シークレット・エクスプレス

著者 :
  • 毎日新聞出版
3.20
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本棚登録 : 257
感想 : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620108551

作品紹介・あらすじ

急遽仕立てられた東青森発の臨時貨物列車。
積荷の謎、相次ぐ妨害、その背景に潜む大きな思惑とは……。手に汗握る異色の鉄道サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • ミステリと鉄道、しかも貨物列車という興味深すぎるテーマだったがラストの動機解説が政治的でよくわからなかった。敵の実行部隊が弱すぎたのも残念。設定が良かっただけに勿体ない。

  • JR貨物に積み荷が謎の特殊燃料を青森から佐賀まで運ぶという輸送計画がスタートする。
    序盤から政府と警察からの圧力を感じる…
    取材に走る新聞記者に行く手に迫る妨害など…
    その中で、職務を全うする運転士はとても熱く素晴らしい。
    一気読みしたあとで
    本日9/20の朝刊見出しが、タイムリーで思わず二度見するほど…
    放射性廃棄物海外委託も。
    柏崎刈羽原発また不備。

  • 緊急輸送の貨物列車を巡る攻防。
    意図せず2冊続けて同じ題材。
    他人事ではない部分もあり
    まだエンタメとして純粋に楽しむことは難しい。
    [図書館·初読·10月19日読了]

  • 久しぶりの社会派アクションに期待したが、真保さんらしからぬ…健気に事実を知らしめようとする行為をテロと呼んで最後まで引っ張ったり、いつもの最後の謎解きも混乱。ここまで反原発だと東電に買い占められるのではと心配した途端に、被害者に冷たくなったり立ち位置もグラグラ!初の3評価…

  • テンポよく3つの視点で進んでいきながら、謎が少しずつ明らかになっていく。

    しかし、急停車したあとの最後尾のディーゼル車が動くところ、今一つイメージも出来ず、意図も理解できず。

    更に元首相の裏仕掛けも???と。なんだか結局謎解きが出来ず・・・けど到着したから今更元に戻って読むのもなぁ。
    JR貨物のことが少し知れたことはよかったかと。

    単なる私の理解度不足、頭硬くなっているしあえて深読みはいたしません(笑)

  • 自衛隊の要求で燃料と称される物を青森から佐賀まで運ぶ事になるJR貨物。
    ベテラン運転手は荷物に疑問を抱く。
    何かおかしいと思う新聞記者も貨物列車を追っかける。
    妨害も懸念される。
    隠蔽の元にたくさん人達を巻き込んだサスペンス。

  • 公安の潜入捜査員はそんなに簡単に身分を明かしたりはしないはず。

  • 読み終わって巻末を見て初めて気づいたが、毎日新聞日曜版別刷に連載されていた小説が単行本化されたもの。
    連載されていた時には読まなかったが、そういえば載っていた…。
    青森から佐賀まで廃棄物核燃料を運ぶといったストーリーだが、ものがものだけに依頼する方も全容を明かさない。
    読んでいて、軽視しがちだったJR貨物の仕事に対する取組み姿勢がよく分かったのが良かった。

  • 真保さん期待の新作だが、物語に入り込むことができず淡々と読み終わった。こちらが勝手に想像していた内容とのギャップに戸惑うばかりだ。エンタメの形式を取っているが、実態は原発に絡んだ問題提起だというのが最大の理由かもしれない。自衛隊の緊急輸送を担うことになったJR貨物の社員、“きな臭さ”を嗅ぎつけた青森の新聞記者、暗躍する男女などが交互に描かれるが、彼らの行動にはまるで説得力が感じられない。エクスプレスも貨物列車だしなあ……。惹句の割にはスケールが小さくてがっかりしたが、この国では起きそうな話だとも思った。

  • JR貨物に入った、自衛隊の特殊燃料を緊急輸送するという依頼。しかし異様に物々しい警護と、ベテラン運転士の感じた積み荷への違和感、そして明らかにこの輸送を狙ったものと思える架線事故の発生。本当に積み荷は特殊燃料なのか。政府は何を隠蔽しようとしているのか。そしてこの緊急輸送は無事に成功できるのか。息詰まるような社会派サスペンス。
    なんだか……ありそうなだけに嫌な話だなあ、という印象です。積み荷の中身が何なのか、というのは状況を考えればそこそこ早くに推察はできるのですが。本当にこういうのってありそうなんですよね。そういう意味ではとても怖いし、だからうまくいったあとならその時知らされなくて良かった、となるのかもしれないけれど。何か起こった後では遅いんだよね。
    JR貨物の職員たちのお仕事小説としても読めます。鉄道好きな人にはたまらないじゃないかな、こういうの。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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