月の小屋

著者 :
  • 毎日新聞社
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本棚登録 : 81
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107219

感想・レビュー・書評

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  • 掃除する人面白かった。
    淡々と描かれている先に小さな発見やときめきを感じる。

  • 「そうじする人」が良かった。掃除や整理整頓が苦手だけど少し頑張ってみようかなと思えた。「小屋」は月経小屋で家事から開放されるのはいいな。若くで会ったこともない人と結婚させられる時代には嫁に行く準備も必用で大切なことなんだろうなと感じた。

  • 「母の夢、オセチアの夢」「石鹸」「逡巡、あるいは骨の記憶について」「詰めもの」「そうじする人」「小屋」
    特に「そうじする人」がよかった。

  • 女性による女性に向けた文章に少し“うっ…”となりましたが、最後まで読み終えました。エッセイのような短編集。表題作(かな?)の『小屋』はなかなか興味深かったです。

  • 忙しいとか、忙しくない、とかそういうことは別にして、時間というのは空くときには空く、つまり、空けようと思うときにはいつでも空くのだ。「どうしても時間が空けられないのですが」と断る、というのは、結局のところ、「時間を空ける気がない」ということなのだ。あたりまえだけれども。






    もしも、もしも中絶や流産をすることがあったら、絶対にまたこの本を読もう。



    糖尿病の人が使う八十キロカロリー一点表




    実話?
    先生がきいたお話、という感じ
    なんかよかった

  • 幸運なことに、私はちづるさんを知っている。JICAの仕事で彼女がブラジルにいたときに、一時帰国中、友人の家で何度か会ったことがある程度なのだが、この本を読みながら、彼女の声と笑顔を思い出すと、あたたかい気持ちがふわぁっとわいてくる。母性、という言葉はステレオタイプに過ぎるが、現実に母であっても、そうでなくても、女性がもともと持っている力をそのままに肯定し、でも人それぞれの違いもそのままに認め、うまくは運ばない人生の多事多端も受け止めて前へ進む、そんなおおらかさを感じさせる人だ。

  • なんか、素敵な本です。

    自分を生んでくれた人がいて、その人を生んだ人がいて、その人を生んだ人がまたいて…
    なんだかんだ言ってそうやって人って繋がってるんだな、と。

    死も生もそれ以上でも以下でもなく、ただそうあるもので、自分もそっと生きてきた証が、誰かの記憶の中にだけあれば良い。

    なんて思う。

  • とってもとっても面白かった!
    面白い生き物なのだ。女って。
    この本欲しいかも。

  • おもしろかった!
    三砂先生の考え方に憧れる。
    図書館でかりてきた。

  • ノンフィクションと思って読んでいたらフィクション
    だった。女性ならではの身体と心にまつわる短編集。
    女性の身体の神秘を改めて感じる。
    最後の月経小屋の話がとても良かった。

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著者プロフィール

1958年山口県生まれ。兵庫県西宮市で育つ。京都薬科大学卒業。ロンドン大学PhD(疫学)。作家、疫学者。津田塾大学多文化・国際協力学科教授。専門は疫学、母子保健。著書に、『オニババ化する女たち』(光文社新書)、『死にゆく人のかたわらで』(幻冬舎)、『女が女になること』(藤原書店)、『自分と他人の許し方、あるいは愛し方』(ミシマ社)、『女に産土はいらない』(春秋社)、『セルタンとリトラル』(弦書房)、『ケアリング・ストーリー』(ミツイパブリッシング)など、きものについては『きものは、からだにとてもいい』(講談社+α文庫)がある。編著に『赤ちゃんにおむつはいらない』(勁草書房)、共著に『気はやさしくて力持ち』(内田樹、晶文社)、『ヒトはどこからきたのか』(伊谷原一、亜紀書房)、訳書にフレイレ『被抑圧者の教育学』(亜紀書房)などがある。

「2024年 『六〇代は、きものに誘われて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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