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- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620306704
感想・レビュー・書評
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神話は、神々の気まぐれにより不条理な出来事が身に起こっても、それを運命として受け入れ、生きることを教えてくれる。
それは、現代でも善意で懸命に生きていても、人は相変わらず病苦や災害や事件に巻き込まれるというのは、東日本大震災や熊本地震を経験した我々には切実に感じられる。
また、ゼウスの愛人、その間にできた子の多さには感心する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もう20年も前になりますが、ギリシャを1月ほど旅しました。
この本に導かれて(笑)。
いろんな訳者の神話がありますが、この本は物語としての神話と言うだけではありません。
ギリシャのそれぞれの土地でどんなふうに人が生き、神を思ってきたのか、を描いています。
いまだにそこに神々がいるように思えていました。
この本に挙げられている有名どころの旅はとても楽しかったです。
ゼウスの信託を告げた樫の木
地球のへそと考えられていた石
陶酔の秘儀が行われていた場所
そのほか・・・
ギリシャ神話って豊か。
じつはかなりシビア。
現代のギリシャもいろんな問題を抱えつつ人はにぎやかに生きている。
物語としてのギリシャ神話の世界と、生きている今のギリシャを橋渡ししてくれるような本でした。
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