女信長

  • 毎日新聞社 (2006年6月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (504ページ) / ISBN・EAN: 9784620107028

感想・レビュー・書評

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  • 織田信長が実は女だったという歴史改変もの。

    父の正室だった母・土田御前が、側室に男の子が生まれた悔しさから、最初の子を男だということにしたのだ。
    父は御長と名付けた娘に見込みを感じ、そのまま信長として跡取りに据える。
    母は弟のほうを跡継ぎに望むのだったが。
    女だから守りに入らない自由な発想で大胆に世の中を変えていき、天下泰平を構想するようになる。
    むろん公表は出来ない極秘のことだが、実は女だと明かせば男は言いなりになると覚えていく。

    浅井長政は年下の恋人。
    妹のお市を嫁がせてからも、関係は続き、むしろ中身は空っぽだが外見は似た女を側にやって、忘れさせないというぐらいのつもりだった。
    浅井の離反に怒り、お市がそそのかしたと思うが、実際には長政が野心から女を見捨てて寝返ったのだと知る。

    斎藤道三の娘・帰蝶(お濃)は女と結婚してしまったわけだけど、信長とは友達として暮らし、けっこう仲が良かった。
    浅井が離反すると、お濃の方に、女を使うのは年齢的にもうそろそろ無理だとさとされてしまう。

    明智光秀は、お濃の従兄で、初恋の男。
    教養があり、女の若さだけではない魅力にも気づいてくれる度量があり、そして自分の出世だけではない~天下泰平を考えている男だった。
    信長が、お濃の侍女・御長として光秀と付き合うようになると、お濃とは気まずくなるが…

    無理を重ねて、ヒステリックになっていく信長。
    いささか下世話な書き方ですが~
    光秀が酷い仕打ちを受けるままになっていた有様というのが、実は女のわがままを受け入れている姿だった?
    歴史の上で、いくつか疑問に思っていたような点(信長の死体が発見されなかったこと、秀吉の大返しが早すぎたことなど)が解釈されていくのが面白い。
    秀吉ははしっこい男で信長に目をかけられるが、どっちかというと悪役。
    あ、蘭丸出てこなかった。
    女性ならではの大胆さというのは夢がありますね。
    ドラマ化されるそうです。

    • まろんさん
      おお!これって、「天海祐希さんがヒゲをつけて信長を演じる!」と
      話題になっていたドラマの原作なのですね?!
      sanaさんのレビューを拝見して...
      おお!これって、「天海祐希さんがヒゲをつけて信長を演じる!」と
      話題になっていたドラマの原作なのですね?!
      sanaさんのレビューを拝見していると
      信長の破天荒ともいえる行状が、「実は女性だった」から、
      という理由でなんだか納得できてしまう気がして、興味深いです。
      ドラマも楽しみです(*^_^*)
      2012/09/14
    • sanaさん
      まろんさん、
      そうなんですよー!
      天海さん、イメージぴったりです☆

      信長って確かに綺麗な顔だったし…
      弟との跡目争いの真相は、こ...
      まろんさん、
      そうなんですよー!
      天海さん、イメージぴったりです☆

      信長って確かに綺麗な顔だったし…
      弟との跡目争いの真相は、こういうことだったのーみたいな。
      女ならでは!というのがあの時代に新鮮ですよね。
      たいていの戦国大名は戦争を続けるのが面白いので、天下泰平は思いつかないとか…!?
      ドラマは内野さんが光秀なので、楽しみにしています♪
      2012/09/14
  • 光秀が良い人すぎて、最後本能寺にどう繋がるのかと思いながら読んだ。史実と女の信長をうまく繋げていて、なるほどと面白かったが、晩年の方が辛かった。幸せになってほしいと思った。

  • フィクションではあるが、いろいろ腑に落ちた。

  • 好き嫌いはあるかもしれませんが、信長が女性であったという設定のもと、よく考えて作られた物語だと思う。
    読者がどこまで史実を押さえているかによって、面白さが違ってくるかもしれない。
    個人的にはかなり興味深く読むことができた。

