大人の生き方 大人の死に方 (毎日文庫)

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  • / ISBN・EAN: 9784620210575

感想・レビュー・書評

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  • 『大人の生き方 大人の死に方』|感想・レビュー - 読書メーター
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    新・心のサプリ | 毎日新聞(有料記事)
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    海原純子のHarvard Diary – 海原純子公式BLOGです
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    大人の生き方 大人の死に方【毎日文庫】  | 毎日新聞出版
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  •  読みやすいけど、中身は薄いと感じました。

  • 見開きコラム。精神科の先生だけに心に染みる話多数。

    言いやすい。相手にクレームをつけること感情的になるのは、クレーム内容よりむしろその人自身が抱えている心の問題。口のない怒りが些細な問題をきっかけにして爆発しているのである。内容妥当であるか否かをきちんと判断し、相手が感情的になっていないか客観性を持って確認すべきである。

    感情の波や90秒は続くが、その後は感情をコントロール選択をできるようになる。妻にどうしようもない。劇場90秒続くがその時すぐに行動したり、言葉を投げつけると失敗する。失敗しないコツは「起こった瞬間に即対応しない。」

    自分のことを嫌いな人や虫がつかないと思っている人もいる。自分の意見に反対する人もいる。それは自然なことと思って、人間関係の完璧主義にさよならし、嫌いな相手とも共存できるゆとりを持ちたい。

    「いい人」は往々にして周りにとって「都合の良い人」になることがある。ずっと我慢を続けてある日、突然思いつきないように、自分の気持ちをきちんと表現する能力を身に身につけたい。そのための提案が「嫌な顔1つせず気持ちよく断ろう」いかがですか?

    立場が上になった時こそ、自分が主張するより、相手の話を聞くことが大切。

    守秘義務があるから、外部の人に話して鬱憤晴らしもできない。そんな時は自分が燃え尽きないようにお互いを理解し、サポートしあえる同業者を持つようにお勧めしたい。愚痴をこぼし合うのではなく、どのように物事や相手を受け止めていくか、より良い方向を互いに考え、共感し、仕事を伸ばしていく仲間である。

    子供を妙に「関門逃れ」させてしまう親が目立つようになった。成長するには、ちょっとした大変さを受け止め、自分なりに工夫しながら生きていくことが大切だ。それが過剰な無理なのか否かは、親としての意識と子供の力を把握する力で判断できるはず。負荷を加えられずに育った子供がちょっと人間関係がギクシャクするとストレスになると言って仕事を辞める。心のトレーニングも大事。

    責任を持って働くのは1種の修行だ。体調が良い時も悪い時もある。好調な時に良い仕事をして壱発勝負と言うわけにはいかない。不調の日にどう自分と向き合うかと言う修行の場が仕事である。無理はしない。でも甘えはしないと言う自分との付き合い方周りや社会との関わり仕事で磨かれる。

    努力家で努力をすれば、物事が成就する環境にいる人は、生まれた人だ。しかし、素晴らしい資質を持ちながら、努力する時期を逃したり、努力が結果に結びつかなかった人がいる。嫉妬の言葉は、その人のお姉さんの吐息のようなものである。本来の勝ち組とは、その悲しみを理解しつつ、自分の恵まれた立場を生かし、それができなかった人の分まで頑張ろうと努力する人だ。

    子供を産んでいない女性の風当たりは、今なお強い。オピニオンリーダーの立場にある人は、多様な生き方の選択肢を受け入れる心の広さと温かさを持っていて欲しい。マザーテレサのようにはいかなくても、自分なりの道を細々と堅実に歩いている人たちが辛くて、肩身の狭い思いをせず、暮らしていける社会にするために、他者を否定したり、生き方を強制したりしてはいけない。

    人間が誕生するまでのプロセスや、ワインやチーズの熟成期間を省けないように、経験と時間と言うプロセスが大切なことを忘れないで欲しい。すぐに答えが出るものばかりを求め、じっくり努力するプロセスを楽しめない時代になってきた。わずかずつの努力による進歩、一生続けていける仕事や趣味、結果ではなく、プロセスを楽しめることを多く持つ人ほど幸せ生活できる。

    お金にならなくともやりたいことを増やしていくと心が豊かになる。今しかできないこと、自分にとっての「旬」を見つけることが幸せのヒント。それぞれの年代のそれぞれの旬を見つけたい。

    歳を重ねるとワクワクしたりドキドキすることが減ってくる。全てが経験済みなので、新しい体験することができなくなってくるからだ。ワクワク感や好奇心は心のエネルギーを上げてくれると言える。経験済みの事だけの世界から新しいこと知らないことを学ぶのは、心の若返りになると思う。初心に戻ろうなどと言われるが、それは難しい。経験豊富で知識が多いのだから、初心に戻りたくても戻れない。それな時に違う分野の人たちと交流することで、心を活性化する。年代も分野も業種も違う人と交流を持つことが大人の生き方を豊かにする。

    人生最終章は社会承認欲求から自己実現願望へ。

  • 他人を受け入れる
    他人と共感する
    2024年の目標をこの本からみつけた。
    他にもこころに響くものがあって年始の気持ち新たにしたい時に読んでよかった。

  • 大切なのはわかろうとする力とどんな思いなのだろうと思う想像力と共感力なのだ。

    私は自分中心に考えていて、自分の考えと違うことを考えていたり、行動していたりする人がいれば拒絶してしまうことがある。

    共感力が足りないと思う

  • 2024/2/19

    498.39||ウ (3階文庫)

    人は心の持ち方次第で良くも悪くもなります。心を掃除する、上手に怒る、結果よりプロセスを楽しむ。閉塞した社会に充実した人生を送るための方法とは。心療内科医が教える、自分のいたわり方と人づきあいのコツ、幸せに暮らすヒント。心によく効く“読むサプリメント”。
    毎日新聞日曜版「新・心のサプリ」連載中

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著者プロフィール

心療内科医・産業医

「2021年 『「繊細すぎる人」のための心の相談箱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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