- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620107899
感想・レビュー・書評
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予約していた本が届くまでのつなぎに借りた本。
のっけから死亡フラグ満載の中学生が出てきて気が滅入る。
(これ、胸糞じゃね?)と思ったら案の定一家皆殺しになったし・・・。
読むのやめようかなーと思ったら、合田が出てきたのでしぶしぶ読む進めている。
合田といえば、義理の兄とホモの人だよね?(違
ここまで2014-04-20
「とまれ」「一寸」「隠微」「捨象」
気になった用語言い回し。一般的にあまり使わない言葉遣いだなあと思った。特に、「一寸」を中学生に使わせたのには興ざめだった。そんな中学生はいないよ・・・。
合田にも、不惑を超えたとはいえ、おばあさんみたいな言い回しをさせると歳より老けて感じる。現在下巻半分くらい。合田が中間管理職やってて、大変だなあと思う。
ここまで2014-04-23 -
あ
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久々にお会いしても、やっぱりいつもの合田さんな感じ。
下巻は、何が起こったのかを、ひたすら時間との戦いで追っていくことになるんかな? -
時期が時期だけにしんみりと読んだ。警察の捜査の描写の細かさは相変わらずだ。私、合田は好きなキャラクターではないんだが、今回は意外と嫌いじゃない。
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レディジョーカーに比べるとイマイチ感が
下巻に期待 -
ネット社会の危うさ
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初 高村薫でスリルを期待して読み始めたものの、後半に進むにつれなかなかページが進まず間延びした感じになってしまった。
幸せな家庭の代表のような高梨家の日常の風景から始まり、その温かな描写に感情移入していただけに、惨殺事件の被害者となった展開には気持ちがついていけなくなってしまった。 -
事件は2002年12月24日の朝、発覚した。
東京都北区西が丘に住む歯科医師一家4人が殺害された。13歳の長女と6歳の長男がいて、クリスマスにはディズニーシーへお泊りで出かけるのが恒例行事という、幸せな一家だった。
犯人は誰だ? 事件を調べる合田雄一郎は、歯科医院の患者や現場付近からの不審車両から、井上と戸田という二人の容疑者をわりだした。
第一章・事件、第二章・警察と、二つの章からなっている、高村さんお得意の、残酷な殺人事件を追う刑事ものの小説だ。
一章では、事件が起こるまでの間の被害者の歯科医師一家や犯人たちの動向、二章では、事件が起こってからの警察の調べによって浮かび上がる犯人の生い立ちと、それぞれ、視点を変えて書かれている。
犯人と被害者家族、犯人と警察。
両方の思惑と行動が交錯して読み手に伝わり、登場人物の心理が手に取るようにわかる作品になっている。
警察ドラマの作品としても、
高村さんが書くと、どうしてこう男性っぽく、硬質な文章になるのだろう。
まるで金属のような硬い印象の文章なのだが、
さっと読み始めれば、サッパリとしたキレのよい読後感に魅かれてしまう。
甘いスイーツも好きだけど、堅い辛めのおせんべいも捨てがたい。
それが私のおやつ趣向だが、
読書の傾向もそうだったのかと、改めて悟った次第だ。
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