  •  織田信長は実は女性だった!という設定の歴史小説。「女信長」像が典型的な「男が考える女」の集合体(「恋愛脳」で結局男に依存する)で不自然。内面描写はライトノベルの「織田信奈の野望」の方がましに思える。

  •  フランス史ものが多い佐藤賢一としては異色作のひとつということになるのだろう。フランス史を熟知した佐藤賢一が史実の隙間にフィクションを織り込んでいくところが面白いのだが、日本史ものはどうなのと、ちょっと引いていた。ところが友人に勧められて読んでみたら、ぐいぐいと最後まで惹きつけられて、最後は睡眠時間を削って読み終えることとなった。

     日本の時代小説はあまり読むほうではないので、信長といったらもっぱらテレビの時代劇の記憶になってしまい、その印象からするとどうしても「女信長」というのはイメージが湧かなかったのだが、信長は御長という名の女性だったという設定は、意外と説得力のある物語を生み出すのが興味深かった。もっとも、その説得力とは「女はみんなこうしたもの Cosi fan tutte」という先入見とギリギリのところにあるようにも思われる。
     最近、テレビドラマ化されたようだけれど、私はそれを知らず見ていないので、あれこれいう権利はないが、男装の麗人を映像化してしまったらやはり何か陳腐なところに落ちてしまう気がする。

     作家は信長=御長をある意味で「かわいい女」ととらえているのじゃないかと推察するが、女性読者の共感は得られるのだろうか。「所詮、女には天下は取れない」と結論しているようにもとれるし(もっともここは多義的だが)。当然、光秀、秀吉との関係をどのように描くかが作家の腕の見せ所で、いかにも佐藤らしい男女の情がキーになっていくとだけ紹介しておこう。
     つまり「女信長」が「女<信長」だったり「女>信長」だったりで揺れるわけだ。本能寺で何が起こるのか、およそのところ予想が付くものの、出来事の裏の意図と意図のぶつかり合いには、う〜んと唸らされた。
     そして、終章、家康が信長を回想するシーンの余韻こそ佐藤賢一らしいと思った次第。歴史の中の個人、しかし歴史を超える個の生の重み、ということか。ここは美しい。

  • 歴史小説は歳をとってからの楽しみにとってある。が、もうじき50になるので、前から気になっていた本書を手に取った。織田信長や羽柴秀吉、明智光秀の話は様々な歴史小説、ドラマで取り上げられてきたが、信長が女だった、という目のつけどころが面白かった。御長と信長、そして、本能寺の変、とその後のエピソードに至るまで、とにかく飽きさせない。佐藤賢一は『アメリカ第二次南北戦争』以来だが、ハズレなし。ただし、どの本もページ数が多いので、先送りしてきたが、この本を機に月に1冊は読んでみようかと思った。

  • これは 面白かった!

    信長が女だった!

    。。。な 視点で物語が進みます。


    いま 史実として、信長が行なった
    数々の功績
    。。。鉄砲を大量に使って戦をするとか
    楽市楽座や その他 数々の
    斬新な施策が、土地(領地)に縛られた男では 考えつかない、
    現実的な女だからこその発想だと。

    なるほどなぁ〜
    なかなか 新しくて、割と説得力があって。


    女だからこそか〜


    短気なのも、女のヒステリー??


    とにかく いちいち史実も曲げず、
    けど、女だったと話が進むんですが、
    無理なく読めました。


    けど、女信長と言いつつも
    明智光秀の物語といってもいいぐらいな話でした。


    なるほど こういう解釈かぁ〜と、
    かなり 楽しく読めました!

