島のエアライン(下)

  • 毎日新聞出版 (2018年6月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784620108360

作品紹介・あらすじ

地方自治体が独力で経営する日本初の定期航空会社「天草エアライン」。開業4年目から業績が急降下。運転資金も底を尽き、倒産が現実味を帯びる。地域の医療も支える「島のエアライン」を関係者たちはどう救うのか!?

重整備や故障、乗客の減少、人材流出など、次々とトラブルに見舞われる。民間航空会社から社長を招き、新路線も開設するが、思うような効果は上がらない。倒産も視野に入るなか、関係者たちは"島の翼"を守るため、それぞれの持ち場で奮闘を開始する。

感想・レビュー・書評

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  • 下巻はパイロットの引き抜きや飛行機1機故のやりくりの苦労や搭乗率の低下、経営危機といった苦難が描かれる。最初の飛行機が16年余りのフライトの後新しい機に買い替えられるにいたる経過が契約交渉や購入負担をめぐる県や自治体の経緯も克明に描かれ読み応えある。
    航空事業や行政の裏側を知ることもできて興味深かった。

  • 20220226読了
    #島
    #熊本県

  • 天草エアラインを就航した後も、様々な問題点が次々現れ、飛行機を飛ばしつづける事はとてつもなく大変だなと思いました。旧機体から新機体へ交換する作業なども細かく書かれていて、関係者は気が休まる日は無いんだとつくづく感じました。機会が有れば天草エアラインに乗ってみたい。

  • 天草エアライン設立前からの経緯をドキュメンタリー風に描いたもの。
    飛行機飛ばすって大変なんだなと感じさせられました。

  • 下巻では、天草エアラインが開業して、好発進したものの、その後は業績は下降していきます。パイロットが辞めて行ったり、LCCの参入などトラブル続きで、どう乗り越えていくのかが描かれています。
    登場人物が実名であったり、ほぼ実話なのですが、淡々と事実を語っている分、難しい言葉が多く、小説の中では盛り上がっているのに読み手にはその半分くらいしか魅力が伝わらない印象を受けました。
    新規の飛行機会社での裏側では、資金の調達、お客をどう呼び寄せるのかなど失敗や成功を繰り返しながら、段々と良い方向へと進む姿に色々苦労を垣間見ることができました。
    上がしっかりしていると自然と下はついていくことや責任感という重みなどビジネスでも参考になることもありました。
    多くの人に支えられている天草エアライン。
    まだ天草は行ったことはないですが、エアラインと共にいつか行ったみたいなと思いました。

  • 苦難の上、天草エアラインが無事就航。
    様々なトラブルに巻き込まれるが運航を続けている。
    社員や天草エアラインに携わっている公務員の頑張りが伝わりました。
    陰ながら応援しています!

  • 相変わらず黒木作品はリアリティに富んでいて面白い(そもそも本作は全て実名だが)。天草エアに乗ってみたくなる一冊。

  • 2019.3.14

  • 1

  • 上下分離方式など、島のエアライン存続を目指して天草市・熊本県も奮闘する。

    地域のために公務員はいかにあるべきか?
    考えさせられる作品だった。

  • 登場する人物や組織は全て実名です

    飛行機はメンテナンスにも莫大な費用が掛かる
    その為、島原エアラインは常に自転車操業
    さらに、LCC乱立という時代背景もあり、多大な育成費を投資したパイロットの引き抜きも起こる

    常に赤字経営
    そこに充てがわられる血税
    しかし、そこで懸命に働く人達をどうして責める事が出来ようか

  • 天草地域活性化のために熊本県が作った天草エアラインが数多の試練を乗り越えて開業し、経営を軌道に乗せ維持する困難さを描いたノンフィクション。航空産業には素人の県庁職員たちでも航空会社を作って運営できちゃうのです。天草に行きたくなりました。
    続きはこちら↓
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  • 登場する人物名はすべて実名!なのだそうだ。そうするとどこが小説なのか!というモンダイが浮上するがまあ面白い作品なのでそういうところは大目に見ましょうぜ。w

  • 上巻よりもサクサク読めたのは、時代が追いついてきたせいか…飛行機を飛ばすために必要な人材、機材、様々な決まりごと。とんでもないお金がかかっていて、それなのにLCCとか出てきちゃって、公共交通ってなんだっけ?って考えてしまうような。うーむ。
    やっぱり、エアドゥを大事にしなきゃな、と思いました。
    2018/8/16読了

  • 天草エアラインのその後。

    人員確保・新規飛行機購入など
    波乱万丈な話。

    未経験者が飛行機会社を運営するとは
    驚くべき話。

  • 2018_08_28-102

  • 天草エアーの物語、その2。2000年3月から始まった定期運行も、立ち上げ時に劣らず様々な苦労の連続、資金流出に悩む悪戦苦闘の日々が生々しく描かれております。その辺り、正に企業経営の物語であります。なお、下巻の表紙の絵は、ATR42-600(二代目の機体)、上巻の表紙は、ボンバルディアDHC-8(初代)。今は、天草から退役し、北欧の空を飛んでいるそうです。

  • 経営危機と再生が描かれる下巻。純粋経済的にはペイしてないとの理解でいいんでしょうか?単なるいい話ではなく、今に続く問題意識が感じられます。こういう商売は規模のメリットがないとつらそう。全国的にはいろいろニーズがありそうなんですが。

  • 2018/07/06 052

  • 「命をつなぐ島ん飛行機ば守れ!」――圧巻の完結扁!


    地方自治体が独力で経営する日本初の定期航空会社「天草エアライン」。

    開業4年目から業績が急降下。
    運転資金も底を尽き、倒産が現実味を帯びる。

    地域の医療も支える「島のエアライン」を関係者たちはどう救うのか!?


    重整備や故障、乗客の減少、人材流出など、次々とトラブルに見舞われる。

    民間航空会社から社長を招き、新路線も開設するが、思うような効果は上がらない。

    倒産も視野に入るなか、関係者たちは"島の翼"を守るため、それぞれの持ち場で奮闘を開始する。

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著者プロフィール

黒木 亮:1957年、北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社を経て2000年、大型シンジケートローンを巡る攻防を描いた『トップ・レフト』でデビュー。著書に『巨大投資銀行』『エネルギー』『鉄のあけぼの』『法服の王国』『冬の喝采』『貸し込み』『カラ売り屋』など。英国在住。

「2021年 『カラ売り屋vs仮想通貨』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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