- Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620105802
感想・レビュー・書評
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後半は一気に読み進んだ。前半ちょっと流し読みした部分が後からわからなくなったりしたけど、面白かった。
登場人物が多く、場面ごとの書き方で映像として頭に入ってくる感じ。 -
骨が太い。社会派小説。
その昔、僕が幼稚園くらいだった頃、
世の中は、グリコ事件に揺れていた。
何が何だかはわかってはいなかったけど、
すごいことが起こっているんだって、
子供心は不謹慎にもわくわくしていた。
うっすらそんな記憶がある。
そんな子供心の裏の世界では、こんな世界が広がっていたのだね。 -
奥行きがある内容。読み応えあり。
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【No.52】「納得する必要はない。辛いことが、辛くなくなることはない。自分の腹に収める場所を見つけるだけだ」
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あいかわらず、あまり親近感のでる登場人物はいないですねえ。
でも、話は結構引き込まれます。
おもしろかったです。
オススメしますが、字も小さく、中身も多く、話も結構重いので、本を読みなれた人でないと、きついかも。 -
上下巻読み終わるのに一ヶ月以上かかったかも。
意図したわけではないのだが、前回の『照柿』に続いて合田シリーズを選んでいた。
同和問題、新聞記者、大企業、株や、次から次へと突っ込んだ内容が出てきて、どれほどの取材を重ねればこれほどのボリュームを書くことができるのか驚愕しながら読み進める。
最後の方は、肝心のレディージョーカーよりも、合田がどういう着地を見せるのかそれが楽しみだった。
『照柿』での合田の動きは少し不可解な部分があったけど、こういうシリーズの登場人物だと思えば納得できる。著者が合田を可愛く思っているということで、私がそれに気がつかなかっただけだ。
こうなると『マークスの山』も読まねばと思いが浮かんでくるのだが、もうしばらくはちょっと軽めの本を読みたい。
(合田シリーズのファンサイトを見つけたのでリンクしておく)
http://donguri.sakura.ne.jp/~shell/godaholic/ -
愚弟の本
内容(「BOOK」データベースより)
犯罪が犯罪を呼び、増殖し続けるレディ・ジョーカー事件。犯人たちの狂奔と、それを覆い尽くす地下金融の腐臭は、いつ止むのか。そして、合田雄一郎を待つ驚愕の運命とは―高村文学の新たな頂点を記す、壮大な闇の叙事詩、ここに完結。
合田雄一郎の葛藤が手に取るようにわかる。
あと一つのつめができない。それはなぜか?
とてもいい作品でよんでよかったと思います。 -
2009年2月15日読了
著者プロフィール
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