  • きつい本だった。冒頭からいきなり道三と信長がやってしまう。それも打算づくで、妙に理屈が通っている。

    信長は女でしたという設定は自体はいいのだけど、男装の麗人的なものはまるっきりなくて、リボンの騎士でもオスカルでもない。
    無残というか丸出しというか、さすがにミラボーに「男は保身」と言わせた作者である。

    ----

    ところで私は、歴史小説が好きなのだけど、織田信長は好きになれない。
    戦国は普通に好きだし、史実としての織田信長は別に好きとか嫌いとかってものでもないが、小説に出てくる織田信長が、どうも好きになれない。

    現代人は、織田信長に近代的な価値観を投影しすぎだと思う。
    近代的な進歩主義を彼に持ち込むから、彼がおかしな人物になる。「300年早かった近代主義者」に仕立てあげようとして、あちこちぼろが出る。

    そしてこれ自体が、「徳川幕府なかりせば、今頃日本は世界に雄飛していたのに」という願望の裏返しである。信長が本能寺で死ななければ、ヨーロッパよりも早く、少なくともヨーロッパと同時代に近代化や産業革命が出来たのに、という、甘ったるい妄想を信長に転嫁している。

    ----

    私の評価を言うと、織田信長はあまり賢い人物に思えないし、それ以前に人間としての魅力に欠けるので、物語としておもしろくない。

    楽市楽座とか言っている割には(楽市楽座は近代的な重商主義の現れだ!)って言う割には、通貨とか法制とかやってない。田沼意次とまでくだらなくても、秀吉でもやってたよ。

    既存の権威を鴻毛のごとく軽くしたって、その割には足利義昭の扱いは最後までグダグダだし、朝廷に対しても一貫した姿勢があると思えない。

    宗教的権威への反発と世俗主義にしたところで、総見寺で底が見えてる。

    たしかに彼の頭のなかのスパークにはすごいものがあったと思うし、そのスパークは数百年後にもつながるような、つまり人間の普遍性に近付くような何かがあったのだと思う。
    しかし彼はそれを語る言葉を持たなかった。システムとしてそれを表現する努力もしなかった。
    で、そんなスパークなんか、誰にだってあるのだ。
    それをその次代の制約の中で形にするように苦闘した人間のほうがえらいし、興味をそそられる。つまりそれは、秀吉であり、家康だ。

    ----

    で、この本「女信長」である。
    最初は、道三で破瓜するわ、柴田勝家を肉体で籠絡するわ、浅井長政に言葉責めされるわ、イロモノ街道まっしぐらである。
    「きっつぅ〜」と思って読んでたけど、明智光秀との愛になるあたりから、どういえばいいのか、「女信長」こと御信の方に人間としてグイグイと引き込まれる。
    信長ものにしては、ぜんぜん登場しない秀吉も珍しいが、それが最後にぐいっとでてくる。
    また同様に、信長ものの若き日の刺身のツマにすぎない道三娘の濃姫も最後までいい役だ。

    愛、老い、そして女であるということ。

    つまり、人として普遍的な課題を一身に背負い、それに立ち向かい、それに敗れていく「女信長」の姿は、清冽であり、共感と反発を呼び起こすものであった。
    つまり、私が読んだ「信長もの」の中で、もっとも面白い小説であり、はじめて、織田信長という人物に、興味を持った。

    いい本でした。
    記憶に残る本です。

  • 歴史物。用語に苦労したが、良さに気づく。

  • うーん、なんだろう。なんて言ったらいいのか…。
    ずっと読んでみたいなと思っていました。そんな時、ドラマが放映されることを知って(主役の天海さんも好きなので)観たら面白かったので勢いで購入。
    色々突っ込みたいところ満載ではありましたがドラマはそれなりに良かったので、ドラマと原作とのギャップにちょっとびっくり。こんなにも女の武器を使っているなんて思ってもいませんでした。
    そういうシーンは細かく書かなくてもいいんではないか、とちょっと思います。ですが、あー上手く史実と繋ぎあわせているなぁ…って思うところも多々あって、歴史が好きなヲタク女子向けって感じです。
    でも、最後の展開なんかは、好きです。
    こういう歴史改変物もいいなって。

