妖怪製造機

著者 :
  • 毎日新聞出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620200347

作品紹介・あらすじ

ロボットが透明スクリーンに指をふれた。ピピピピという音と共に、設計図が浮かびあがった。「この機械を地球上のあちこちにこっそり配置してみます」人類はお行儀が悪すぎる!宇宙からおくりこまれたナゾの製造機はものをだいじにしない人間たちへの警告だった!突然変異のフィギュアが巻き起こすファンタジー・ノベル!「毎日小学生新聞」連載待望の書籍化!

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと長めのショートショートみたい!

  • 駄菓子屋の店先に置かれた機械。3Dフィギュアジェネレーターだ。
    1回500円で、そなえつけのペンを使って絵を描くと、それが立体のフィギュアになるというものだ。誰が置いたのか誰も知らないその機械。大河が「妖怪図鑑」にのっていた絵から妖怪フィギュアを作り出した!クラスのみんながそれに夢中になった。翔にもやっとこの機会を使うチャンスが訪れたのだけれど、まだ、だれも作っていない「妖怪フィギュア」は…カッパだけなのだ。どうする?翔?

  • 駄菓子屋の店先に置かれた機械。3Dフィギュアジェネレーターだ。
    1回500円で、そなえつけのペンを使って絵を描くと、それが立体のフィギュアになるというものだ。誰が置いたのか誰も知らないその機械。大河が「妖怪図鑑」にのっていた絵から妖怪フィギュアを作り出した!クラスのみんながそれに夢中になった。翔にもやっとこの機会を使うチャンスが訪れたのだけれど、まだ、だれも作っていない「妖怪フィギュア」は…カッパだけなのだ。どうする?翔?

  • ホラーじゃないんだけどあとからジワジワくる恐さがあります
    この機械、もう少ししたら実現しそうー

  • 地球人を試す宇宙人。不気味な造形物がユニーク。

  • 人類はお行儀が悪すぎる!

    宇宙からおくりこまれたナゾの製造機はものをだいじにしない人間たちへの警告だった!
    商店街のおもちゃ屋の店先に置かれた一台の機械、「3Dフィギュア・ジェネレーター」。
    1回500円を入れ、そなえつけの電子ペンで絵を描くとフィギュアができる仕組みだ。設置後、またたくまに学校中で話題になり、子どもたちはおこづかいを投じてフィギュアづくりに夢中になるが......。
    この「3Dフィギュア・ジェネレーター」は地球から遠く離れた、宇宙のかなた、「宇宙同盟」が開発し、地球に送り込んだもの。彼らの調査によると「地球はこのままでいくと都合の悪いものは全て宇宙に放り出し、宇宙の環境に悪影響を及ぼす」という結果が出た。「そうなる前に手を打てないだろうか、地球上に救いとなる存在はあるか」という議論のもと、この機械は開発され、地球に送り込まれたものだった。
    〔あらすじ〕ある日、妖怪マニアの大河がカッパのフィギアを作って学校に持ってきた。それは「妖怪絵図」に載っていた絵を写しただけあって、仕上がりもリアル。するとクラス中の子どもたちのあいだで妖怪フィギア作りが大流行し、3Dフィギュア・ジェネレーターはいつしか、クラスで「妖怪製造機」と呼ばれるようになっていた。みんなから遅れをとっていた翔にも、トライするチャンスが来たけれど誰も作っていない妖怪は「カミキリ」のみ。しかたなく絵を写し「あけぼの玩具」を訪れるが‥‥‥。(Ⅰ 「ぼくのカミキリ」)
    突然変異のフィギュアたちが巻き起こす、3つの物語。

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著者プロフィール

森川 成美
東京都生まれ。「アオダイショウの日々」で第18回小川未明文学賞優秀賞。『マレスケの虹』(小峰書店)で、第43回日本児童文芸家協会賞。そのほかの作品に『さよ 十二歳の刺客』『はなの街オペラ』(ともにくもん出版)、「アサギをよぶ声」シリーズ、『ポーン・ロボット』(以上、偕成社)、『夢の発電って、なんだろう?』『光るマウスが未来をかえる』(以上、講談社)、『てつほうの鳴る浜』(小学館)など。

「2023年 『かわらばん屋の娘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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