- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620107615
作品紹介・あらすじ
父・勝小吉、初恋の人・島田虎之助、夫・佐久間象山、兄・勝麟太郎(海舟)、謎の剣客・村上俊五郎、さらに松陰、龍馬、土方歳三らも登場する幕末から明治を描く長編歴史小説。
感想・レビュー・書評
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夫、佐久間象山の暗殺、滅び行く幕府の運命を担う勝海舟。夫の仇討ちを願うお順は、村上俊五郎と恋に落ちる。幕末から明治を力強く生きた女性お順を描く歴史小説。
村上俊五郎のような人間は、いつの時代にも世間にはいるよ。
ただ、民のような女性は少なくとも現在はいないと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再び江戸に戻ってきた順。
象山の仇討ちを思いながらも他の人に惹かれていく。
順が見た激動の幕末。
勝海舟の果たした役割など、見る側の方向を変えるとまた違う幕末が見えてくる。
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面白かった…んだけど、終盤失速した印象。
「こんな男にひっかかるなんて」という気分がぬぐえず(++; -
女にするにはもったいないお順。虎之助に似ていることから村上俊五郎に心を寄せるようになるが、何故そこまで惚れられるかは私には理解できない。男勝りがそうさせるのか?
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とかく男運の悪いお順のお話。
表紙の象山先生がこわい。 -
その後は佐久間象山を夫とし、彼の死後は村上俊五郎に惹かれる。村上は剣豪ではあったが、どうしようもない男で、家族は彼にふりまわされる。剣の達人だった初恋の男のイメージを引きずったせいで。
それにしても妹の気質を知悉し見守る勝海舟は大きい。
おもしろく読んだ。 -
勝海舟の生きる姿、めちゃめちゃカッチョいいぜ!
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いろいろあるけれど「勝海舟」の、戦を好まず、時代の流れに逆らわず、逆境のあるからこそ勉学に励み、平和を願う姿勢が立派ですね。
主人公については、最後まで好きになれなかったですね。