- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596932020
作品紹介・あらすじ
ローレルはひとり、美しく悲劇的なローレライ伝説の地を訪れた。ライン河畔の城には、祖母の元恋人である老男爵が住んでいる。若き日のふたりは深く愛しあい、結婚を約束しながらも、身分の差に引き裂かれて、ついに結ばれることはなかったという。男爵に祖母の形見を贈り、最期まで愛していたと伝えたい。庭にいた少年に声をかけ、導かれるまま城の中へ入っていくと、ローレルそっくりの女性が描かれた肖像画が目に飛び込んできた。これは昔の祖母…そのとき怒声が響いた。「なにをしている?」振り向くと、古い写真で見た男爵に瓜二つの男性が立っていた。
感想・レビュー・書評
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☆3.5
ドイツ・ハーゲン。
ヒロインは祖母の60年前の恋人であり愛する男性の元へ、亡くなった祖母の形見と言葉を伝えるため向かうーー。
手紙のところでホロリと涙。
現実に結ばれなくても何十年、死ぬまで想い続ける愛ってあるのかな?
あったらいいな。
そういえばなぜ祖母は連絡もとってないのに近年の彼の様子や写真まで入手してたの?
1990年。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヒロインの祖母とヒーローの祖父が報われない愛で引き裂かれた過去と、現在のh/hがリンクする
最後h/hはヨハンナを許すけど(なんて心優しいんだ)私がヒロインだったら一緒に住むなんて絶対ムリ 子供ができたら何されるかわからんでw ☆3.5 -
死の床にある男爵に、祖母の想いを届けることはできるのか?
1991年にリタ賞を受賞した作品。
しっとりとした落ち着いた雰囲気のロマで、丁寧なお嬢言葉からか、作風は古風な雰囲気。
頑な男性がやがて彼女を信じ心を開きながらも、ラストでのすれ違いという、定番なストーリーではあるけれど、祖母の手紙にはぐっときました。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4198.html -
これは良作!湖、古城、伝説…まさしくロマンスの舞台にふさわしいではありませんか!ヒロインの祖母、ヒーローの祖父にも注目。読んで損はないです。かなりおすすめです。ハーレクインを読んでみたいという初心者にもおすすめな作品です。