ラズベリー・デニッシュはざわめく (mirabooks)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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本棚登録 : 46
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596918413

作品紹介・あらすじ

ロスが出ていって2週間。ハンナは悲しみをこらえ、いつものようにオーブン仕事に明け暮れていた。
そんなある晩、ロスの車を使っていた彼のアシスタントのPKが、ハンナとのビデオ通話中に意識を失い、事故で帰らぬ人となってしまう。
ロス宛てに届いた薬物入りのチョコレートを食べて心臓発作を起こしたのだ。
一体誰がこんなことを? ハンナは調査を開始するが、驚愕の事実が次々と明らかになり……。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ21作目。
    美味しいものがたくさん出てくるコージー・ミステリです。

    故郷の街で手作りクッキーとコーヒーの店を出しているハンナ。
    気さくで親切な30代女性で、地元では素人探偵としても有名なのです。
    学生時代の友人ロスと再会して恋に落ち、結婚したのだが、その夫が突然、失踪したのが前作。
    2週間たっても何の音沙汰もない所から始まります。
    このアパートの鍵を持って行ったことに希望を残すハンナ。
    家族や親しい人以外の周囲にはまだ、夫は仕事で出かけているとしか話していませんでした。

    ロスの車が置いてあることに気づき、たまたま彼のアシスタントに使ってもらったら、アシスタントが急死してしまう。
    ロスあてに届いていた薬物入りのチョコレートが原因だった。
    一体、誰がなぜ?

    捜査を始めたハンナだが、怪しげな点は増えるものの、なかなか事件の輪郭は見えてこない。
    最近の作品では厚くて、しっかり書き込まれている印象です。お菓子のレシピもたくさん!
    ロスの問題は解決しないままなので、最後にまた爆弾発見があるけど~
    どうなるんでしょうね?!

  • シリーズ21作目。

    ハンナが結婚して/してしまって、けれどもそれがアレだったから、巻を新たに、まるで何事もなかったかに話をすすめるのかなあと予想していたが、ちがった。
    この『ラズベリー・デニッシュはざわめく』は、前作『バナナクリーム・パイが覚えていた』から、たった2週間後の話なのだ。

    ハンナは、落ち込んだり沈んだりしている。
    当然だ、無理もない。それでも、周りのみんなに助けられながら、クッキーを焼き、クッキーを味見し、コーヒーを入れて、クッキーを売る。

    そして、事件を捜査する。

    "いない夫"の存在がとにかく大きい、なかなか劇的な話だった。

    えーっと驚いたり、いろいろ食べた気になったりする中、面白かったのは、イベント出店の様子だった。
    隣の出店者に挨拶をして、それぞれの出品物について、ちょっとしゃべったりするのだが、これは私もおぼえがある。
    コーヒーを出す店などは、開場前からコーヒーをいれて、匂いをあたりに漂わせる。
    それはもちろん道具を温めるため、コーヒーの準備のためではあるが、立派な広告宣伝でもあるのだ。
    入場するなり、客たちが匂いにつられて次々とコーヒーを買いにくるのを、目の当たりにしたことがある。
    イベント出店の事情は、日本もアメリカも変わらないようだ。
    出店の経験者はきっとにやりとすることだろう。

    前作が出てから、次はいつかいつかと待ち焦がれていたが、無事に読めて本当に嬉しい。
    表紙も翻訳者も変えることなく、ちゃんと出版してくれるmirabooksには、本当に深く感謝している。
    感謝してはいるが、このまままた1年待たされるというのは、さすがにつらい。
    次巻は、せめて年内に出してくれないだろうか。
    加えて、あとがきにあった『エピソード0』、ハンナが〈クッキー・ジャー〉を開店するにいたる話も出してくれないだろうか。
    さらには、クリスマスレシピ特集の番外編と想像される、未訳の『Christmas Caramel Murder』も出してもらえないだろうか。
    ついでにレシピ本も出してくれないだろうか。
    全部は難しいにしても、一つや二つを叶えていただけると、たいへんに嬉しい。
    強く望んでいる。
    希望を抱いている。
    祈りさえしている。
    ご一考いただければ幸いである。

    今回もたくさんのっていたレシピの中で、いくつかをつくってみた。
    それについてはまた次回。

  • クッキー・ジャーシリーズの第二十一作。

    ちょっと残念な感じ。
    新婚早々、失踪してしまったロスの行方がわからなかった、
    というのが最大の理由なのはわかっているが。

    他にも、
    ロスの部下が殺人の容疑者の一人、婚約者の女性が、
    実は酒も飲むし、赤身の肉も食べるとわかってからが
    面白そうにだったけど、婚約破棄で自殺していたという嫌な展開だったとか、
    事故に遭った車がほぼ無傷なのはご都合主義過ぎない?とか。
    結果として末娘のミシェルが車を手に入れたので良かったけど。

    それと、
    いつもよりレシピが多すぎない?
    こんなにクッキーを食べてましたっけ?

    ロスの失踪は、口座や金庫に大金があったことが分かったことから、
    謎が深まるばかり。
    最後には、他に結婚していたこと、とマイクに告げられる。

    あとは、
    家に帰るといつも飛び出してきたモシュが、
    元気がなくて、病気でもないし、寄る年波のせいかと心配していたが、
    ロボット掃除機のせいとわかって、良かった。

    驚いたのは、預金残高が376ドルしかなかったこと。
    小切手用の口座だからだよね?

  • ロスと再会して、あれよあれよと話が進み、とうとう結婚しちゃったハンナにがっかりした人は、きっと多いと思います。
    マイクは?ノーマンは? え〜っ、ノーマンと結ばれてほしかったよ。モシェとカドルスも仲良しだし、ハンナのために家を改築したんだよ!って。
    私はそう思いました。ロスと再会した辺りからなんだかつまらなくて、もう終わりだなと思っていたら!

    前刊の終わりから話がとんでもないほうに進んでいって、まだ途中。えっ、どーなるの?
    マイクとノーマンの望みは絶たれてないのかも。
    なんだかわくわくする展開になってます。

    なので、ロスのせいでシリーズを卒業してしまった人には、ぜひ戻ってきてほしいです。

  • クッキーショップを営むハンナ。夫が行方不明中だが、彼の残したものが不審極まりなくて……。あわわ、そんなラストか……。

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