- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620108551
作品紹介・あらすじ
急遽仕立てられた東青森発の臨時貨物列車。
積荷の謎、相次ぐ妨害、その背景に潜む大きな思惑とは……。手に汗握る異色の鉄道サスペンス。
感想・レビュー・書評
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ミステリと鉄道、しかも貨物列車という興味深すぎるテーマだったがラストの動機解説が政治的でよくわからなかった。敵の実行部隊が弱すぎたのも残念。設定が良かっただけに勿体ない。
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JR貨物に積み荷が謎の特殊燃料を青森から佐賀まで運ぶという輸送計画がスタートする。
序盤から政府と警察からの圧力を感じる…
取材に走る新聞記者に行く手に迫る妨害など…
その中で、職務を全うする運転士はとても熱く素晴らしい。
一気読みしたあとで
本日9/20の朝刊見出しが、タイムリーで思わず二度見するほど…
放射性廃棄物海外委託も。
柏崎刈羽原発また不備。
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<回>
なんだか久しぶりに面白そうな小説を真保裕一が書いたかもしれない、とわくわくしながら読み始める。出だしは緊張感タップリで、往年の『ホワイト・アウト』を思わせる感じでなかなか良い。今作はシンポ独特の言い回しが心地よく響く・・・と序盤は思ったけれど どうやら中盤以降は中心となる人物の分散化があって、ストーリーに緊張感がすっかり無くなってしまって腰砕け。なんだかラストでは続編もあるやもしれぬ,という雰囲気を匂わせてもいるが,まず無理なのやめておいてくれ。ああやれやれ、である。やはり もはやシンポの復活は無いのだろう。すまぬ。
【ここからは又もや 本と関係ない事柄で誠に申し訳ない。】
最近僕はPayPayをよく使っている。今時そんなの当たり前でしょ今更きみは何言うか、とおっしゃらないで聴いて欲しい。思うになぜPayPayは使いやすいか いや使いたくなるか。クレカの方がポイント率は間違いなく高いにもかかわらず。(PayPay 0.5% クレカ1.0%)それはひとえに使った金額がその場で自分のスマホに表示されてしかも追加のひと操作で現在残高まで確認できる安心感にあるのだろう。
クレカは後から引き落とされるし ややもすればこんなの使った覚えがない症候群 になってしまってクレカ会社ともめたりする。クレカというのは実にその辺りがクレカ会社の勝手な都合だけで運用されていて ユーザー目線で考えていない事があまりに多いから。例えばクレカで買ったものをキャンセルしたときの返金の遅さなどはもう本当にあきれ果てる程だ。あ、PayPayを褒めようと書き出したが知らぬ間にクレカの悪口になっていた。でもその辺りを改善しユーザー目線でサービスを刷新できないとクレカには未来は無い!と断言できるぞよ! -
緊急輸送の貨物列車を巡る攻防。
意図せず2冊続けて同じ題材。
他人事ではない部分もあり
まだエンタメとして純粋に楽しむことは難しい。
[図書館·初読·10月19日読了] -
久しぶりの社会派アクションに期待したが、真保さんらしからぬ…健気に事実を知らしめようとする行為をテロと呼んで最後まで引っ張ったり、いつもの最後の謎解きも混乱。ここまで反原発だと東電に買い占められるのではと心配した途端に、被害者に冷たくなったり立ち位置もグラグラ!初の3評価…
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自衛隊の要求で燃料と称される物を青森から佐賀まで運ぶ事になるJR貨物。
ベテラン運転手は荷物に疑問を抱く。
何かおかしいと思う新聞記者も貨物列車を追っかける。
妨害も懸念される。
隠蔽の元にたくさん人達を巻き込んだサスペンス。 -
うーん。冒頭は、鉄道が舞台の事件?と興味を引かれ、ラスト数ページは爽快感でしたが、途中は読み続けるのにちょっと苦労しました。
登場人物の描き方とかさすが、と思うのですが、テーマの所以なのか、なんとなくどこがクライマックスなのか…
事件が終わりを見せてからの論調も少し冗長に感じ、全体的には、やっと完読したという印象です。 -
真保さん期待の新作だが、物語に入り込むことができず淡々と読み終わった。こちらが勝手に想像していた内容とのギャップに戸惑うばかりだ。エンタメの形式を取っているが、実態は原発に絡んだ問題提起だというのが最大の理由かもしれない。自衛隊の緊急輸送を担うことになったJR貨物の社員、“きな臭さ”を嗅ぎつけた青森の新聞記者、暗躍する男女などが交互に描かれるが、彼らの行動にはまるで説得力が感じられない。エクスプレスも貨物列車だしなあ……。惹句の割にはスケールが小さくてがっかりしたが、この国では起きそうな話だとも思った。
著者プロフィール
真保裕一の作品





