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- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620104294
感想・レビュー・書評
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何気なく使っている言葉であるが・・・
ある大手企業数社の社内公用語を英語にするとあった
片やユニセフは元々あった土地の言葉が失われることによる
文化の損失の危機をうったえている
言葉は文化の根幹であるといわれるためである
これまで多くの国で植民地政策をはじめ
先進国の文化とともに言葉が流入し
意識の共有という利便性から先進国に合わせる形で
歴史のある元々の言葉が失われてきている
著者は言葉へのこだわりが強く
多くの言葉の語源、関連語などを調べ分かりやすく伝えている
また、新語(この本の出版がかなり古いため新語とは呼べない)
についての辛らつな指摘がありとても面白い
人物についても「人名辞典」として載せているが
それらの人物の巷でのうわさと本当のところとのギャップや
人物名やその人の影響で作られた言葉の意味が載せられている
私たちが日頃何気なく使っている言葉にある
本当の意味を知ることで日々の暮らしの中に
豊かな趣をもたらしてくれる
そんなたくさんの言葉たちの紹介である
新語の項目は省いて
「一夜漬け・人名辞典」
「むかしありけり事典」
「幻想地名時点」
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