満月の泥枕

著者 : 道尾秀介
  • 毎日新聞出版 (2017年6月8日発売)
3.35
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  • 69レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620108308

満月の泥枕の感想・レビュー・書評

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  • とにかく洞窟のシーン長過ぎっ!
    映像ならともかく、文字では辛いものがある。

    登場人物それぞれが次々に起こす勘違いからくる
    ドミノ倒しのような謎解き
    まぁ、軽く読むにはいい作品なのかもだけど
    あまりに現実味がなさ過ぎて……。

  • ちょっと暗めの話かな~、なんて期待!?してたら、ど直球のエンタメ小説でした!ww

    長編2冊分の楽しみをギュギュっと1冊に、というのは読んだ後にわかったよ~~w

    人が絡んで、絡んで、人情あり、ドタバタありの大騒ぎでずーっと飽きずに読ませるのはさすが。

    とはいえ、すべては最後の最後の汐子の言葉にー。

    本当に大切なものは、自分が思っているよりも、ずっとずっと近くに存在してるんだよ、ってゆお話・・・ちゃうか!w

  • いつもと違いあまり入り込めず、読むのに割と時間がかかってしまいました。
    暗がりや暗闇が多いから見えてこないのでしょうか?
    それとも、それまで読んだ設定を何度か崩さないといけない場面があるからでしょうか?
    思わせといてそうじゃないの連続でしたしたが、とりあえず読み終わりました。

  • 訳ありの登場人物たちが引き起こす、スラップステッィクコメディ的なミステリ。ただしミステリとしてはけっこう複雑で、読んでいる最中にどんどんストーリーが覆されていくので。いったいどこへたどり着くのか、まったく予想ができませんでした。ドタバタ喜劇に乗せられて進んでいるうちに気づけばゴール、という印象です。まさしくあのトロッコのよう!
    ただし、読み心地はそんな感じだけれど。登場人物たちの抱える問題はそれなりに重くて。だからこそ、じんわりとした感動もやってきます。いろいろ物騒に見える事件が起きても、終始誰も殺されたりはしない展開もいいのかも。優しく温かい一冊でした。

  • 事故で娘を亡くし、妻も仕事も全てを失った男。
    義姉から姪っ子を引き取り、2人暮らしとなっても、自暴自棄な生活をしている。

    そこに起きた、殺人事件???
    姪っ子の同級生の言葉にまんまと踊らされ、祭にかこつけて、ある計画を断行する。
    同じアパートの人々も巻き込んでのドタバタ群像劇。


    池に沈んでいた頭蓋骨。
    小学生の男の子からの依頼。
    なかなかに重いお話かなと思ったら、所々、声に出して笑ってしまうところもあって、ミステリーというか、人情喜劇の要素が強いかなと思いました。

    あと、汐子といい猛流といい、子供達がすごく賢くて、機転が利いて、大人の心に刺さる言葉を突いてくる。
    こういう事をこの子達の年代にわかってあげれてたらな…と思ってしまう。

  • +++
    生の悲哀、人の優しさが沁みわたる、人情ミステリーの傑作。

    娘を失った二美男と母親に捨てられた汐子は、貧乏アパートでその日暮らしの生活を送る。このアパートの住人は、訳アリ人間ばかりだ。
    二美男はある人物から、公園の池に沈む死体を探してほしいと頼まれる。大金に目がくらみ無謀な企てを実行するが、実際、池からとんでもないものが見つかった!
    その結果、二美男たちは、不可解な事件に巻き込まれていくことになる……。
    +++

    自分の不注意から最愛の娘を死なせてしまった凸貝二美男は、さまざまな事情を抱えた住人たちの棲むアパートで自堕落な暮らしをしていたが、行く場所を失くした姪の汐子を引き取ることになり、いまは二人で暮らしている。ある日、泥酔して公園で伸びていた二美男は、二人の男が池の端で何かを言い合い、何かが落ちたような大きな水音を聞いた。それがそもそもの物語のはじまりだったのである。そのことにかかわりがありそうな出来事が、あちこちから二美男のもとにやって来て、彼は否応なくその流れに巻き込まれていく。汐子に関わる問題や、剣道場の人間関係にまつわるあれこれや、大切な人を失った哀しみや虚しさなどなど、さまざまな問題要素を織り込みながら、流れはどんどん速くなり、巻き込まれ方も激しくなっていく。だらしないだけだと思っていた二美男にも、複雑な思いが胸の底にあることも判り、周りの人たちとの関係に和まされることもある。生きるって大変だけどいいこともあるんだと思わされる一冊でもある。

  • 最近の道尾秀介は、こうしたエンターテイメント性の強い作品が多い気がする。これぞ道尾秀介!という感じだが、龍神の雨などのような、ミステリ性の強いものを読みたかったりする。
    しかし、さすがは道尾秀介。ドタバタ人間劇のような話で終わるのかと思いきや、しっかりどんでん返しも用意してくれているし、人間の心理を描くのが上手い。とりわけ子どもの感情を表すのはずば抜けている。
    とにかく汐子が愛おしくて可愛い過ぎた。汐子や猛流に対するニ美男の接し方も良かった。

  • お勧め度:☆6個(満点10個)。道尾さんらしいストーリーで前作の「staph」同様どたばた喜劇みたいに感じるが、今回は最後にちょっとだけほろっとさせられる。
    内容は自分のせいで死なせてしまった娘への思いから自分は幸せになってはいけないと思い込む40代の哀れな男が娘と同年齢の姪を預かり育てていくという本筋だが、地元の祭りで一波乱、そのうえ岐阜の鉱山博物館での一波乱とまさにドタバタが続く。
    この男のキャラが素晴らしいし、姪の大阪弁、近所の住民の濃いキャラも相まっての面白過ぎる喜劇を見せつけられた気がする。

  • ふたりの男が池に向かったのに、「やめろ!」という声と水音の後、戻ってきたのはひとりだけ。これは酔っぱらいの夢か、現実か?
    半信半疑の状態から、事態は思わぬ方向へ。アパートの住人を巻き込んでの騒動からが、楽しい。軽いタッチのドタバタ劇。ミステリというより、エンタメ作品。

  • 「生の悲哀、人の優しさが沁みわたる、人情ミステリーの傑作」らしい。。

    癖のある個性的なキャラは出てくるのだが、なんか薄い。ミステリーというか、ドタバタ劇って感じ。
    以前の著者作品のような、背筋がゾクっとするような怪しさが懐かしい。

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