赤い三日月 小説ソブリン債務(上)

著者 :
  • 毎日新聞社
3.58
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本棚登録 : 147
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107721

作品紹介・あらすじ

巨額の対外債務、高インフレの激震-巨大銀行と国家の暗闘がはじまった!国家の命運を賭け、市場を切り拓く新興国財務官僚たちロンドン、ワシントン、東京、トルコを呑み込むマネーの濁流。

感想・レビュー・書評

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  • 面白いけどもっと面白くなるはず トルコの地理は良く分かった

  • 4〜5

  • ヨーロッパとアジアの結び目に位置するトルコ。今の日本人には馴染みの薄い国かもしれないが、かつては東欧から中東に覇を唱えた大国であり、現代でもGDP世界17位のOECD加盟国である。しかしこの物語の主人公但馬の時代には、インフレに財政赤字、不安定な議会政治に繰り返されるクーデターと、かつての大国は先進国と後進国の間でフラフラしていた。そのトルコが数百億に膨らんだ対外債務がどうファイナンスするか、を巡って物語は展開していく。


    相変わらず、黒木さんの筆致は精密である。シンジケートローンを巡る銀行実務も、調達側のトルコ政府の内側も、当事者達が行き交ったであろう街の風景ですらも、緻密に描き出すから黒木小説は面白い。


    と、ここまではいつもの黒木節だけど、この小説を彩るのは銀行内部のどろどろした人間関係だろう。どの会社にも意地の悪い人や他人を蹴落とすことで生き残ろうとする人はいる。それは日本も外国も関係ない。それはわかっているけど、いや、わかっているからこそ、人の心の中の黒い部分が炸裂した姿に胸が痛んだ。フィクションとは書いてあるけど、誰かの身の上に降りかかった話なんだろうし。

  • トルコを巡る国際金融戦を描く。

  • 経済小説はあまり読んだことがなかったのですが、臨場感があり一気に読めました。専門用語もわかりやすく解説してあり、トルコの歴史も随所に堪能できました。

  • 面白い。今回はテーマや扱う金融商品を絞り込んだ内容で分かりやすくすらすら読める。筆者独特の細部の表現の正確さは相変わらずすごい。ソブリン債の引き受けをメインテーマとして、金融の知識、業界事情の勉強になる。また主人公のキャラクターにも強く惹かれた。直接関係はないものの不思議と自分の仕事へのモチベに変わるのが黒木氏の小説の素晴らしいところ。主人公丹馬のひたむきさ、情熱、細部へのこだわりなど見習いたい。

  • 銀行の海外駐在員の仕事も、結構大変ですね。

  • 専門用語に負けた~ ^^;

  • ソブリン債務なんて言葉は新聞などでしか見たことがなかった。トルコ(赤い三日月)に融資するため、トルコや社内の抵抗勢力を相手に奮闘する銀行マン。格好いいです。人生をかける仕事として、面白そうです。大変そうだけど。

    著者は学生時代、箱根駅伝に二度も出場されたそうです。文武両道の方って実在するんですね。

  • なんかコンセプトに問題はないけど、読んでて眠くなる。町の風景とかの説明が多すぎて話を途中で忘れてしまう。読み終えるのにも時間がかかった。

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