- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596930064
作品紹介・あらすじ
プルーデンスがゴシック小説を書き始めたのは、ウルフィンガー館のたたずまいに想像力を刺激されたからだ。断崖絶壁に建つかつての大修道院は、今は訪れる人もない。あの荒れ果てた館の中に入れたら、構想も浮かぶのに…。だが、チャンスはある日突然やってきた。館の持ち主レイヴンスカー伯爵が、この地を訪れたのだ。稲光に照らされる黒い馬車、蹄を鳴らす黒馬、漆黒の髪の男。暗い空の下で、プルーデンスは彼を呆然と見つめた。"悪魔伯爵"だわ。作品の主人公にぴったり。
感想・レビュー・書評
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幽霊が出るといういわくつきの館など、ゴシック調のおどろおどろしい小道具が登場するのに、なぜかコメディ風味。
そのギャップが面白かったのだけど、後半は乱闘シーンがあり、悪役とはいえ人が怪我をしたりなど血を見る場面があるので、
個人的にはいまいちでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オカルトな館の主人ヒーローxゴシックストーリーを書くヒロイン
偏屈なヒーローがヒロインにメロメロになっていく様子は、さすがデボラシモンズと言う感じ。 -
普通に読んでも面白いんですが、ヒロインの妹に焦点を合わせるとまた別の面白さがあります。妹の相変わらずさの中の成長は微笑ましい、と同時に考えさせられるものがあります。ヒロインのように独特な自分の世界を持っている姉妹と暮らすということは、よく考えたらとても大変なことなのです。この作品と「シャーロットの冒険」「伯爵家の事情」という作品は関連作です。この三作品をよんでから「最後の子爵」を読むと、何故「最後の子爵」の主人公はこの二人なのか、テーマが繋がります。
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内容(「BOOK」データベースより)
プルーデンスがゴシック小説を書き始めたのは、ウルフィンガー館のたたずまいに想像力を刺激されたからだ。断崖絶壁に建つかつての大修道院は、今は訪れる人もない。あの荒れ果てた館の中に入れたら、構想も浮かぶのに…。だが、チャンスはある日突然やってきた。館の持ち主レイヴンスカー伯爵が、この地を訪れたのだ。稲光に照らされる黒い馬車、蹄を鳴らす黒馬、漆黒の髪の男。暗い空の下で、プルーデンスは彼を呆然と見つめた。“悪魔伯爵”だわ。作品の主人公にぴったり。
The Devil Earl by Deborah Simmons -
変わり者のヒーローとヒロイン、独特の魅力があります。
お互いにだけ解る相手の魅力って素敵だわぁ〜。
なんだかアマンダ・クイックの『隻眼のガーディアン』の主人公達の魅力に通じたものがありました。