賢いが小太りで吃る癖があった少女は立派な家庭教師に、頭が空っぽだった青年は財産管理に追われ修道士のような生活をする伯爵へ。
最初のヒーローがヒーローなだけにどうなるんだと不安で読み進めていたけど、大人になったヒーローが別人すぎてその辺りは全く気にならなかった。
むしろ誰に対しても誠実であろうとするヒーローにヒロインでなくても惹かれてしまう。
ヒロインは少女だった頃とは全く別の人間になっていて、意地悪な言葉に対してもうまく返すという頭の良さを見せているのが楽しかった。
ヒロインの立場が二転三転するのが面白くて飽きずに読めた。