蒼きバラのあやまち (MIRA文庫) (MIRA文庫 LH 2-5)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
4.00
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596917294

作品紹介・あらすじ

伯爵の禁じられた恋の相手は、亡き兄が遺した幼な妻……。
『真夜中の壁の花』につづく、大人気作家のシリーズ最新作!

旅行中に命を落とした双子の兄の遺言が、エドワード・オールコットの運命を
一変させた。グレイリング伯爵の地位を継ぐばかりか、帰国後は兄になりすま
して、幼な妻ジュリアとの結婚生活を続けなければならなくなったのだ。兄と
は正反対に放蕩の限りを尽くしてきたエドワードは、数年前のある“過ち”の
せいで、彼女から毛嫌いされている。数カ月ぶりに夫と再会したジュリアは、
幸いにも瓜二つのエドワードを夫と信じて疑わなかったが、彼を愛情深く見つ
める“妻”の隣で眠ることに、エドワードは次第に耐えきれなくなっていた。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 伯爵アルバートとエドワード、双子の兄弟で出かけた旅行で命を落としたアルバート。妊娠中の妻のため自分になれ、と言い残した。兄になり、ジュリアの元に帰るエドワード。2人は周りの目には犬猿の仲と映っていた。それまで飲む・打つ・買うに明け暮れていたエドワード、その裏にはある思いが隠されていた。兄の命を奪い、ジュリアまでも奪おうとしている罪悪感もありつつ、ジュリアへの想いを募らせるエドワード。その心理描写が突き刺さる。エドワード、五本の指に入るくらい素敵なヒーローだった。
    個人的事情により、ジュリアはあまり好きになれなかった。エドワードと見抜けなかったこと、後に、自分は本当はエドワードと気づいていたかも知れないと言うところ。ずっと愛していると言うけれどアルバートへの愛情はどうしても納得できない!

  • 自分が誘った旅行先で兄を亡くしたヒーロー。兄には妊娠中の妻がいて… 実は兄嫁であるヒロインに惚れてたって話。今わの際での遺言で妊娠中の妻に自分の死を話すな、伯爵である自分になれ!と遺しちゃってね。過去に数回流産してるヒロインに夫の死は伝えられない。でも生まれたら言う!と思えど、もともと好意を抱いていた相手に愛情に満ちた目を向けられたらズルズルと引き伸ばされ、最悪の瞬間にバレちゃうし。彼らの結婚はなかなか当時では厳しいものだったけど、エピローグ読むと乗り切ったのね。"The Earl Takes All"

全3件中 1 - 3件を表示

ロレイン・ヒースの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×