もしもし下北沢

  • 毎日新聞社
3.58
  • (68)
  • (184)
  • (186)
  • (34)
  • (4)
本棚登録 : 1251
感想 : 239
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107578

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 久々のばななさんの作品。下北沢に惹かれて読んだ。知らない女性と心中した父親、残された母娘が過去の呪縛から逃れて再生してゆく様を下北の個人商店、人情を背景に描かれている。心中相手以外は皆んな良い人ばかりで、空気感は分かるがそれだけだった。直ぐに泣いて人の懐に入る主人公に共感できなかった。

  • んんー
    途中までしか、読めなかった。
    導入で心を掴まれ、
    スイスイ読んでいたのだが、
    お母さんがバイトし始めたくらいから
    読めなかった。

    空気感は好きだった。

  • よしもとばななの小説を全部足して割った、、みたいな話でした。

  • 中学生か高校生くらいの時に『TUGUMI』を読んで、合わないなぁ…と思って以来よしもとばななに苦手意識があって今まで避けてたんだけど、毎日新聞で連載当時に最終回だけを紙面で読んでしまったので全部読みたくて図書館で借りた。装丁もカラフルで可愛いし。ただ、なーんか読みにくかった。よっちゃんの心理も理解できないし。お父さんの死の真相も結局わからずじまい?だし。下北沢にはおいしい料理屋さんがたくさんありそうな雰囲気でいってみたいと思ったけど。やっぱりよしもとばななは苦手かもしれないなぁ…。2011/189

  • ラストまでは良かった。
    ラストでいきなり感じる細やかな嫌悪感。。。
    一気に共感できなくなるのは自分の精神年齢が低いからか。
    そして、下北沢だけでなくきっと各々の暮らす場所で感じる事が出来るのではないかと思う。
    生活していてふっと感じるものを、文字に表されてるような気ができた部分は良かったと思う。

  • 不倫相手と無理心中をした父をもつ娘と、その母との再生の話。

    浮き世離れしすぎる内容で、いまいち感情移入が出来ず…主人公にも好感がもてず…

  • ダラダラと「私って感受性豊かでしょ」って主張された感じ。女の子ってめんどくさい。
    ただ、こんなに自分勝手に、自己満足に他人に気持ちをぶつけて、それを受け止めてもらえてるのは、すごく羨ましい。

  • 「だって死んでしまうわけにはいかないのだし、
    生きるしかないのであれば、意地を見せるしかない。」

    人間、本当に辛い時は、苦しみながらも、
    意地で、歯くいしばって、己を奮い立たせて生きるしかない。

    でも結局は、なんだかんだで恵まれてる主人公。
    つらくても、ずっと誰かしらが傍にいて気にかけてくれる。
    甘えんな!とは思わないけど、
    このひとは大丈夫でしょ。っていう気持ちになった。

  • 少しずつ読んでいき、
    気持ちの寄り添い方とか
    よしもとばななの書き方のよさが出ている作品だなぁ
    と感じたが
    どうしても最後が受け入れられなかった。

  • よしもとばななさんはドリーミングなくせして支離滅裂でやはり苦手だということがわかりました。。

著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

よしもとばななの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×