ビリジアン

著者 :
  • 毎日新聞社
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本棚登録 : 196
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107653

感想・レビュー・書評

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  • 単行本は257ページ。
    それが20篇に分かれているから、だいたい10ページ前後のお話がつらつらとつながっていく。
    それらの内容は、表紙のネガフィルムのように、青写真のように焼き付いた人生の時間の一部分。
    ひとつひとつ、ぶつ切りで、淡々と描かれていく日常の一部分は、、、、退屈だった。

  • 興味もない誰かの素描を、ただひたすら眺めるような、物語とも言えるかどうか、という読後感をもった。感性が瑞々しい若い人が読んだら、何かこの本からもっと汲み取れるものがあるのかも知れないが、今の私には今ひとつ響かなかった。気になる作家だけに残念。

  • 一人の女性の人生における、ある日・ある時を写真のように切り取った短編集...と書くと興味が湧くものの、実際には何も掴めないまま読み終えてしまった感じ。色、景色、音楽を感じさせる文章全体をひとつのアートのように捉えられる人には良いんじゃないかと。でもその素質のない私にはどうも楽しめなかった。

  • 洋酒くわしかったら
    もっと面白かったのかな。←

    びみょ。

著者プロフィール

柴崎 友香(しばさき・ともか):1973年大阪生まれ。2000年に第一作『きょうのできごと』を上梓(2004年に映画化)。2007年に『その街の今は』で藝術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞、2010年に『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞(2018年に映画化)、2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。他の小説作品に『続きと始まり』『待ち遠しい』『千の扉』『パノララ』『わたしがいなかった街で』『ビリジアン』『虹色と幸運』、エッセイに『大阪』(岸政彦との共著)『よう知らんけど日記』など著書多数。

「2024年 『百年と一日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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