レディ・ジョーカー〈上〉

著者 :
  • 毎日新聞社
3.75
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  • (18)
  • (5)
本棚登録 : 1485
レビュー : 175
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620105796

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと読むのしんどい。
    なかなかすっと入ってこない時代背景。

    警察と、犯人と、会社と新聞社からの視点で話が進むので、話の進みが遅く感じる
    無駄があるわけではないんだけど

    2018.1.23

  • 初めて読む高村氏の作品。有名な作品なので簡単なあらすじは知っていたが、ここまで長く、ここまで複雑多岐に渡る内容だったとは・・・(汗)
    冒頭の旧字体の手紙の箇所は、たまたま漢検一級の勉強中だったので難読漢字につまずくことなく何とか乗り越えられたが、途中何度も挫折しそうになった。
    上巻の半分を超えた辺りから事件が動き出すので読み進めやすくなる。その頃には会社の概要や経済・株式の説明箇所は少々斜め読みしても大丈夫なことを学習し、以降順調に読み進めた。下巻に続く。
    2015/12

  • 絵に描いたような良心的刑事である合田の存在がリアリティーを下げている。しかし、長い話を読み進められるのは、彼の登場シーンがあるからだ。新聞社パートが無ければ、もう少しテンポが上がるのに、と思う。上巻のエンディングは、悲劇の予感しかしない物語で、彼だけが神に愛されていることを感じさせられる。

  • 長いなあという感じで、読み終わりました。下巻の展開が、どうなるのか楽しみです。

  • WOWOWでドラマ化されるので積読本を読み始める。マークスの山で出て来た合田が出て来た、しかし本庁から所轄署に異動しており何かドジを踏んだようだ、それは前作の照柿を読まねば分からないようだ。物語は食品企業恐喝事件だが、この作者の特有の粘着質な詳細な説明描写がまどろこしく、ついつい飛ばし読みになる。これらの布石が全てラストにスッキリ解決されるのだろうか、今まで作品を見る限り疑問に思う。下巻に続く。

  • ボリュームがあり、タフな一冊だが社会の裏表を精緻に描いた重厚な推理小説。

  • 読了。

  • 1995年6月から1997年10月まで「サンデー毎日」に連載されたものを大幅に改稿したものが本書。
    さすがに長かったが、なかなか読ませる。
    国内シェアNo.1のビールメーカー、日之出麦酒の社長が誘拐され・・・。ある事情から、社長の城山は警察とマスコミを欺き犯人と裏取引をするが・・・。

    明らかにグリコ・森永事件から着想してるとおもわれる内容は、当時の事件(警察捜査やマスコミ報道)を知る自分としては、非常に面白く読めた。
    ただ、登場人物の裾野が広がり過ぎてる感があり、読み終わったときに、収束しきれてない。
    犯罪小説であるから、当然、犯人グループ、警察関連は登場するのだが、これにマスコミ関係や総会屋などの地下金融グループなどが多々登場している。
    日之出麦酒内の人間関係や警察内部の人間関係など、奥行きを感じささせる作品だが、登場人物それぞれにスポットを当ててるためか、読後に若干、消化不良の感じがした。
    事件後のそれぞれの感情などを、もう少し描いてくれれば・・・。

    動機と言う点でも、少し弱いような気がする。
    こんなもんで誘拐とかするかなぁ?って思ってしまった。

    ただ、物語が動き出してからは、読みやすい小説。リアルタイムでグリコ・森永事件を知ってる自分には、ドキュメンタリーと言うか、ノンフィクションを読んでいるような感覚にさせられた。

    実際のグリコ・森永事件でも犯人は捕まってないが、本書でも、本当の悪党が捕まっていないのは、自分の好みに合わず。よって☆3個。

  • 登場人物それぞれを細かく描きすぎて、若干展開の遅さがもどかしい。

  • 高村薫のいい意味ですっきりしない読後感。わかった気になって読んでると全くついていけなくなる。

著者プロフィール

高村 薫(たかむら かおる)
1953年大阪市東住吉区生まれ、現在大阪府吹田市在住。国際基督教大学教養学部人文学科(フランス文学専攻)卒業。外資系商社の勤務を経て、作家活動に入る。
1990年『黄金を抱いて翔べ』で日本推理サスペンス大賞、1993年『マークスの山』で直木三十五賞、1998年『レディ・ジョーカー』で毎日出版文化賞、2016年刊行の『土の記』では大佛次郎賞、野間文芸賞、毎日芸術賞をそれぞれ受賞し、新たな代表作となった。
『レディ・ジョーカー』を境として、重厚な社会派ミステリーから純文学に転向。織田作之助賞選考委員を務める。

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