  • ドラマ化されることで読んでみました。
    舞台化もされていたんですね。

    ストーリー的には微妙。女性だから、女性の視点。と言葉には出てくるがもう一つ納得できないかな。男性が書いているんですよね。なるほど。

  • 後半がっかり・・・。

  • 実は信長は女で、男として育てられていたのだ、という歴史ファンタジー。
    奇抜な振る舞い、発想の全ては、女だったからなのだ!というお話。

    いきなり義父である斉藤道三との濡れ場になったり、「女」を最大限に活用…というか、変に自信をつけて乱用した感じがする。
    そのせいで浅井長政絡みの醜態を晒すし、もう見てられない。
    「女だから、男だから」ということに拘りすぎてて、さぞかし生きにくい性格だったんだろうなあ。

    戦場での会話シーンに戦況などの説明書き、それに対する信長の独白が括弧書きで、これは会話として口に出したのかそう思っただけなのか、を読み取るために少し混乱。読みづらい。

    光秀がどうして本能寺の変を起こしたか、についての解釈はすごく面白かった。
    この光秀、いい男である。
    が、信長、つまり御長は、ヒステリー女の嫌な所全開なのがきつかった…。

  • 織田信長といえば、
    誰もが知るような有名なエピソードが数々ある。

    斉藤道三との会見、
    長槍に鉄砲、楽市楽座、、、他、
    そういった諸々の有名エピソードを逆手にとって、

    すべては女だったからこその発想力なのだ!!

    とし、
    荒唐無稽な女信長という設定を
    読者に信じ込ませてくれる手法は見事である。


    ただ、この、、、、
    「女だから」・・・
    「男だから」・・・

    という言葉なのだが、
    男性であるはずの信長を女性として描いているからには、
    そういう男脳、女脳といったような
    性の違いによる考え方の違いに焦点をあてるのはわかる。

    しかし、本作におけるその分け方には、
    少々疑問が湧かないでもない。


    ま、その疑問こそが、男女という括りに関係ない
    人それぞれの個性であったりするのだろうが、
    本作は、そのあたりに目くじらを立てずに
    読む必要があるかもしれない。



    また、本作では、
    信長が女性であるという大きな設定以外にも、
    信長の行った城作りや町作り、戦の方法などについてを
    宣教師伝いに西洋の列強諸国の方法を学び、
    手本にしているとする設定もある。

    信長のバテレン好きは、よく聞くエピソードのひとつでもある。

    ただの、女ゆえの新しいモノ好き、、、
    というような話の挿入で終わらせない辺り、
    切り口としても面白いのではないだろうか。



    ただ、残念なのは、
    本作は、史実を追うせいか、
    盛り上がりが少なく、ダラダラとした印象を受ける。

    信長の一生を描くのだから仕方ないことかもしれないが、
    とはいえ、読んでも読んでも物語が進んでいかない感覚は、
    読み進めることに疲労感を感じるばかりである。

    疲労感を感じずに読み進められたのは、
    冒頭の掴みと、本能寺の変あたりだろうか。

    はたしてどうやって終わらせるのか・・・
    との思いは、手に取った方なら誰もが思うだろう。



    ひとつ言えることは、
    本能寺の変とエピローグを読めば、
    きっと、私のように疲労感を感じた方も、

    諦めずに読みきって良かった!!

    と、思えるだろうということだ。


    興味を覚え、もし手に取ったならば、
    最後まで諦めずに読んでほしい。

  • 美形で声もかん高く、時にヒステリー気味でもあった織田信長だが、実は女性だったという大胆な設定の話。
    信長の常識を打ち破る発想の数々は女ならでは、というのは頷ける。正室である御濃の方との気の置けない女友達の関係がおもしろかった。そして女として恋もするが…。
    本能寺の変についてはいろんな説があるが、こういうのは初めて読んだなあ。光秀のポイント高し。

