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本 ・本 (424ページ) / ISBN・EAN: 9784620210704
作品紹介・あらすじ
主人公は全国の鉄路を縦横無尽に行き交うJR貨物の元運転士。現場を離れていた彼の元に突然、緊急輸送の依頼が舞い込む。ところが、肝心の積み荷が何かも知らされない特殊任務だった。
感想・レビュー・書評
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著者の久しぶりのノンストップ・サスペンス。
JR貨物に緊急輸送の依頼があるが、その積み荷は何やら曰くありげ。
特命を帯びた元運転士の主人公が輸送貨車に乗り込む。
依頼主は秘密主義であり、自衛隊や警察も同乗し、緊迫の度合いが増す。
積み荷の中身は何か、自衛隊と警察が一緒になって警備する荷物であり、政府までも関与しているとしか思えず、架線を切ってまで貨車の運行を妨害しようとするグループまで。
さらに、積み荷の正体に疑問を持った新聞記者が、真相を究明すべく立ち回る。
反原発グループの妨害活動が行く手を阻む中、主人公は無事に任務を果たすことができるのか、最後まで目が離せない。
初期の作品ー小役人シリーズを思い出してしまった。もちろん主人公は、国鉄から民営化されたJR貨物の社員で民間人ではあるが・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
JR貨物に
青森から佐賀への輸送依頼
依頼主は?荷物は?
本当の依頼主……本当の荷物……
新聞記者が、JR貨物の社員が、反対グループのメンバーが
調べる 考える 行動する
炙り出される事実は?
貨物線と旅客線
貨物ターミナルと駅
ここにも未知の世界がありました ♫ -
蛇足!最後のアレは蛇足!!
アレで台無し
JR貨物さんのこと、ほとんど知らなかったから、そこはすごく良かった
けど…最後のアレはないわ〜
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使用済み核燃料の保管方法に、湿式と乾式の貯蔵方法があるのを初めて知った。とにかく原発は稼働終了後の処理費用が莫大、将来にツケを先送りするだけ!
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物事を反対する狂信的な行動
それを 褒め称えてはいけない -
JR貨物に緊急輸送の依頼が入る。積荷は自衛隊の特殊燃料、ルートは青森-佐賀間。計画は無事にスタートするが、途上で架線事故が発生。しかも、積荷は液体燃料とは思えない挙動を見せる。予想もしない危機が続き、ついに政府と警察からは列車を止めるなとの厳命が! 貨物列車を舞台に繰り広げられる緊迫のサスペンス!
正体不明のコンテナの中身、秘密主義の依頼主、貨物列車を負う新聞記者、頻発する妨害……。特命を受けた鉄道マン・井澄充宏率いる臨時貨物列車は最大のピンチを乗り切ることができるのか。 -
うーん。評価しづらいなぁ。
めっちゃオモロい訳ではなく、緊迫感もあまり感じず、、、。 -
まず、純粋に小説として面白い。
ただ、それとは別の視点では。
すでに記憶の彼方に埋没していた某社の品質データ改竄捏造事件を思い出させてくれた。
なんだか問題なかったようなことになってるみたいだけど、そんな不正を長期間、組織的にやらかしていた某社の製品はいま、この瞬間も、原発にも航空機にも鉄道に自動車にも使われている。それらの品質がどうなのかは知らんけど。
総理大臣やめてから「原発反対!原発ゼロ!総理が決断すれば原発はすぐやめられる!」とか言い出したやつもいたねえ。最近は高齢を理由に「原発に反対するのはもう辞めた」とか言ってるらしいけど。
著者プロフィール
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