永遠のおでかけ(毎日文庫) (毎日文庫 ま 1-1)

著者 :
  • 毎日新聞出版
4.04
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本棚登録 : 671
感想 : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620210339

作品紹介・あらすじ

ずっとそばにいてくれると思っていた人がいなくなってしまったら?
日常の尊さをしみじみと伝える益田ミリの代表作が文庫化! 新たな書き下ろしエッセイも収録。

感想・レビュー・書評

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  • 2021年5冊目。#読書好きな人と繋がりたい
    優しい言葉だけど甘くなくて、ベタベタされない程度に寄り添ってくれる「ちょうどいい」文章。父親の死は当然悲しいのだけれど、あくまで私や母の時間の流れの中で捉えているのが面白い。生きてるんだから甘いものが食べたくなったりするじゃない。そういうありのままが包み隠さず表現されていて、だからこそ父の死という心にぽっかり空いた穴が余計にフォーカスされる。
    余談だけど、結構序盤でお父さん亡くなるのは衝撃だったし、役所や銀行での件は共感しかないw

    そういえば以前、学生時代の友人とのオンライン飲み会で健康の話題で盛り上がったこと思い出しました。歳取ったかなとも思うが、皆どこかで残り時間を意識してるから、これからどう生きるか生きていくかをそれそれれが考えているようにも感じた。友人はもちろん、親や子どもとの関係を深く深く考えさせられた極上エッセイ。

  • 祝文庫化!
    毎日文庫?は初めてかも、、、

    プレゼント:【話題の本プレゼント】益田 ミリ著「永遠のおでかけ」(毎日文庫) | 毎日新聞「トクトクプレミア」
    https://mainichi.jp/premier/tokutoku/articles/20210226/tk2/00m/100/001000d

    永遠のおでかけ【毎日文庫】 | 毎日新聞出版
    http://mainichibooks.com/books/essay/post-755.html

  • お父様を亡くされた益田さんが、それからの日々のことや、お父様がいらした日々のことを綴ったエッセイ集。
    思い出して鼻の奥がツンとなりそうになると、慌ててそこで思い出すのをやめる、というような記述が所々に見られるように、感傷的な文章ではありません。が、温かくて優しい文面からお父様に対する愛情が読み手にはしっかり伝わって、ほろほろきます。
    サラッと読めますが、読みながら「大事に生きよう」とか「気持ちは素直に伝えよう」とか、じんわり思います。
    たぶんこれから何度も読む本になりそうです。 

  • タイトルからして、悲しいお話であることは覚悟していた。やはり悲しく切ない気持ちになった。しかし、どこか温かくほっこりする部分もあった。

    ミリさんは、やっぱりどこまでもミリさんだなと。故人に対する思いは、その時々によっても変わってくるだろうし、色々な感情が混ざり合うものなのだと思う。後悔などももちろんあるけれど、「あの時ああすれば良かった」ではなく、それも含めてわたしなのだ、と当時の自分も丸ごと受け入れているのが、素敵だと思った。

    辛い時や悲しい時も、この後デパ地下でおいしいフルーツや食べ物を買うんだ、と思ったり、習い事にいつも通り行ったり一人旅に出かけたり、そういう息抜きの仕方も上手な人だなと改めて思った。

  • 実はまだタイトルを読んだだけで、中を読む勇気が持てないでいる。
    きっといい話なんだろうな、と思いつつもう少しそのままにしておこうと思う。
    表紙は書店でも目をひく優しい雰囲気だった。

    • ドラ小瓶さん
      私も同じ状態ですよ。(笑)
      私も同じ状態ですよ。(笑)
      2021/04/07
    • つこさん
      本さん、こめんとありがとうございます。
      同じように感じる方がいらっしゃるのは嬉しいというか心強いです。そのうち落ち着いたら読もうと思ってい...
      本さん、こめんとありがとうございます。
      同じように感じる方がいらっしゃるのは嬉しいというか心強いです。そのうち落ち着いたら読もうと思っています。
      2021/04/07
    • ドラ小瓶さん
      つこさんへ
      私も落ち着いたら読もうと思います。(実は他にも積読本が沢山ある。)
      つこさんへ
      私も落ち着いたら読もうと思います。(実は他にも積読本が沢山ある。)
      2021/04/07

  • 2021/03/14 読了。

    泣きました。
    親に会いたくなりました。あとどれくらい親と一緒の時間を過ごせるんだろう。親はどんな人生だったんだろう。いるのが当たり前だけどいつかそれが当たり前では無くなる。永遠のおでかけに行ってしまうんですね。
    親がいてくれる残りの時間、大切にしたいと思います。

    悲しみには強弱があった。ピアノの調べのように。私の中で大きくなったり小さくなったり

    って言う表現が好きです。

    最近祖父を亡くしましたが、おじいちゃんに最後に買ってもらったものってなんだろう、おじいちゃんと最後に話したことってなんだっけ、おじいちゃんと最後に食べたご飯ってなんだっけって、作品の中のことを自分の身に置き換えて考えて電車の中で泣きました。いつかは親が永遠のおでかけに行くことも考えて泣きました。
    家族のこと大切にしたいです。

  • 益田ミリさんのお父さんにまつわるエッセイ。家族愛を感じる、優しくて暖かい内容です。「おでんを買いに」は、自分の父親を思い出して切なくなりました。いい本でした。

  • 父親を亡くされたミリさん。
    お父様とのほのぼのとした思い出や後悔していることなどが
    とても素直な表現で書かれています。
    いくらでも泣ける場面でも敢えて(たぶん)淡々と書かれているので、余計にしみじみと悲しみが伝わってくるのでした。
    お父様、幸せな人生でしたね。
    ミリさん親孝行な娘さんだわ。

  • 大切な人とのお別れを書いた本。悲しいけど誰もが通る道。

    ハード本を元々持っていて、祖父2人とのお別れの時にとても助けて貰った。祖母の訃報を受け、文庫本を購入して再読。気に留まったフレーズが少し変わってた。

    心にぽっかり空いた穴を埋めてくれる切なく優しい言葉が一杯。

  • やっぱり益田ミリさんだなあ、と思うエッセイ。優しさが自然とにじみ出ている感じ。
    その感性をはぐくんだであろうお母さんのエピソードがいい。
    京都で人力車に乗ったとき、のぼり坂で車夫さんに「重いやろ?降りて一緒に押そか?」と言う話と、雨の日に「ピザでも取ろうか?」に対し「(ピザ屋のお兄さんが)怪我でもしたらかわいそうじゃないの」と反対する話。
    主に亡くなったお父さんのことが綴られているのに、なぜかお母さんの方の話ばかり心に残ってしまった。

    さらに「わたしの子供」という記述も斬新。
    自分に娘がいたら、こんなふうに書いてもらいたいという一節だが、そういう発想自体が面白すぎ。
    私には息子たちしかいないけれど、私がいなくなった後に彼らから・・・ということを考えたことがない。
    逆に、私は三年前に亡くなった母のことを、折あるごとに書いている!と今気づいた。
    母と娘、母と息子では、同じ親子でも距離感が違うのかもしれない。

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著者プロフィール

一九六九年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に漫画「すーちゃん」シリーズ、「僕の姉ちゃん」シリーズ、「今日の人生」シリーズ、『スナックキズツキ』などがある。また、小説『一度だけ』、エッセイ『美しいものを見に行くツアーひとり参加』や『考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール』など、ジャンルを超えて活躍する。

「2021年 『やっぱり、僕の姉ちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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