  • 三谷さんの清洲会議が面白かったので
    にわかにわたしの中で戦国ブーム到来のきざし

    なんかドラマ化?映画化?するって風の噂できき

    織田信長が女だったら
    って話らしい

    くだらなさそうだと思ったら
    女の武器‥というか
    肉体を惜しげもなく使う
    エロエロ小説だった

    っていっても
    そればっかりじゃないんだけど‥

    えろ描写はちょっとどんびきなんだけど、
    体を使うことについてのはんもん?とか
    年をとってきての・・とか
    年下の男性はどうのこうのとか
    うーん

    明智光秀がキレ者だった、ってのがおもしろかった。
    本能寺の変の理由とか、ちょっと乙女
    空海になって、って話に「そんな話もあったなあ」的な

    日本を統一できたのはひとりじゃ無理で、
    こわすひと(信長)ととりあえずまとめるひと(秀吉)と安定させるひと(家康)の3人が必要だったってはなしがおもしろかった
    その暗幕が、立役者が明智光秀だった、とかなんとか

    けっこう信長が女もあながち無理じゃないと思わせられてしまった
    信長の数々のエピソードも
    女の人がから新しもの好きだったとか
    怒りっぽいのもヒステリーだっとか

    でもこれ男の人が描いてるんだよなあと思うとちょっと

    あとこれえろ描写ありすぎて映像化は無理では・・

  • タイトル通り織田信長が女です。
    下克上の戦国時代に御長という名前で産まれながらも
    織田信長として生きたっていう話。
    知っているのは、ごくわずかな人達だけ。
    で、色んな戦略とかを考えれたのも女だったからできたのよ!っていう流れです。
    あぁ、確かにこういう解釈もあっていいかなぁと思う。
    しかしながらワガママすぎて、そりゃないだろ!っていう所も多い。
    愛した相手(浅井家)に裏切られて兵を向けたり、自分の正室(御濃)と唯一話せる女友達だったり。
    ある意味パラレル、ある意味現実っぽい。
    そんな感じ。
    愛するのではなく、愛されたかった信長(御長)がいましたとさ。

  • もし信長が女だったら――?
    直木賞作家佐藤賢一、日本史に切り込むためにはこういう観点が必要だったらしい。何かのインタビューで書いてあった。
    女だからこそ、男の馬鹿騒ぎに乗らず、冷静な判断ができ、つまらない物にとらわれずに天下統一を目前に控えることが出来た、なんていうのは説得力があった。それにしても女信長さまは、女の私が見ても目を当てられないくらいひどいヒステリーで……。おおう、そう書くか佐藤賢一、残酷、と思った。
    女ということを隠して信長として振る舞う御長。女将軍についてくるものなどいない、と馬鹿にされ見限られないよう隠し通しているが、精神的に体力手にもつらかった。そして御濃の女御として使える女としての御長は、そこで鬱憤を爆発されるのだが。
    中盤から後半、彼女を襲うさまざまな不幸は、読んでいてこっちが辛くなるほどだ。そして光秀。天海説がある人物だとは知っていたけれど。
    ああなるほどね、これはいいや。纏め方は佐藤賢一の真骨頂を見た気がした。

  • 本屋さんで見た。
    作者の佐藤賢一さんは鶴岡市出身
    長編の『フランス革命』を書いているのでとっても気になる。
    ちらっと立ち読みしたが文章も良い。

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著者プロフィール

佐藤 賢一(さとう・けんいち):1968年、山形県生まれ。東北大学大学院でフランス中世史を専攻する。1993年、「ジャガーになった男」で、小説すばる新人賞を受賞してデビュー。1999年、『王妃の離婚』で直木賞を受賞。2014年には『小説フランス革命」で毎日出版文化賞特別賞、2020年に『ナポレオン』全3巻で司馬遼太郎賞、2023年に『チャンバラ』で中央公論文芸賞を受賞した 。他の著書に『傭兵ピエール』『二人のガスコン』『オクシタニア』『女信長』『新徴組』『ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ』『遺訓』『最終飛行』など多数。

「2025年 『歴史小説のウソ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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