)

作品紹介・あらすじ

ニューヨークの高級住宅街-その片隅に人知れず、上流階級の性的倒錯者が享楽に耽る秘密クラブがあった。ノーラの恋人ソルンは聖職者でありながらそこに王のように君臨し、ノーラは10代の頃から快楽を教え込まれてきた。だがある日、何者かの密告によりソルンの身辺が調べられることに。もしこれまでの所行が白日の下にさらされるなら、ソルンの身は破滅する。ノーラの心配をよそに、彼は不思議なことを命じてきた。それは、周囲から隔絶した豪奢な屋敷に身を隠し、ある17歳の無垢な少年を"調教"すること。天使のように美しいその少年は、己の歪んだ欲望を認められず、心を壊しかけていた-。

感想・レビュー・書評

[raraminさんの感想 · 2020年8月18日]

☆3.5

ソルンの元へと戻ったエレノア。
司教候補に選出されたソルンの秘密に迫る記者スーザン。
ノーラに調教されることになったマゾヒストのマイケル。
彼に惹かれるドミナントのグリフィン。
ノーラが忘れられない無垢な青年ウェスリー。

"The Original Sinners"２作目で邦訳はここでストップ。
たしかにこれまで読んだ本の中で一番ハードなBDSMで理解のできない部分はあるけど、読み応えはたっぷり。
ロマンス小説にハマると英語を勉強せざるを得なくなりますね…
良いところで終わるけど今作読んでソルン派になっちゃったので揺れてる主人公を見るのはつらいな…
そして四部作だからまだまだ色々あるんだろうな…
続きが読みたいなら英語を勉強して原著に当たろう。

"THE ANGEL"

2012年。

[Hana@ichigo-ichieバックアップ用さんの感想 · 2016年5月29日]

うーむ。今作も唸ってしまった。前作とはまた違う唸りですが。タイトルぴったりな作品でした。謎に満ちたソルンの生い立ちが明らかになりますが、今の彼に成るべくしてなった、そんな風に思いました。ラストのノーラとウェスリーの再会。このあとがすごく気になる！是非シリーズ完結まで読みたいなぁ。

[ツマミさんの感想 · 2014年4月27日]

ついに、ついに、日本では翻訳されないのではと言われていSヒロインMヒーロー（本当はヒーローじゃないけど、もうこの際男なら誰でも（爆）キターーー！と思ったら一瞬。でもその余韻だけで十分楽しめました♪超絶恐ろしいと思っていたソルンが超恐ろしいぐらいにレベルダウン、でも相変わらず怖いよ〜。登場の際はダースベーダーのテーマ曲を。

[Fernandoさんの感想 · 2014年3月30日]

Eroticaだけでは括れないティファニー・ライス。読者は自身のリベラル度と向き合うことになる。秀作。