砂漠よりも熱く (ハーレクイン文庫 387)

著者 : ダイアナ・パーマー 上木さよ子

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2011年7月1日発売)

作品紹介・あらすじ

地質調査員として働くジェニファーは、モデル並の美貌が災いして内面を見てもらえず、27歳にして男性とまともに付き合った経験がない。そんな彼女がひそかに心惹かれているのが、同じ会社に勤める保安責任者のハンター。だが、彼のジェニファーへの態度はいつも冷たく、憎まれてでもいるのかと疑いたくなるほどだ。そのハンターと二人で極秘調査を行うため、1週間、昼も夜もともに砂漠で過ごすことになり…。

感想・レビュー・書評

[やんぜらさんの感想 · 2012年7月5日]

美し過ぎるのも問題なんだね。ヒロインの苦労もハーフであるヒーローの苦労も読んでて胸が痛かった。
ダイアナ・パーマーさんの本だからいつもの如くヒーローにムカつくと身構えていたら、ヒロインを怒鳴らず優しく添い寝するヒーローにキュンキュンした。
ラストのヒロインのコートのシーンには泣きそうになった。
短編か脇役で二人の未来を読みたいなｗ

[sayabooklogさんの感想 · 2016年1月22日]

DP王道モノ。ヒーローはヒロインを傷つける言動ばかり。でもそれが200%恋愛感情の裏返しだと（ヒロイン以外には）バレバレなので、終始楽しく読めた。1990年作でノートパソコンを持ち歩いてる、当時としては多分先端技術、DPは新しもの好き。

[へきくうさんの感想 · 2015年7月31日]

この本を読んだのは10年以上前なんだけど、当時より寛容に読めないのは私が年をとったからかしら？（笑）罪もないのに罵り、勝手に勘違いして憤慨し、自ら線引きして相手と距離をとる、おい、そこのヒーロー、君だよ君！まぁ、ヒロインも激情型といえばそうかもしれない。二人してアツいことこの上ない（笑）「キスして王子さま」のスピンオフか。

[kina-koiさんの感想 · 2011年7月28日]

白人に惹かれまいと傷つけるヒーロー。傷つけられてもどうしても惹かれるヒロイン。相変わらずのDパーマーです。
『キスして、王子さま』にも二人は登場。後日談は『許されぬ過去』を参照。娘がいるよ。