なぜ秀吉は (毎日文庫)

  • 毎日新聞出版 (2024年7月22日発売)
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本 ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784620210698

作品紹介・あらすじ

日本の果てに生まれた幻の都市・名護屋を中心に朝鮮出兵に巻き込まれる人たちの物語。そして、ただの一人もたどり着けなかった秀吉の真意が最後明かされる。

感想・レビュー・書評

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  • 読んだ時期が年末年始のお休み期間というのもあり、久しぶりに一気読みしたという作品だった。秀吉を中心に五芒星のように繋がり合う登場人物同士がお互いの心情、腹の底を探り合うような描写を重ねて描かれており、読みながらその場面の映像が浮かびながらという感じで軽快に読み進めていけた。終盤の方で秀吉の語る理由が、後の歴史を知るところからすると、ちょっと拍子抜けな感じがし、話しも急速に萎んでしまった感は少し残念に思ったが、総合としては面白かった作品で、後に映画化なんかもありかも?と思った。

  • なぜ、の答は家康の話が一番しっくりくる。

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著者プロフィール

1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、第42回オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。15年に『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補、16年に『家康、江戸を建てる』が第155回直木賞候補となる。16年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年に咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。18年に『銀河鉄道の父』で第158回直木賞を受賞。近著に『ロミオとジュリエットと三人の魔女』『信長、鉄砲で君臨する』『江戸一新』などがある。

「2023年 『どうした、家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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