黒龍の柩 上

著者 :
  • 毎日新聞出版
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620106601

感想・レビュー・書評

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  • やったら土方と山南が話すとき、お互いの名前呼ぶのでそれに吹いてしまう。

  • よくしゃべる土方さんに違和感・・・。司馬作品の土方さんのイメージが強すぎるのかも。下巻の最後まで読み終わったときは「こんな奇想天外な展開、ありえん!」と思いましたが、土方さんに関しては史実としてハッキリ分かっていない部分の方が多いようで。そのグレーゾーンをうまく小説に仕立ててるな~。

  • 上巻のラスト辺りからはもう箱館に向けて動く土方さんが主ですが、前半の土方さんに託す為に最期の力を振り絞る山南さんが格好良いです。そしてその時に託された事を元に夢に向けて動き続ける土方さん。様々な人が持つ夢に向けての思いが複雑で面白いです。生き続けようとする土方さんが良いです。

  • 読みやすい、しかし好き嫌いが分かれるところ。

    直前に浅田次郎の「壬生義士伝」を読んだので、
    情緒的な部分がこちらには足りない気がしてならない。

  • 2003年2月26日読了。

  • ハードカバー上下巻で完結。
    司馬遼太郎が作った土方をイメージして読むと違和感があると思う。

  • 土方。山南。

  • 何で読んだんだっけ?

  • 「おまえの夢のために、俺の命など、屑のように使ってくれていい」(山南)
    土方さんが新国家計画を夢みる、ちょっと政治的なお話かと思います。池田屋事変が終わってからスタートするので、あんまり新撰組は出てきません。
    時代の流れをとってもよく考えている土方さんが新鮮です。うまくいってれば、蝦夷地にもうひとつ、日本が生まれていたかもしれない・・・。
    殺陣のシーンがうまくて、読みながら時代劇のワンシーンが思い浮かぶようでした。

  • なんなんですか!!この、ものごっつ強い副長はぁッ!!!!!
    こんな強い男、護衛なんかいらないですよッ!!!
    中村半次郎と互角に戦ってますよッ〜〜〜!!!!!
    土方受の人が読んだら卒倒しちゃうくらいに、この土方さんは格好良いです!!
    はぁ〜、なんなんでしょうね、この土方さんは……。最強ぉ。
    そして、山南さん、漢ッス。土方と男の熱い友情を見せてもらいましたぁ☆
    忘れたらいけないのが、姫・慶喜vvvもう、姫!!決定ッ!!!
    可愛いです。儚いです。守ってあげたいです!!
    相馬と野村は名前が出てきただけのような扱いなんですが、まぁ、北方先生にはあんましこの二人の記述はして欲しくないので、良かったです。難を逃れた(-_-)ホッ。
    物語としては面白いと思いますよ。男のロマンです★☆★
    伊庭・星・春日などの美形が出てこなかったから華には欠けてますが、原田とか大石とかが良い味をだしてましたね。
    でも、あんだけはじめの方に出張っていた沖田の扱いが最後は
    そんな奴もいたなぁ、みたいな感じだったのが淋しかったです。
    もっと、沖田が病気で苦しんで、剣で戦い死にたかった…という描写が欲しかったかも。
    さらっと、気付いたら死んでいたもん。
    なにはともあれ、久兵衛が素敵でした。オリキャラ久兵衛、格好良かったデス!!!
    変態さんではありましたが、その壊れ方がなんともいえなかった。
    なんだかこんな微妙に素敵な変態さんに会えたのは久々かも。
    この小説の真の主人公は久兵衛です!!間違いありませんッ!!!

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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