リメンバー・ミー (mirabooks)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596918420

作品紹介・あらすじ

たった一人、その存在が生きる理由だった。

突然の失踪から奇跡の生還を果たした妻。
空白の2年間、彼女に何が起きたのか……。 

シャロン・サラの名作ロマンティック・サスペンスが復刊!

初めての結婚記念日を迎え、幸せの絶頂にあったクレイとフランセスカ。
しかしその翌日、妻フランセスカが忽然と姿を消した。
手を尽くして彼女を捜すも足取りはつかめず、妻を失ったばかりか
あらぬ疑いをかけられたクレイは失意の日々を送る。
それから2年の月日が流れたある日、突然妻が彼のもとに戻ってきた。
けれど彼女は失踪していた間の記憶を失い、奇妙なタトゥーが首の後ろに刻まれていて……。

感想・レビュー・書評

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  • 初めての結婚記念日翌日に妻が失踪。愛する妻を失った上、妻殺しの疑惑をかけられ失意の日々を送るクレイの元に二年ぶりに妻フランセスカが帰って来た。しかし彼女は失踪中の記憶を失い、うなじには見知らぬタトゥーが刻まれていた。

    シャロン・サラ2冊目。
    この作者さん、三部作などが多いようなのでなかなか手を出しにくい。

    愛する妻が失踪してしまい憔悴するヒーローに胸が痛んだ。現実にこういう事件って未解決のものが沢山あって、事情もわからず苦しんでる人も多いんだろうなぁって考えてしまうからかも。こういうことがあるとその人の人生にずーっと影を落とすよね…。

    ヒロインは拉致されたわけだけど犯人は同じ養護施設で育った幼馴染のギャング(?)でかなり物騒なキャラ。
    ヒロインをイシス神に喩えて自分の幸運の女神だと思い込んでるから単純な恋愛感情とかではなく異常な執着心アリ。その他設定、展開が相変わらず非現実的なのは気になったりするけど作風なんだろう。しかし警察と悪役の部下が無能すぎて何の役にもたってないどころか足を引っ張る(笑)

    H/Hカップルは愛し合っていて安定しているのでそういう意味でドキドキやハラハラ感は薄く、悪役も間抜けで緊迫感もイマイチなので中盤以降は面白みに欠ける。

    結局作者の序文(?)が一番心に響いた。

    1999年。

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著者プロフィール

シャロン・サラ Sharon Sala
農家の娘として育ち、農場主の妻となるが、日々の仕事が好きになれずに小説の執筆を始めた。
1980年に書き上げた初めての作品を出版社に送る勇気はなかったが、1985年に父親が亡くなり、二カ月後に姉妹が急死したことから一念発起した。
自分自身が夢をかなえた今、時には作品のなかで厳しい現実を描き、一方で、希望と愛を文章の端々に織り込んでいる。
RITA賞8度ノミネート、アメリカロマンス作家協会功労賞受賞、ロマンティック・タイムズ誌功労賞5度受賞をはじめ、受賞歴数多。

「2020年 『悲しみにさよならを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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